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The Works "ぎりぎり信じられるおとぎ話(槍弓)" is tagged "槍弓" and "Fate/GrandOrder(腐)".
ぎりぎり信じられるおとぎ話(槍弓)/Novel by 湯屋

ぎりぎり信じられるおとぎ話(槍弓)

7,129 character(s)14 mins

槍弓でキスの日です!日付ギリギリ!なんとか間に合いました!!
久々に軽く短編を書いてみたのですが、あまりにいつも通りの槍弓で笑いました。
すれ違い捻くれ拗れのラブコメハピエンです!いつもの我が家の味付けをお楽しみ下さい。

もう少しで6月JBの原稿の全てが終わりそうです!!
その解放感にと短編を書き殴ったんですが、まさかこんな日付とのデッドヒートを繰り広げようとは…そんな息抜きがしたかったんじゃない…
初めての槍弓オフで大分緊張していますが、出す本全ていつも通りの我が家の味付け槍弓なのでそこだけは自信を持って紹介出来そうです!

槍弓垢【@kizuatoyuyabl】 お知らせ垢【@kizuatoyuya】

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ぎりぎり信じられるおとぎ話


ダカダカダカと基地内を駆け回る足音が聞こえる。目の良さには自信があるが、聴覚の方は生憎人並みだ。それが駆ける音だというのは分かるけれど。
その持ち主が誰だかは分からなかった――のなら良かったのにと、聞き慣れてしまったその音に自嘲を漏らしてしまう。いや慣れたのではない、慣らされたのでもなく。
自分自身で覚えてしまった、記憶せざるを得なかった。だってそうだろう、こんなにも長く共に現界出来るのなんて奇跡以外の何物でもない。
だからこそ彼を構成する要素を一つも漏らすことなく記憶していたいのだ。ただの浅はかな我儘で醜い欲望でしかないけれど、決して表沙汰にはしないから許してほしいとも思う。
段々と近付きつつある足音にそれほど空腹だったのかと、ふと緩みそうになる口元をキツく引き締めて。いつも通り淡々と仏頂面で立ち会う。

「おいランサー、いくら空腹とはいえ基地内は走るなとなんんんっ!?」
「~~~~っは! っぶねぇ…ほんっとギリギリだったぞ…」

そこまで空腹を持て余しここまで駆けてきてくれたのなら、まぁ少しのつまみ食いくらいは許そうか。なんて向けようと思っていた仏心が見事に瓦解する。
カウンターの向こう側から伸びてきた手はあろうことか私の胸倉を掴み、そのまま唇に噛み付いてきた。驚きに目を見開くも、そこに甘さなんてものは微塵も存在していなくて。
当然だ、私達は恋人でも何でもないのだから。なのでそんな真似をされる理由がさっぱり分からない。だが目の前の彼はどこか焦ったような疲れ切ったような表情を浮かべていて。
それが冗談の類ではないこと気付いてしまった。だからといってさっきのは、その、キスなのでは?と怒鳴ることすら忘れて唖然としていたら、更に奥から駆け足が聞こえてきて。

「はっ、はぁっ、槍ニキ、足、早過ぎ…!っ、え、あ、れ…?だ、大丈夫、なの?」
「あぁ、ちと危うかったがな。こいつのおかげで助かったわ」
「っ、?、?…???」
「えっ、えぇー…もしかして、もしかしなくとも、槍ニキ…何の事情も説明せず、エミヤにキス、しちゃったの?」
「いやする暇も惜しかったんだよ、こちとら」
「…、………すまない、怒るべきか窘めるべきかも分からないから、説明をしてもらえるだろうか…?」

その足音の正体はマスターであった。こちらも焦った様子であるが、彼の状態を見て少しは落ち着いたようで。息を落ち着かせるためにもグラスに一杯水を注いで渡してやる。
確かどこかへレイシフトへ赴いていたと聞いた気がするが、詳細は分からない。だが何故私は白昼堂々こんな衆人環視の前で彼に唇を奪われるような目にあったんだ?
正しく説明を聞く資格があるだろう。先程の感触を必死に忘れようと回らぬ思考に必死にエンジンを掛けた。だってそうでなければみっともなく顔を真っ赤にしていたに違いないから。


