好きなことをしてもイライラが消えない 脳波が示す“不機嫌”の整え方
不機嫌をご機嫌に切り替えよう
副交感神経を優位にすることで心身をリラックスさせて、機嫌のいい自分を取り戻しましょう。 ●体を動かしてリフレッシュ イライラして緊張した心身をゆるめるために、あえて交感神経をさらに高めるのも手。たとえば、軽い運動をするのがおすすめです。 運動によって一時的に高まった交感神経は徐々に下がっていき、その後、副交感神経が優位になります。ストレスを感じたときは体を動かして、クールダウンしてください。 ●体の調子を整える コルチゾールは病気にかかっているときや空腹時、睡眠が足りていないときなど、体調が悪い場合にも分泌されます。理由もないのに落ち込むときは、体に不調がないかを調べてみましょう。 生活習慣を整え、健康な体づくりを意識することも、機嫌のよさにつながります。 ●散歩を五感で楽しむ 5分ほどの散歩に出かけましょう。汗ばむ程度のウォーキングでも、充分な運動効果が得られます。 散歩をしている間は、五感を研ぎ澄ませて「外の空気」を感じてください。目に映る風景や風の匂い、季節の移り変わりを楽しみながら歩くことで、ピリピリしていた心が穏やかになり、気持ちがほぐれます。 ●バスタイムは湯船に浸かる 入浴は寝る1時間前がおすすめです。入浴後は1時間ほどかけて、体温がゆっくりと下がっていきます。このときに副交感神経がONになるため、体の緊張がとれて深く眠れます。 なお、シャワーを浴びるだけだと体の表面しか温まらず、副交感神経が優位になりません。できるだけ湯船に浸かり、気分よく朝を迎えましょう。 ●「涙活」で心をスッキリ 泣くことで呼吸が深くなり、心拍が安定します。大声で泣いても静かに泣いても、効果は変わりません。また、泣くとセロトニンやオキシトシンなどの「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質が出ます。 ちなみに、スポーツ観戦やコンサートなどで高揚したり感動したりしたときに出る涙は、運動と同じく交感神経を一時的に高め、下がるときに副交感神経のスイッチをオンにする作用があります。余韻に浸っている間のさわやかな気分は、副交感神経が優位になった証です。 ●睡眠で記憶を整理 睡眠には、辛い記憶を整理し、前向きに捉え直せるようになる作用があります。ただしそれには、ぐっすり眠ることが不可欠です。 記憶を整理するために必要な睡眠時間には、個人差があります。朝起きたときに嫌なことを引きずっているなら、睡眠時間が足りていないのかもしれません。その日の晩は、睡眠時間を長くとるようにしてください。 【「マイナス貯金」のすすめ】 「感性アナライザ」を装着して生活をしている被験者の脳波を観察すると、「満足度」と「快適度」、「ストレス度」と「嫌度」を感じる出来事が、それぞれ同じだけ起きていることがわかります。悪いことが起きたとしても、そのあとには必ずいいことが起きるようなのです。 そこでおすすめしたいのが「マイナス貯金」という考え方。嫌なことがあるたびに、「マイナス貯金が貯まった! そのぶんいいことが起きるはず」と期待しましょう。人は期待したとき、セロトニンやオキシトシンなどの「幸せホルモン」が出て前向きになり、行動にもよい変化が現れます。考え方を変えて、機嫌のいい時間を増やしましょう。