【九十九里鐵道】片貝駅
九十九里鐵道の片貝駅は、昭和36年2月28日まで東金~上総片貝間(延長8.6㎞)を結んでいた軽便鉄道の終点・上総片貝駅跡地である。廃止から60年が経ち、当時の駅舎やターンテーブルなど鉄道時代の痕跡はない。しかし、同社は鉄道なきあとも社名を改称せず、停留所名も「片貝駅」のままだ。
廃線跡の一部は、遊歩道となっていることで知られている。遊歩道の起点となる九十九里学園前停留所付近の路面は、線路と枕木をイメージした模様となっている。遊歩道の終点に近くには「きどうみち」のアーチが掲げられている。
片貝駅入口のT字路は狭く、バスは大回りしながら片貝駅に出入りする。ここを全長12mのハイデッカーが通行するのだから恐れ入る。乗務員のハンドルさばきは見事というしかない。店屋は営業していないものの、「駅前通り」の雰囲気がある。
上総片貝駅跡地には片貝車庫がある。東金市内の本社営業所は貸切車が配置されていることや、小湊鉄道東金営業所が併設されて敷地が狭いこともあり、特急バスをはじめとした多くの車両が常駐している。ただし、片貝車庫には燃料スタンドがないため、給油は本社で行う。事務所は平成22年に建て替えられた。新築ではなく、どこかで使われていた事務所を移築したそうだ。確かに、バスの事務所にしては大きい窓は不要だ。以前の時刻表は事務所の壁に手書きで掲げられていたが、建て替えに合わせてきちんとしたポールが設置された。管理者が常駐し、夜間停泊も行われている。
構内はバス営業所並みに広々としている。入ってすぐ左には、夜間停泊する車両と当日稼働しない車両が止まっている。早朝に片貝駅始発となったり、本須賀まで回送となる。右手の事務所の奥は高速バスが並んでいる。奥にはナンバーが付いているものの、行先方向幕が外されて、再び走ることのない車両や、ナンバーのない廃車体が置かれている。同社としても形式消滅した車両ばかりなので、ワンマン機器を除いて部品取りにならないのであろう。撮影当日は、高速バス駐車スペースの向かい側に2台の幕車が止まっていた。この隣にも夜間停泊があるのだろう。かつてはこの付近からも出入りできたが、最近になって小松土建の駐車場が整備され、通り抜けができなくなった。昼間はバスの出入りが少ないのでひっそりとしているものの、早朝は数台のバスが出発していく。
↑ポール
↑片貝車庫事務所
↑事務所前で発車待ちする千葉駅行特急バス
↑留置中の高速バス車両
↑元小湊鐡道のいすゞKL-LR781R2。初代ガーラも希少価値が出てきた
↑一般路線車。夜間はここに一般路線車が並ぶ
↑幕式の車両が揃って止まっていた。稼働率は低そうだ
↑再び営業運行することはないと思われる日産ディーゼルKC-UA460LSN(富士7E)も留置
千葉駅行の特急バス「九十九里ライナー」が1~2時間に発1本発着しているのに対し、東金駅行の一般路線の発着は少ない。片貝線(東金駅~家徳~荒生~片貝駅)と豊海線(東金駅~幸田~不動堂前~サンライズ九十九里~片貝駅)が発着している。いずれも出入庫が中心だ。県道25号・東金片貝線(片貝県道)の西の下歩道橋停留所まで出れば、片貝駅に発着しない片貝循環豊海線(東金駅~幸田~不動堂前~サンライズ九十九里~西の下~家徳~東金駅)、本須賀発着を合わせて1時間あたり1本運行されている。「九十九里ライナー」も東金市内のみの乗降ができることもあり、並行する片貝線は減便傾向にある。ただし、東金レイクサイドヒル経由の「レイクサイドライナー」を統合しながら、順風満帆にみえた「九十九里ライナー」だが、令和2年12月1日のダイヤ改正で、平日は18往復から13往復、土休日は11往復から6往復へ減便された。また、千葉駅21:30発の季美の森経由片貝駅行も廃止された。
ただし、西の下歩道橋自体は渡る人がいないことや、潮風で老朽化したことにより撤去された。東金駅方向のポールは「西の下」となっている。「の」「ノ」「之」は統一性がない。壁の「旅先案内人」の粋な看板の主は、片貝タクシーの本社営業所だ。保有台数は4台で、東金駅構内に乗り入れていないものの、町役場や町内の医療機関、観光客の足として経営が成り立つのであろう。富津市や館山市の内房線沿線にあったタクシー事業者が次々と廃業しているが、九十九里町は人口が減少傾向とはいえ、東京とや千葉市との距離が近く、人口も絶対的に違う。日曜日の昼下がりに撮影した時は2台いたが、あとから車庫を見ると、このうち1台は出て行ったので、4台中3台が稼働していたことになる(稼働率75%)。