「酸素を失う、呪い…?」
「うん、そうみたい。レイシフト先で今まで見たことのない人魚みたいなエネミーに遭遇してさ。強くはなかったんだけど、どうやら厄介な呪いを残しちゃったみたいで」
「人魚…、なるほど。今君は何もしない状態でも海の中に居るような感覚、に当たるのか?それで形振り構わず酸素を求めてしまうと」
「おう、俺ぁ別に海に関連する英霊じゃねぇからな。ずっと海中に潜っているような、煩わしい息苦しさが付きまとってる感覚だな。胸糞悪ぃ」
「状況は理解した、が、何故その回復方法が、その、キスなんだ?普通に酸素ボンベでは駄目なのか?」
「その人魚がどうやらあの『人魚姫』の性質を持っちゃってたらしく、ほら、エミヤも知ってるでしょう?お伽噺の人魚姫」
「…あぁ、そういう…そうか、君は人魚の方ではなく、海に溺れた王子の性質が付加しているのか。酸素を与え回復させたのはまさしく人魚姫の方であって、溺れるとなると矛盾が発生する」

食事当番を他の者に任せ、マスターと彼とで席に着く。その間もずっと彼はどこか青褪めているように見えた。聞くと人魚の形を模したエネミーに襲われたという。
酸素を徐々に失っていく呪い。さぞ辛かろうと同じ陸上のサーヴァントとして純粋に同情するが、付加された性質は人魚姫の方ではないように思えた。
だってそれなら海中で溺れるはずがない。ならばと思い立った先が彼女が恋をし救助した王子様。なるほど、それならば理解出来はするのだが。

「だな。人魚の方だったらむしろ水に潜りたくなるはずだろ」
「理屈は理解した。それで?度合はどの程度なんだ。どれくらい息は持つ?」
「あー…数時間、ってとこかぁ?今はまださっきの酸素が渦巻いてるわ」
「そうか。マスターはロリンチちゃん達と結託して、一刻も早く解決策を模索してくれ。その間、彼の酸素役を引き受けよう」
「は?」
「えっ、そんなあっさり…エミヤは、それでいいの?」
「やむを得ない事情だろう。協力は惜しまんよ。だがまぁ、なるべく早く解決してほしいものだがね。変な噂が広まってしまうその前に」

だからこれは決してキスではなく、単なる人工呼吸に過ぎない。その事実がストンと胸に落ち、同時に期待も歓喜も心中の深くへ沈ませられたのだ。
彼は決して私にキスがしたかったわけじゃない、生き延びるために酸素を求めただけだ。いわばガッツのスキルを駆使したに等しいだろう。
その旨を良しとすると頷けば、彼女はそれに応えるように急いで工房の方へ戻っていった。何、いつものよくある不可思議特異点の前兆に近いのなら必ず解決策もあるはずだから。

「…何考えてやがる。てめぇがそんな、怒りもせずにあっさり受け入れるなんてよ」
「何、ただの人工呼吸だろう?それなら仕方あるまい。それに君に人並みの理性があったことに驚いてもいるんだ、これでも」
「どういう意味だよオイ」
「酸素を求めて見境なく目についたサーヴァントを襲うような発情犬でなくて感心したと言っている。それこそ窒息させて去勢しなければいけなくなるだろう?」
「――…、」

