大谷が語った不安と葛藤 帰国会見詳報

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イチローに求めたアドバイス

 ―投打それぞれ印象に残った1球は。

 「初登板はやっぱり緊張してマウンドに上がったので、結果よりもそのゲーム自体が印象に残っている。打者としては初本塁打。ホームの1打席目で打てたので」

 ―初本塁打を打った時、ベンチでサイレントトリートメント(あえて無視する大リーグの新人歓迎儀式)を受けた心境は。

 「最初は分からなかったので、嫌われてるのかなと(笑)。嫌われてなくてよかったと。やられた後は、自分のために時間を使ってくれてうれしかった」

―3月、オープン戦で結果が出なかった時、イチローにアドバイスを求めたと聞くが。

 「アリゾナキャンプの時、精神的な部分も一番経験されてきた方に、お話を伺いたいと。そこから気持ち的にも技術的にも進歩してシーズンに入っていけたので、すごく感謝しているし、勉強になった期間」

 ―メジャーの野球に適応する上で苦労したこと、すごいなと思ったところは。

 「どのぐらい差があるかは、行ってみないと分からないことが多い。行った直後は、野球自体も文化も含めて全て違うと。パワーだけでなく技術もスピードも、総合的にレベルが高いなと感じた」

 ―打撃フォームを変えた時の葛藤は。東京五輪へ向けては。

 「フォームに関しては、オープン戦から取り組んできて、できる限り日本でやってきた形でプレーしたい気持ちがあったが、結果も出ないし、内容にも手応えを感じることがなかったので、少し変えてみようと取り組んだことがいい方向に転んでいったのかなと。五輪は僕の気持ちだけでどうこうというのはない。もちろん日本で開催されることに興味はあり、野球が(実施競技に)選ばれているので、出場したい気持ちがあるのは普通ではないかと思う」

 ―初登板ではどんな不安があったか。投手としての復帰後の課題は。

 「毎年、オープン戦の結果があまり良くない。不安に思ってシーズンに入るのはどの選手も一緒だと思うが、今年ぐらい結果が出ずに入っていったことはなかった。投手の方が不安は大きかった。復帰後はより負担を少なく効率良く投げていくことが一つ。全体的にレベルも上げないと結果は伴って来ないと思う。(来季は)マウンドに立たなくても勉強になることはたくさんある」

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