[3日 ロイター] - 英国は3日、アフガニスタン、カメルーン、ミャンマー、スーダンの4カ国の国民に対する学生ビザ(査証)とアフガニスタン人向けの就労ビザの発行を26日から停止すると発表した。合法的なルートで入国した人々の難民申請の急増を抑えるための「非常ブレーキ」としている。
英政府は難民制度が安定した後、受け入れ人数に上限を設けた新たな「安全かつ合法的なルート」を創設する意向だと述べた。
移民問題は国内で最も政治的に敏感な問題の一つとなっており、スターマー政権は支持を広げる右派ポピュリスト政党のリフォームUKに対抗するため制度の厳格化をアピールする狙いがある。
内務省によると、4カ国出身の学生による難民申請数は2021年から25年の間に5倍以上に跳ね上がった。就労ビザを保有するアフガニスタン人の申請件数は発行されたビザの総数を上回っているという。
英政府によると、合法的なビザで入国した後に難民申請がなされた件数は21年以降で3倍以上に増え、昨年申請された10万件の39%を占めた。
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4カ国の国民約1万6000人が現在公費で支援を受けており、そのうち6000人以上がホテルに滞在し、年間40億ポンド(約53億4000万ドル)に達する難民収容の経費の圧迫要因となっている。
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