このたび、アメリカ司法省が公開した一連の資料の中に含まれていた、私とジェフリー・エプスタイン氏のEメール等に関して、憶測に基づく一部報道やSNS・オンライン上のコメントにより、皆様にご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。本件については、2019年から2020年にかけてマサチューセッツ工科大学(MIT)の依頼の下行われたGoodwin Procter法律事務所による調査の一環として精査され、調査結果も公表されていますが、改めてご説明をさせていただきます。

2011年、私はMITメディアラボ所長に就任するためアメリカに移住し、2014年には妻と2匹の犬が合流しました。所長としての私の主要な職務の一つは資金調達でした。MITメディアラボを含め、米国の学術研究機関では、所長が資金調達のために職務の大半の時間を使うことが求められます。資金調達を円滑に進めるために、自宅を訪問したり、家族などのプライベートな話題について話し合ったりすることもありました。

MITでは、私も多数の資金提供者に対する調達活動を行っていました。あるカンファレンスで、メディアラボ諮問委員会のメンバーから紹介されたエプスタイン氏もその一人でした。エプスタイン氏は2009年に服役を終えて一般社会に復帰し、米国大学の研究者を支援していました。当時、私は、エプスタイン氏からの寄付について、学内外の有識者に相談し、MITの資金調達のためには受け入れてもよいのではないかという意見をもらいました。MITの上級管理職においても、一定の条件の下で寄付を受け入れることを認めました。具体的には、エプスタイン氏の名声作りに利用されないよう寄付については匿名で登録すること、寄付額については比較的小規模に留めること、寄付は使途制限のないものとすることという条件です。

私は、エプスタイン氏との交流に際して、現在明らかになっているような恐ろしい行為を目撃したりその証拠を認識したりしたことは一度もありませんでした。もしそうした事実を認識していたならば、間違いなく、一切の関係を断っていました。

2019年7月にエプスタイン氏が逮捕され、MITは同氏との関係で大きな非難にさらされました。エプスタイン氏とMITの関係についての調査はまだ始まっていませんでしたが、MIT上級管理職と協議した後、私は自ら職を辞することが、MITと学生にとって最善の選択であると判断し、同年9月、自らMITメディアラボ所長を辞任しました。

MITはGoodwin Procter法律事務所による独立した第三者調査を依頼しました。個人のメールを含め私とエプスタイン氏との間のEメールは本調査において精査され、2020年1月に調査報告書が公表されました。この独立調査が終了しその調査結果がインターネット上で公開されてから、すでに6年以上が経過しています。当該報告書には、エプスタイン氏からの寄付について私がMIT上級管理職に相談し、その後MIT上級管理職の承認を得て受け入れられていたこと、私が、いかなる法律や規則にも違反していないことが確認されています。

最近の一部報道には事実誤認が含まれています。たとえば、エプスタイン氏は寄付資格がない「寄付不適格者(disqualified)」であり、資金調達はMITの規則違反だった、あるいは彼からの寄付がMIT上級管理職に対して隠ぺいされていたなど誤った指摘がなされています。しかし、こうした指摘が客観的事実と相違するものであることは、Goodwin Procter法律事務所の調査報告書から明らかです。

なお、デジタル庁のデジタル社会構想や内閣府のグローバル・スタートアップ・キャンパス構想の実現に向けてアドバイスをしてまいりましたが、グローバル・スタートアップ・キャンパス構想については、有識者としての任期が本年3月31日末までであり、当初の任務に目途がついたことから再任の考えはありません。また、学長職に専念するため、デジタル社会構想についても同じく本年3月31日で退任させていただく予定です。

関係者の皆様の変わらぬご支援に深く感謝申し上げます。

                                                    伊藤穰一
(English Version)

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今回のPodcastの理解度をより深めるための7つのキーワード

スモール・イズ・ビューティフル

イギリスの経済学者E.F.シューマッハーが提唱した概念。巨大主義を批判し、人間中心の適切な規模の技術や経済を重視する考え方です。Joiさんが番組内で目指している「小さなアーキテクチャ」の象徴的な思想として登場しましたね。

好日会(こうじつかい)

Joiさんが2025年9月に開催した、伝統と現代を融合させた大規模なお茶会のこと。50人を11回も(!)もてなすという驚異的な規模のプロデュースについて語られています。劇場型でTED TALKのような演出を取り入れた、Joiさんらしい茶会だったようです。

大徳寺(だいとくじ)

京都市北区にある臨済宗大徳寺派の大本山。千利休や一休さんとも縁が深く、茶道の世界とは切っても切れないお寺です。桑村さんがかつて修行されていた場所でもあり、茶の湯の「芯」を語る上で欠かせない聖地として登場しました。

塔頭(たっちゅう)

大寺院の敷地内にある、高僧の墓所を守るために建てられた小院のこと。大徳寺には20以上の塔頭があり、それぞれが独立した歴史を持っています。

武野紹鴎(たけの じょうおう)

戦国時代の茶人で、千利休の師匠。豪華な茶の湯を簡素化し、「わび茶」の基礎を築きました。

村田珠光(むらた じゅこう)

室町時代の茶人で、わび茶の創始者とされる人物。禅と茶を融合させた「茶禅一味」の境地を開きました。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

番組オリジナルNFTを無償で配布中!

こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。NFTを取得するにはウォレットアドレスをゲットする必要があります。

NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字です。

KAMONホルダーには引き続き100HENKAKUをプレゼント

KAMONホルダーの方はHENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。

AIコーディングの話はいったん横に置いて、今日のポッドキャストは友人とのトークをお届けします。 私の友人、桑村祐子さんは、京都の「和久傳」の女将であり、代表取締役でもあります。

和久傳は、私にとって特別な料亭のひとつです。料理が素晴らしいのはもちろんですが、それ以上に、多くの才能ある料理人たちがここで経験を積み、やがて自分の店を持って巣立っていった、いわば"料理人の道場"のような場所でもあります。そんな彼女とのトーク、ぜひお聞きください。

- Joi

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

今回のPodcastの理解度をより深めるための7つのキーワード

桑村 祐子

料亭「和久傳」の女将で、株式会社和久傳の代表取締役。丹後から京都へ拠点を移した先代の志を継ぎ、おもたせ事業の立ち上げや料理人の育成制度の刷新など、伝統を現代に最適化する変革を牽引しています。

丹後

京都府北部に位置する、和久傳創業の地。古くから日本最大の絹織物産地として栄え、独自の文化を育んできました。番組では、かつての織物産業の熱気と、その後の変遷についても語られています。

丹後ちりめん

江戸時代から300年以上続く、表面の細かい凸凹(シボ)が特徴の絹織物。かつては地域の経済を支える巨大産業でしたが、ライフスタイルの変化で衰退の危機に。和久傳はこの地の料理旅館として歩みを始めました。

大徳寺

京都・紫野にある臨済宗の大本山。千利休が切腹する原因となった三門の石像事件など、茶の湯の歴史に深く刻まれた寺院です。祐子さんが若き日に自分を見つめ直すために駆け込んだ、修行の場でもあります。

龍光院](https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/1592)

大徳寺の塔頭の一つで、国宝の茶室「密庵」を擁する名刹。祐子さんが大学卒業後に修行に入り、井戸水を汲み雑巾を絞る日々を3年間過ごした場所になります。ここでの体験が、和久傳の空間づくりの原点となりました。

鈴木 大拙

禅を世界に知らしめた、日本を代表する仏教学者。彼の思想はスティーブ・ジョブズら多くの西洋の知性に影響を与えました。祐子さんの師である小堀和尚は、この大拙氏の直弟子にあたる方です。

小堀 南嶺

大徳寺・龍光院の元住職で、桑村祐子さんの心の師。鈴木大拙から禅を学び、国内外の文化人に大きな影響を与えた高僧です。祐子さんは、和尚様の存在を「ただそこにあるだけで胸が熱くなるお月様」と表現しています。

西田 幾多郎

京都学派を創始した哲学者。主著「善の研究」で説いた「純粋経験」は、主客が合一する禅の境地を哲学的に探求したものです。Joiさんが学長を務める千葉工大の建学の精神にも、その思想が深く流れています。

水屋

茶室に隣接し、茶器の準備や洗浄を行うバックヤードのこと。Joiさんは、この裏舞台で働く人々と客席が、喜びの感情でリアルタイムに同期していく様子を、美しいフィードバック・ループとして分析しています。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

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ヒント:大文字半角英数字です。

KAMONホルダーには引き続き100HENKAKUをプレゼント

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最近、AIを使ったプログラミングや効率化の工夫に、かなりのめり込んでいます。 それが、これからのものづくりや仕事の進め方をどう変えていくのか?そのあたりについて、私なりの考えをまとめてみました。

- Joi

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

今回のPodcastの理解度をより深めるための12つのキーワード

The Information

シリコンバレーに拠点を置く、有料制のテック系オンラインメディア。質の高い独占記事で知られ、業界の意思決定者たちに愛読されています。Joiさんも購読している、今のテックトレンドを知るための重要ソースの一つです。

10x Engineer

平均的なエンジニアの10倍の生産性を誇る開発者のこと。かつては伝説的な存在でしたが、最近では「AIを使いこなすことで誰もが到達可能な領域か?」という議論も。Joiさんはさらにその先のステージに注目しています。

Cracked Engineer

「10x」を超え、能力も労働量も限界突破(Cracked)したエンジニアを指す新造語。AIエージェントを文字通り手足のように扱い、一人で大企業並みの成果を出す「新人類」的な開発スタイルを指します。

ティモシー・リアリー

1960年代のカウンターカルチャーを象徴する心理学者。LSDの研究で有名ですが、晩年はコンピュータを「思考の拡張」と捉え、Joiさんとも親交がありました。今回の「RPM」の概念も彼との対話から生まれたそうです。