マスターが去りその場に二人きりになれば、途端剣呑な視線が私に向く。それにいつもの嘲りと煽りで返して。大丈夫、ちゃんと分かっている、そう心配してくれるな。
どうせ君もただ酸素注入機を求めていたに過ぎないのだろう?その場に一体誰が居たか分からないが、マスターを襲う真似せず女性サーヴァントに手を掛けなかった。
そんな彼が気軽に奪ってもこの先支障はないと選んだのがこの私だというのなら。あぁ、それはきっと正しい。私ならただの人工呼吸に何も期待したりなどしないのだから。
そうだろう?だってこんなにも嫌われ疎まれている。彼も不本意であるのだ。私などから酸素を提供してもらうこと。それでも生き延びなければならない戦場がまさしくここであるのだろう。

「君も災難だったな。だが酸素を提供する側として一つだけ頼みたい」
「…なんだよ」
「なるべくなら、人前は避けてほしい。万が一にも不遜な噂が出回ったりしたら君とて嫌だろう?」
「っ、それだけ、か?」
「ん?そうだな、それ以外は得には。私の生活を脅かさない程度ならどれだけ奪ってくれても構わんよ」

せめて変わってやれたら良かったのになぁ、と眉を下げる。自分にそんな術は存在していないし、もっとも私がもしその立場になってしまったのなら。
間違いなく瞬時に溺死する道を選ぶだろうなと潔い自決に自嘲すら浮かび上がってこない。例え延命治療だとしても誰かの唇を奪うことを良しと出来ないのだ。
あぁいや、でもどうだろう。ここには反転した己自身がいるから、もしかしたらあいつになら助けを求めてもいいのかもしれないな。そんなあり得ない回避方法を見つけてみたりして。
対魔力の低くない彼ですらこの有様だ。私なら数分持つかも分からないな。なんて現実逃避をしつつも、こそり役得だなと思えてしまうのだから本当に安い男だ。
叶わぬ恋心と知っていながら、それでも人工呼吸でも構わない、酸素ボンベの代わりでもいい。彼と触れ合う機会が与えられたのなら、私はそれを易々と見過ごせるような男にはなれそうにないから。
あっさり受け入れた私をぽかんとした顔で見つめながら、すぐに唸り後頭部を掻き毟る彼を私は首を傾げながら眺めていた。

それからは少しだけ日常に変化が起きた。それはどうやら伝染するような呪いではなく、彼の中だけで完結するものらしい。シュメル熱のような騒ぎにならずほっと安堵するのも束の間。
私も彼も暫くの間レイシフトを禁じられ基地待機となったのだが。私は一か所に留まる性質ではなく、働き回る後ろを自然と彼が付いてくるようになった。

「アーチャー、」
「ん?あぁ、少し待て。せめてお盆で隠、っん」

「洗濯か?手伝うぜ」
「え、あぁ、助かる、んん、」
「っは、これぐらいさせろ。さすがに手持ち無沙汰は持て余すわ」

「これは?どこに入れりゃいい」
「そちらの棚に、違う、もう一つ右、そう、そこだ。んむっ」
「はは、慣れねぇのなー…お前」

「掃除か?ゴミくらいなら纏められっけど」
「あぁ、助かるよ。待て、それは不燃ゴミで、ぅん」
「ん、そっか。ならこっちは?」

「…本当に?いや、確かに就寝中に酸素不足に陥ることもあり得るか…止むを得まい」
「おう、それじゃあ遠慮なく。ん、」
「んんっ…はぁ、これは後でリップクリームを調達せねばなるまいよ。このままでは唇が荒れてしまう…」

まるで飼い主の後を慕う子犬のようだ。いやこの間召喚されたセタンタとその番犬を思い出してしまうのも無理はない光景だったが。そんな可愛らしいものじゃない。
彼はまさしく捕食者だ。そんな狙い定めなくとも逃げやしないのに。いや嘘だ、もう既にいっぱいいっぱい。隙を突いては自然に唇を重ねてくる大英雄になど慣れるはずがない!
吐息が触れ合う度にぎゅっと目を瞑って、初心でもあるまいしみっともなくて堪らないのだが。彼が何をも指摘してこないから、本当にこれはただの人工呼吸以上の意味合いなどないんだろう。
意識しているのがこちらばかりで少し虚しくなる。だが変に意識されても困るからこれくらいでいいのだろう。彼は愛多き英霊、惚れたら抱く時代の英雄。口付けなど挨拶程度でしかないはずだ。だがら先に根を上げてしまいそうになるのはこちらの方。

