博多駅前のANAホテルで火災、2人搬送 宿泊客ら避難し周囲は騒然
6日午後4時ごろ、福岡市博多区博多駅前3丁目の「ANAクラウンプラザホテル福岡」で、「厨房(ちゅうぼう)から出火した」とホテルの関係者から119番通報があった。 【写真】ホテル内のロビー付近。煙が立ちこめている 福岡県警博多署によると、中2階にある中華レストランの厨房のダクト付近が燃えたとみられ、40代男性と10代女性が煙を吸って気分不良を訴え、搬送された。いずれも症状は軽いという。 ホテルロビーや屋外には煙が一時たちこめ、利用客や従業員など約200人が近くの公園に避難するなど、騒然となった。午後5時すぎに鎮火したという。 ホテルの広報担当者は、出火の原因などについて「調査中です」と取材に答えた。 ■煙充満、「巻き込まれるかと」 宿泊していた茨城県の自営業の男性(57)は14階の一室にいたところ、館内放送で中華レストランから火事だと知り、外を見ると真っ白の煙が漂っていたという。 「これは巻き込まれる」と思い、急いで部屋の外に出た。エレベーターは止まっていて、従業員用の階段を歩いて下りた。 3階か4階のあたりでは煙が充満。すすのような臭いがし、2メートル先で逃げていた人の姿さえ見えなかった。部屋から持ってきたタオルで口と鼻を塞ぎ、どうにか地上についたという。 東京都内から夫婦で旅行に来た60代の会社員の女性によると、チェックインしようとした際に「外に出てください」と従業員に外に出されたという。「何が起こったのかと思っていたら、あっという間に大勢の人がホテルの前に避難してきた。従業員からは『待っててください』と言われていて、宿泊できるか不安です」と話した。 米国ユタ州から来た宿泊客の男性(20)はホテルに入れず、「いつ部屋に戻れるのか」と困惑していた。(八尋紀子、武井宏之、坂本純也、杉江隼、飯島健太)
朝日新聞社