RPM (Realities Per Minute)

「1分間に何回現実が切り替わるか」を表す指標。リアリーとJoiさんが考案しました。目まぐるしくツールや環境が変わる現代、この「変革のスピード」にどれだけ適応できるかが生き残る鍵になる、というわけです。

Cartaの調査データ

米国スタートアップの38%が「1人創業」であるという驚きの数字を示したデータ。AIのおかげで、もはや大人数で会社を立ち上げる必要がなくなっている今のリアルな変化を象徴していますね。

BEADS

AIコーディングエージェント向けに設計された、GitベースのIssueトラッカー。人間用ではなく「AI同士」が効率よく情報をやり取りするための設計が特徴です。Joiさんが最近ハックして導入した注目のツールですね。

Superpower

Joiさんが紹介した、設計からテスト、実装までを自動で行う新しい開発パッケージ。AIが約1時間勝手にコードを書いてくれるそうで、人間はデザインに集中できる。ツールの進化には目を見張りますね。

メメント(映画)

クリストファー・ノーラン監督による、短期記憶を失う男を描いた映画。記憶(コンテキスト)に限界がある現在のAIが、メモを頼りにタスクを繋いでいく挙動がこの主人公に似ていることから、開発現場の例え話として使われます。

エージェントの「心理学」

「Happyな道のりばっかり選ぶな」等の制約をプロンプトに入れると、効率が3倍上がるという最新研究で、AIを単なる計算機ではなく、特定の「心理」や癖を持つ存在として導く手法なんだそうです。

Vibe Coding

詳細な設計図を書くのではなく、「こんな雰囲気(Vibe)で」という意図をAIに伝えて対話的にプログラミングを進める手法。開発のハードルを劇的に下げる新時代のスタイルとして、エンジニアの間で話題になっています。

オープンソース(OSS)

ソースコードを一般公開し、誰でも改良や再配布ができるソフトウェアの総称。AIの進化もこのOSSコミュニティの力が非常に大きく、Joiさんは「クリプト」がその新たな資金モデルになる可能性に期待を寄せています。

おしらせ

本日配布予定のNFTとKAMONですが、現在ブロックチェーンの不具合により提供を見合わせております。復旧次第配布いたしますので、今しばらくお待ちください。

和田伊三男さんとさらに深く掘り下げる、めくるめく伝統オタクワールド。あなたもぜひご一緒に。このディープな世界をどうぞお楽しみください!

- Joi

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

今回のPodcastの理解度をより深めるための9つのキーワード

真田紐師 江南(さなだひもし えなみ)

江戸時代から続く、日本で唯一の手織り真田紐専門店。ご出演の和田伊三男さんはその15代目当主にあたります。茶道具の桐箱に掛ける紐など、伝統的な技法を今に伝えています。

約束紐(やくそくひも)

茶道において、特定の家元や流派だけが使う柄を持った真田紐のこと。独自の結び方があることもあります。一度解くと元に戻せないため、情報の改ざんを防ぐ「封印」の役割も果たしていました。まさにアナログなセキュリティ・プロトコルといえます。

彬子女王殿下(あきこじょおうでんか)

三笠宮家の彬子女王殿下のこと。日本文化の継承に尽力されており、Joiさんとも親交があるそうです。伝統を単なる保存対象ではなく、現代に活きるものとして発信される姿勢は、Joiさんの活動とも重なりますね。

Getty Museum(ゲッティ美術館)

ロサンゼルスにある世界屈指の美術館。石油王ジャン・ポール・ゲッティによって設立されました。

利休にたずねよ

山本兼一さんの小説を原作とした2013年公開の映画。市川海老蔵(現・團十郎)さんが千利休を演じました。茶の湯の美学を圧倒的な映像美で描き、モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞しています。

真田丸(さなだまる)

2016年放送のNHK大河ドラマ。真田家が九度山で紐を作って生計を立てた逸話が描かれ、真田紐の知名度を一気に高めました。

水戸黄門

誰もが知る国民的時代劇。劇中で印籠を下げている紐や、侍の刀の下げ緒にも真田紐が使われてきました。伸びにくく丈夫な特性から、江戸時代のあらゆるシーンで活躍した「実用的なインフラ」だったことが分かります。

袋折り(ふくろおり)

紐の端を内側に折り込む高度な始末の技法。格の高い道具にのみ許される意匠です。これを見れば、その道具がかつて誰に、どう扱われていたかの「履歴」がわかってしまいます。職人の眼はここをデコードしているんですね。

いぼた蝋(いぼたろう)

イボタロウムシから採れる天然の蝋。紐や桐箱に塗ることで、美しい光沢と保護機能を与えます。現代の防水スプレーと違い、素材を傷めず数百年持続する優れたマテリアル。古美術の鑑定では重要なログになります。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

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ヒント:大文字半角英数字です。

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