⚠はじめに⚠
古明地こいしのグラフィティアートは非合法的な落書きであり、器物損壊罪等に該当する可能性は否定できません。しかし、落書きとはいえ、グラフィティアートの大きさや精巧さといった技術力、誰かが描いたグラフィティアートが彼方此方に点在していることに芸術的価値を感じました。犯罪行為を擁護するつもりは決してありませんが、趣味の範囲で楽しんでいるという点をご理解いただければ幸いです。
【古明地こいしとは?】
古明地こいしといえば、『東方地霊殿』のExtraボスとして登場する、東方Projectのキャラクターである。東方Projectに触れたことのある方であれば、ほぼ全員が知っていると言っても過言ではないほど、人気キャラであることは確かだ。
原作のZUN絵 YouTubeでよく見かける立ち絵
前提知識はこのくらいにして、読者の方々は大阪府南河内地域や奈良県内で彼女のグラフィティアートを目にしたことはあるだろうか?
2025年に入ってからXで少しずつ話題になってきている。最も有名なのは、近鉄信貴線高架下のこいしで、Google Mapsでの当該箇所は2024年12月時点の画像だが、この時点ではまだ確認できない。つまり、アーティストは、2025年に入ってから落書きを始めたものだと思われる。
2026年1月現在、Xの情報によると、大阪府と奈良県内に合わせて14か所にこいしのグラフィティの存在が確認できる。
2025年12月と2026年2月に関西へ出向き、本記事ではそれらの詳細な位置を写真や地図と共に示していく。地図の該当箇所には水色の付箋を付けたので、訪問の一助になれば幸いだ。
また、訪問難易度をEasy、Normal、Hard、Lunaticの4段階で分けてみた。
1.東部市場前駅付近
交通:国道25号線 桑津4東交差点(東部市場前駅から徒歩5分程)
難易度:Easy
Google Map:34°38'21.6"N 135°32'05.3"E
14か所の中で唯一大阪市内にあり、駅からのアクセスも良い。
また、サイズも最大であり、写真だと分かりづらいが、帽子てっぺんまでは高さ3m近くあったように思える。
最も目立つ場所で最もデカい
2.河内山本駅付近
交通:近鉄大阪線を跨がる府道5号線高架上(河内山本駅から徒歩5分程)
難易度:Easy
Google Map:34°37'34.3"N 135°37'21.7"E
駅から近くアクセスは良いが、グラフィティの目の前には歩道がないため、少し離れた歩道から眺める形となる。(どうやって描いたの…。)そのため、望遠レンズがあると尚良いだろう。
Xの情報によると、夏の暑さで色が黒く変色してしまったのだとか何とか…。
交通:国道170号線(大阪外環状線)の近鉄信貴線高架下(服部川駅から徒歩15分程)
難易度:Easy
Google Map:34°37'38.6"N 135°37'57.0"E
いわゆる「八尾市の古明地こいし捜索界隈」で最も有名なものだろう。一蘭八尾店やラブホが目印となる。
因みに、「これら一連のグラフィティは本当に古明地こいしなのか?」という疑問の声も散見されるが、瞳が緑色で帽子が黒であることから、古明地こいし以外のキャラ(豊姫など)である可能性は排除できるだろう。サードアイがないけど、ま多少はね?