(彼があまりに自然であるから、ここで反応してしまっては意識していると暴露してしまうも同じ…いやそれでも、まさか同室で眠ることになるなんて、)

彼は有言実行とばかりに数時間起きに酸素を求めてきた。そこには不満も不服も見られない。純粋にいつもとは違う生活様式を楽しんでいるようにすら見えた。
そうだな、レイシフト先で狩りや釣りに勤しむのが君だったものな。退屈させないか心配だったのだが、それは杞憂で済んだらしい。
だがそれでも同じ部屋で過ごし同じベッドで眠るなんて、これじゃあまるで――そう傾きそうになる思考を必死に追い払う。


「んっ、おやすみ、アーチャー」
「んんぅ、っ、あぁ、おやすみ、ランサー」


これはただの人口呼吸、延命治療。そう自分に何度言い聞かせても、触れ合う吐息の温かさと睫毛の瞬く音すら聞こえてしまいそうになる距離感に。
心臓はもう言葉通り破裂寸前。だがその瞳を見てしまったら全てが終わる、そんな予感がしてただぎゅっと感触が過ぎ去るのを待つばかり。
ここに心はないというのに、そんな虚しさが胸中を支配するよりも先に。まるで甘やかな恋人のような睦言にこちらの息が止まってしまいそうになるのも無理はないだろう。


***


「香料付のリップクリームを貰ってきたんだ。ただの人工呼吸だとしても楽しみは必要だろう?この中から好きな味をえら、っん!」
「いい、いらねぇ。てめぇの味で充分だ」
「っ、私の、味…?…あぁ、先程調理をしたばかりだからか。味見をした際の残りかね?」
「違ぇよ気付けよどうして分からねぇんだよー…」

手の中に転がるいくつかのリップクリームには見向きもせず、彼はまた自然と隙を突いては私の唇を奪うから。まだ塗る前だったのに。
でも先程味見した料理の味が残っているのなら、今度デザートでも口に入れてから向き合おうか。いやいやそれだと自然に甘さが残ってしまうそれは駄目だ。
そんなやり取りを続けてまだ一日しか経過していなかったけれど、廊下の奥からマスターが手を振って駆け寄ってくる。それにほっと安堵の息を零すのだ。

「それは、解毒剤か?ようやく出来たんだな」
「うん、待たせちゃってごめんね?槍ニキ、それにエミヤも」
「そうだな、大任を降りられてほっとしているよ。君も災難だったな、ランサー。恨むなら自分の幸運度の低さを恨め」
「いや?別に不運ではなかったけどよ。ただまぁ、不服ではあるかな。アーチャー、てめぇ自身にだ」
「私?なんだ、これでも人身御供になってやったつもりなんだが、一体何に不服申し立てを――」

マスターの手の内には液体の入った小瓶が握られている。一目で分かる魔力の込められたそれは解毒剤に違いない。ようやくこんな非日常ともおさらば出来そうだ。
まぁ私にとっては振って沸いた幸運であったのだが、彼にとってはこれ以上ないくらいの不運だったろうに。そういつものように嘲る笑みを向けてやれば。
彼は挑発に乗ることなくその小瓶を飲み干してみせた。ごくごく、ごくり、喉仏が上下して確かに解毒剤はその効能を発揮する。だからこれでめでたくハッピーエンド、のはずなのに。
彼の手が瞬時にマスターの目を覆ったと思いきや、途端その獣じみた視線でこちらを睨み付け。空いた手がまさかの後頭部に周りそのまま唇に噛み付かれた。


