「寝そべってスマホをいじっていた」という申告も…逮捕の柘野啓輔容疑者(41)明らかになった不適切行為に保護者から不信と怒りの声「教師への性善説を捨てて」と専門家(9月22日放送)

2025年09月22日
【毎週月~金曜】ごご4:50~7:00

保護者説明会で明らかになった柘野容疑者の不適切行為

・北斗中学校の保護者会 校長の音声
「本校の職員が大きな事件を起こしてしまいました。教職員への信用が失われたような状態になってしまいました」

北海道の施設で、少女の性的な動画を盗撮した疑いで逮捕された千歳市の中学校教諭、柘野啓輔(41)。
クラス担任や部活動の顧問を務めていた現役教員の逮捕を受けて19日、学校は保護者に事件の経緯を説明しました。

その中で、柘野容疑者について、赴任した2021年からこれまでに、複数の生徒からセクハラ行為の申告や相談があったことを明らかにしました。

・北斗中学校の保護者会での校長(音声提供:保護者)
「友だちの生徒が頭をポンポンと触られて気持ち悪かった」
「部活中に寝そべってスマホをいじっていたので盗撮ではないかと疑った」

柘野容疑者が赴任して4年半。
卒業生も柘野容疑者の不適切な行為や言動に不快感を抱いていたことが、取材でも分かりました。

卒業生(19日)
「部活のときに、ズボンを脱いで『短パンになれ』と言われた。当時からセクハラ先生という感じのあだ名はあった。ずっと携帯をいじっていて、こちらにカメラを向けているようなしぐさをしてきて、撮っているのかな?みたいな。本当に気持ち悪い」

説明会では、子どもがセクハラの被害に遭ったことを吐露する保護者もいました。

・保護者が話した内容(取材による再現)
「進路相談、先生と生徒が1対1で懇談する機会があると思うが、柘野先生からここでは言えないぐらいのとても恥ずかしい言葉をかけられた」


盗撮用カメラの確認作業には、柘野容疑者も参加

保護者らからは「校内での盗撮や、生徒の被害はなかったのか」という質問に対し、学校側は「捜査中で私たちにも分からない」と回答。
一方で、7月に校内に盗撮用カメラが仕掛けられていないかを確認する作業に、柘野容疑者も加わっていたことが明らかになりました。

・北斗中学校の保護者会での校長(音声提供:保護者)
「複数で調査に当たることになっているんですよね。正直な話、そこに柘野容疑者も、もちろん関わっていたのは事実であります」

逮捕後にも校内を目視で確認し、カメラは見つからなかったと説明しましたが、保護者からは 「正直信用できない」 との声が上がりました。

参加した保護者の声:
「捕まった先生が調べているからね。それが自分で隠したものなら分かるだろうし、そこら辺はどうなんだろう」
「問題のある先生が、ずっと何年もいるわけで、それはどうなのかという感じはする」
「たびたび問題が報告されていたらしい。それに対して対応がぬるいのかなというのが正直な気持ち」

柘野容疑者は、名古屋市の教員らが作った児童盗撮画像の共有グループに加担した疑いも持たれています。


盗撮被害防止について専門家は…

子どもたちを盗撮から守るにはどうしたらよいか。

防犯アドバイザー 京師美佳さん:
「先生は聖職であり、正しい人間であるはずだという意識が根本にあると思う。そういった考えが現場での物理的抑止を制していると思う。物理的に犯行を行うことができない状況を作らない限りは、少なくもならないし止まらないと考えている」


明らかになった柘野容疑者の不適切行為

堀啓知キャスター:
「学校の先生という職業は信頼している職業の1つだと思っていたが、年頃の子どもを育てている立場からすると、憤りはあります。何を信じていいんだろうと」

堀内大輝キャスター:
柘野容疑者はどんな人物だったのか。説明会と取材で不適切行為が明らかになりました。

赴任した2021年以降、女子生徒や保護者から不安や不快を訴える相談がありました。

具体的には…

  • 2021年:先生が指定するユニフォームの丈が短くて嫌だ
  • 2024年:頭をポンポンと触られて気持ち悪かった
  • 2024年:部活動中、寝そべってスマホを操作していた。盗撮ではないか、など

学校側は都度、厳重注意や担任交代、顧問の複数制などで対応したと説明。

コメンテーター 鶴岡慎也さん:
「娘を持つ父親として許せない行為。やった本人が悪いのは当然だが、行政や学校の対応が正しかったのか検証は必要」


被害防止のため対策と抑止策は…

北海道教委は9月から、札幌市教委は8月から、公立学校で 「教職員の教室などへの私物スマホ持ち込み禁止」 を実施。

しかし札幌市教委によると、現状は 「スマホを引き出しやカバンに入れるなど、教職員の信頼に委ねている」 状況です。

防犯アドバイザー 京師美佳さん:

  • 教職員に対する定期的な持ち物チェック
  • 校内に防犯カメラを設置し「見せる対策」をすることが抑止につながる

コメンテーター 鈴井貴之さん:
「スマホのせいじゃない。教職員の意識改善が必要。子どもに大きな影響を与える大人は親と先生。学校単位で改善を考えるべき」

堀啓知キャスター:
「アドバイザーのような存在が必要かもしれない。柘野容疑者にかかわった子どもたちは相当傷ついている。根本的な対策が必要」

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