大谷翔平は苦境をどう乗り越えたのか

  • X
  • facebook
  • hatena-bookmark

初の「専念シーズン」、また楽しい1年に

 その2日後、大谷は記者団の取材に応じ、残り試合に打者として出場すると明言した。早期復帰に向け、すぐに手術を受ける選択肢もあったはずだが、試合にこだわった。その結果、9月は打者として24試合に出場し、87打数で27安打(打率3割1分)をマーク。7本塁打を含む13本が長打という圧巻の成績を残し、2度目の月間最優秀新人にも輝いた。

 「残された打席の機会で自分が伸びていけるんじゃないかと、そういう気がした。案の定、数字も伸びたし、感覚もすごく良くて、やっぱりやってよかったと思った。バッティングに関してつかむものがあるんじゃないかと、そういう気はしていた」

 日本ハム時代から二刀流でのプレーを続けていた大谷にとって、19年は初めて打者に専念するシーズンとなる。大谷が打者に専念すれば、どのような成績を残すのか、というのはファンの関心の一つ。それは本人も同じようた。

 「それはそれで楽しみですね。成績が上がる可能性もあるし、下がる可能性もあるので。二つ同時にやっていく難しさもあると思うんですけど、(投打のどちらか)一つで出続ける、ワンシーズンフルで打席立っていく難しさも、もちろんあると思う。確実に今までと違う雰囲気は出てくるんじゃないかなと思う。それがいい方向にいくのか、悪い方向にいくのかは分からないので、全てがいい経験になるんじゃないかと思う。ピッチャーにもいい経験になるし、バッターとしてもいい経験になる」

 苦難を乗り越えてシーズン終盤に素晴らしい打棒を見せただけに、19年での期待は膨らむ。

 「また楽しい1年にしたい。最終的に勝てば一番楽しいと思う」

 日本ハム時代から周囲の予想を上回るような活躍を見せてきた大谷。今度はどんな結果で応えてくれるのだろうか。

(2019年1月)

◆スポーツストーリーズ 記事一覧

新着

オリジナル記事

(旬の話題や読み物)
ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