「んっ!?ん、ん、ん~~~~!!」
「えっ!?な、何!?槍ニキ!ちょっとエミヤに何してるの!?」
「ん…っは、」
「んッ、ん、ん、、……っ、ぅ……っは、ぁ、ん…」


それは今までの口付けとはあまりに違い過ぎていた。触れるだけのキスが正しく延命措置であったのなら、果たして今私は一体何をされているのだろう?
それこそ捕食に相応しく咥内を余す所なく蹂躙される。蠢く舌に抵抗が追い付かない。じゅるり唾液を啜られたかと思いきや、そのまま舌先が絡み合って境界線を失う。
息苦しさよりも先に全身を覆う快感に思考が追い付かない。どうして、何故、疑問符が消えないまま瞳を瞑るのも忘れて彼を見つめてしまう。
あぁ、酸素が奪われる、息が苦しい。鼻で息をするのを忘れて視界がじわり溶けていく。こんな、こんなのは知らない。今までとは何もかも違う。こんなのはあまりにも、情欲に満ち溢れて性行にも等しいだろうに。

「ッは…、っと」
「はぁっ、っは、…っふ、は、ぁッ…」
「えっ、えぇー…も、もしかして槍ニキ、未成年に見せられないようなこと、してる?」
「おう、悪ぃな嬢ちゃん。誰も居ない二人きりで、ってのがこいつからのオーダーなんでな」
「っ、は、はぁ?それ、それはッ、人工呼吸の、話、で、」

情けないことにがくり膝が折れた。それを彼によって咄嗟に支えられる。きっと今とてつもなくみっともない顔をしているに違いない。だって全身が物凄く熱くて堪らないのだから。
確かにマスターにそんな表情は見せられない。というよりは本当に訳が分からなくて彼を見上げれば、いつになくその視線はそれこそギラついた欲情に満ちていた。


「俺はな、アーチャー、今までだって一度もてめぇと人工呼吸したとは思ってないぜ」
「は…あぁ、いや、なるほど。私に助けられた、その事実が気に食わないなら、そうだな、私はせいぜい酸素ボンベとでも思」
「ばーか、違ぇよ。大体なぁ、もちっと深く考えろっつーんだよ。どうして俺がわざわざ?面倒臭そうなてめぇの酸素を求めたと思ってやがるんだ」
「それ、は…私となら、面倒な諍いが、起きないから、だろう?期待させるような展開は何も生まれないから、その保険にと」
「期待だぁ?するに決まってんだろ。だってまたとないチャンスだろうが。てめぇにキス出来る理由を得たんだからな」
「は、ぁ?いやだからあれはキスではなく」
「キスだろうが。俺はずっとキスをしてきたつもりだったぜ?だって求めたのは酸素ではなく――お姫様のキス、だったんだからよ。そういう呪いの類だろ、あれは」
「は――」
「だからこそ俺はてめぇを選んだんだ。あーいや、違ぇな。てめぇ以外誰ともキスなんざする気にもならなかった。てめぇじゃなきゃ駄目だと思った。ここまで言えば、その特別さがようやく身に沁みるか?」


酸素を失い溺れていた王子様を人魚姫が助けられたのは、酸素ではなく愛の込められた口付けだったからだと?いいや違う、それは何か別のお伽噺と混合している。
だというのにそんなあまりに突然の真っ直ぐな告白をされて、一体私はどんな顔をすればいい?見えていないとはいえ、そこには確かに成り行きを見守るマスターも居るというのに。
あぁバクバクと心臓が煩い!今度はこちらが酸欠に参ってしまう番だとでもいうつもりか。それこそ溺れたのは君自身にだなんて、口が裂けても言えないけれど。
今すぐ泡になって消えてしまえたならどれだけ、そんな悲劇は用意されていないと知りながら。金魚が酸素を求めるように口をはくはくと戦慄かせることしか今の私には出来そうにないのだ。

Comments

  • わんわんお
    July 18, 2025
  • 長串望
    May 24, 2023
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