2月の衆院選を経て、LGBTQ(性的少数者)の当事者だと公表する国会議員が衆参両院ともにいなくなった。同性婚の法制化に反対姿勢の高市早苗首相が率いる自民党の大勝を受け、LGBTQの人たちは、社会の理解が広まりつつある流れが停滞しかねないと危機感を抱いている。(長屋文太)
◆パートナーシップ制度ではかなわないもの
「民主主義は、少数派の声や権利を守るためにあるはず。当事者だと公表する議員がいないことは、とても危うい」。東京都の社会福祉士、福正(ふくしょう)大輔さん(43)はそう話す。
昨年4月、男性パートナーと結婚式を挙げ、その過程を描いたドキュメンタリー映画「カミングアウトジャーニー」の上映会を各地で開催。「誰にでも、結婚の自由を享受できる権利がある」と訴えてきた。
高市首相は同性婚に反対し、婚姻によらないパートナーシップ制度は認める姿勢を示す。ただ、法的効力がないパートナーシップ制度では相続などの権利は認められない。だからこそ福正さんは国会に法制化を願ってきた。
◆病気や障害だけなく、公表しやすい環境を
福正さんは、高市首相が関節リウマチの持病を明かしたことに触れ、国会では議員が病気や障害にとどまらず、性的少数者などマイノリティーであることも公表しやすい雰囲気を望む。「国会で当事者に寄り添った議論、政治が進むきっかけになる。(高市首相にも)同性婚を望む声に心を寄せてほしい」
国会議員が性的少数者だと公表した例は、...
残り 633/1249 文字
この記事は会員限定です。エントリー会員(無料)に登録すると、続きを読めます。
- 無料会員(エントリー)に登録すると
- 会員限定記事を読める
- 有料会員限定記事も月3本まで読める
カテゴリーをフォローする
-
クレヨン伯 14 時間前
やはり小選挙区制が良くないです。
「代表」させるということの意味をもっとみんな真面目に考えないと駄目だぁ。
小選挙区という「住んでる地域から代表1人」は、田んぼの水争いや鉄道のルートみたいな「ムラ対ムラの対立調整」向けの制度だと思います。「地域の中で混ざり合う色とりどりの利害の調整」が政治のメインテーマで、色とりどりの代表を色とりどりの有権者がそれぞれ持たなければならない時代なのに。
少数者の利益はかろうじて比例代表議員が代表できてたのを、今回自維はまた減らす例のひどい案を出す気らしいですね(3月1日 21時25分 本紙)。「改革」顔で。
学校で子どものときからそういうことを何ひとつ教えてこなかったツケがいよいよ開花しますね。
そのことで黙殺されるのは記事の性的少数者に限りませんが、問題の根源として指摘しました。
みんなのコメント1件
おすすめ情報
コメントを書く
有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。