4.玉祖神社付近
住所:大阪府八尾市神立2丁目
交通:服部川駅から約2km
難易度:Normal
Google Map:34°23'39.4"N 135°34'22.3"E
生駒山地の斜面に広がる服部川住宅地を一番上まで上っていくと、山麓の道に出る。その道の玉祖神社から南300m地点にある壁に描かれている。壁の高さは170cmくらい。
大阪平野を一望出来る絶景スポットだ。
5.十三峠①
交通:十三峠(服部川駅から約5km)
難易度:Hard
Google Map:34°38'12.6"N 135°39'45.5"E
信貴生駒スカイラインの高架下の一般道トンネル内に位置する。(信貴生駒スカイラインの道路上ではないので注意!) トンネル内は大阪府と奈良県の県境となっており、グラフィティはギリギリ大阪府側に描かれている。
なお、自転車は通れるが、バイクは通行不可なので注意されたい。
因みに、私はHELLO CYCLINGの電動アシスト自転車を使用したが、中腹で充電が無くなってしまったため、満タンにの自転車を選ぶことをオススメする。
6.十三峠②
交通:十三峠(服部川駅から約5km)
難易度:Hard
Google Map:34°38'13.1"N 135°39'45.2"E
上記の十三峠①のすぐ近くに位置し、信貴生駒スカイライン高架下の歩行者用トンネルに描かれている。同じく、ギリギリ大阪府側に描かれている。
7.河内長野市流谷の林道①
交通:天見駅から西に約3km
難易度:Hard
Google Map:34°38'13.1"N 135°39'45.2"E
流谷集落から西に続く林道を進んで行き、最初のトンネル内に描かれている。他のグラフィティとは異なり、(足はないが)全身が描かれており、絵柄も異なるように思える。Google Mapで「儚げな少女のグラフィティ」と検索すると出てくる。
8.河内長野市流谷の林道②
交通:天見駅から西に約3km
難易度:Hard
Google Map:34°23'33.4"N 135°34'14.9"E
7の儚げな少女と同じトンネル内の反対側出口に描かれている。
9.河内長野市流谷の林道③
交通:天見駅から西に約3km
難易度:Hard
Google Map:34°23'32.8"N 135°34'14.3"E
7、8の位置するトンネルを抜けるともう一つ短いトンネルが現れるが、そのトンネル内に描かれている。この辺りはこいしのグラフィティが多く、いわばボーナスゾーンである。
10.河内長野市流谷の林道④
交通:天見駅から西に約3km弱
難易度:Hard
Google Map:34°23'39.4"N 135°34'22.3"E
7・8・9よりも500m程東側にあり、流谷集落から最も近いグラフィティである。そのため、流谷集落方面から向かう場合、一番最初に見つけることになるのがこのグラフィティである。(逆に、府道221号線側から向かう場合、一番最後に見つけることとなる)
11.水越トンネル
交通:道の駅ちはやあかさかから約6km
難易度:Lunatic
Google Map:34°23'39.4"N 135°34'22.3"E
全長2370mの水越トンネル内にあり、グラフィティは大阪府側の出入口から約600mの地点にある。ただし、トンネル内の歩道は狭くゴミも落ちていて足場が悪いため、十分注意して歩く必要がある。特にグラフィティの周りはガラス片も落ちているので、安全な靴を履いて行かれたい。
また、近くに公共交通機関がないため、非常にアクセスが悪い。
・近鉄御所駅から約9km
12.五條市
交通:五条駅から南に約6km、老野南口バス停から南に約100m
難易度:Normal
Google Map:34°23'39.4"N 135°34'22.3"E
国道168号線上に位置し、トンネル北側の出入口に描かれている。向かいの歩道からカメラを構えると綺麗に撮影できる。
13.十津川村
交通:長殿バス停から東に約150m
難易度:Lunatic
Google Map:34°08'06.4"N 135°45'54.6"E
14か所の中で最も地理的に隔てられており、12(五條市)から、国道168号線を30km程南下した所にある。国道といってもすれ違いがギリギリの箇所が多い為、通行には十分注意が必要である。
因みに、最寄のバス停は日本一長い路線バスとしてお馴染み、奈良交通の「八木新宮線」が停車する。
14.暗越奈良街道
難易度:Lunatic
Google Map:34°40'00.5"N 135°43'54.8"E
国道308号線沿いにある。国道とはいっても車1台分ほどの幅しかなく、文字通り酷道である。(私はHELLO CYCLINGを使ったが、あまりにも急過ぎて峠の頂上付近はチャリを押して上る羽目になった泣)
因みに、Xでは暗峠付近にあるとの誤情報が出回っているが、実際は榁ノ木峠付近である。両峠とも国道308号線に位置していることから、誤解する方が多いのだと思われる。
【考察とまとめ】
・アーティストは何者なのか?
⇒言うまでも無く、南河内辺りに居住している者だろう。14か所のこいしは、色塗りされていない「量産型のこいし」と白塗りベースで白黒以外の色も使用する「カラフルなこいし」の2種類に分類される。また、この2種類は絵柄も異なり、一部は「量産型のこいし」の上から「カラフルなこいし」が重ね描きされていることから、それぞれ別のアーティストが描いたことが考えられる。
・そもそもグラフィティは本当に古明地こいしなのか?
⇒確かに、こいしの特徴であるサードアイが無かったり、原作には無い蝶ネクタイがあったりと、疑いたくなる点は幾つか見られるが、近鉄信貴線高架下のこいしの瞳が緑色であることから、間違いなくこいしを意識して描かれているだろう。
さらに、基本的にあまり人目に付かない場所に描くことで、無意識の存在を表しているのでは無いかと個人的には感じる。
交通的に危険な箇所が多い為、くれぐれも交通事故には注意して訪問されたい。
場所等について何か質問事項がありましたら、コメントでもXでもお答えしますので、遠慮無くご質問してください!