↑片貝駅入口。「駅前通り」の雰囲気が残る。前方が片貝駅
↑少し離れた西の下停留所。循環系統も発着するため、運行回数が多くなる
↑「旅先案内人」の片貝タクシー営業所
↑九十九里町は廃線跡を「きどうみち」として遊歩道に活用している。一部の区間では線路を模したタイルとなっている
↑改築前の片貝車庫。車両は特急千葉駅の日産ディーゼルP-RA46TE(平成19年1月3日撮影)
廃線跡の一部は、遊歩道となっていることで知られている。遊歩道の起点となる九十九里学園前停留所付近の路面は、線路と枕木をイメージした模様となっている。遊歩道の終点に近くには「きどうみち」のアーチが掲げられている。
片貝駅入口のT字路は狭く、バスは大回りしながら片貝駅に出入りする。ここを全長12mのハイデッカーが通行するのだから恐れ入る。乗務員のハンドルさばきは見事というしかない。店屋は営業していないものの、「駅前通り」の雰囲気がある。
上総片貝駅跡地には片貝車庫がある。東金市内の本社営業所は貸切車が配置されていることや、小湊鉄道東金営業所が併設されて敷地が狭いこともあり、特急バスをはじめとした多くの車両が常駐している。ただし、片貝車庫には燃料スタンドがないため、給油は本社で行う。事務所は平成22年に建て替えられた。新築ではなく、どこかで使われていた事務所を移築したそうだ。確かに、バスの事務所にしては大きい窓は不要だ。以前の時刻表は事務所の壁に手書きで掲げられていたが、建て替えに合わせてきちんとしたポールが設置された。管理者が常駐し、夜間停泊も行われている。
構内はバス営業所並みに広々としている。入ってすぐ左には、夜間停泊する車両と当日稼働しない車両が止まっている。早朝に片貝駅始発となったり、本須賀まで回送となる。右手の事務所の奥は高速バスが並んでいる。奥にはナンバーが付いているものの、行先方向幕が外されて、再び走ることのない車両や、ナンバーのない廃車体が置かれている。同社としても形式消滅した車両ばかりなので、ワンマン機器を除いて部品取りにならないのであろう。撮影当日は、高速バス駐車スペースの向かい側に2台の幕車が止まっていた。この隣にも夜間停泊があるのだろう。かつてはこの付近からも出入りできたが、最近になって小松土建の駐車場が整備され、通り抜けができなくなった。昼間はバスの出入りが少ないのでひっそりとしているものの、早朝は数台のバスが出発していく。
千葉駅行の特急バス「九十九里ライナー」が1~2時間に発1本発着しているのに対し、東金駅行の一般路線の発着は少ない。片貝線(東金駅~家徳~荒生~片貝駅)と豊海線(東金駅~幸田~不動堂前~サンライズ九十九里~片貝駅)が発着している。いずれも出入庫が中心だ。県道25号・東金片貝線(片貝県道)の西の下歩道橋停留所まで出れば、片貝駅に発着しない片貝循環豊海線(東金駅~幸田~不動堂前~サンライズ九十九里~西の下~家徳~東金駅)、本須賀発着を合わせて1時間あたり1本運行されている。「九十九里ライナー」も東金市内のみの乗降ができることもあり、並行する片貝線は減便傾向にある。ただし、東金レイクサイドヒル経由の「レイクサイドライナー」を統合しながら、順風満帆にみえた「九十九里ライナー」だが、令和2年12月1日のダイヤ改正で、平日は18往復から13往復、土休日は11往復から6往復へ減便された。また、千葉駅21:30発の季美の森経由片貝駅行も廃止された。
ただし、西の下歩道橋自体は渡る人がいないことや、潮風で老朽化したことにより撤去された。東金駅方向のポールは「西の下」となっている。「の」「ノ」「之」は統一性がない。壁の「旅先案内人」の粋な看板の主は、片貝タクシーの本社営業所だ。保有台数は4台で、東金駅構内に乗り入れていないものの、町役場や町内の医療機関、観光客の足として経営が成り立つのであろう。富津市や館山市の内房線沿線にあったタクシー事業者が次々と廃業しているが、九十九里町は人口が減少傾向とはいえ、東京とや千葉市との距離が近く、人口も絶対的に違う。日曜日の昼下がりに撮影した時は2台いたが、あとから車庫を見ると、このうち1台は出て行ったので、4台中3台が稼働していたことになる(稼働率75%)。
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