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地震被害で魚全滅の「能登海洋水産センター」 2年で元の姿に戻りつつ…「要望に応えられる魚 作っていきたい」

2026年3月4日 18:35
地震被害で魚全滅の「能登海洋水産センター」 2年で元の姿に戻りつつ…「要望に応えられる魚 作っていきたい」

水産業の灯は消えることはありません。能登半島地震で魚が全滅した能登町の海洋水産センター。元の姿に戻りつつある研究施設の今を取材しました。

元気よく水中を泳ぎ回るのは…数えきれないほどのサクラマス。

さらに、石川県が誇る能登フグ。

石川県能登町にある能登海洋水産センターでは、現在、1万匹以上の魚が養殖されています。

7年前に能登町と金沢大学が共同で開設した、海洋資源の研究施設です。

2年前のあの日、センターは壊滅的な被害を受けました。

能登海洋水産センター・松原 創 センター長:
「取水管から水が取れなくなってしまったので、こっちに水が入らなくて、魚が酸欠で死んじゃったという状況です」

この施設の責任者で、水産資源研究の第一人者である松原創センター長です。

センターでは、地震で奇跡的に生き残ったサクラマスの稚魚を育て、弁当にして附属病院で販売。

その売り上げの一部を4日、能登町に寄付しました。

能登町・吉田 義法 町長:
「いただきましたご寄付につきましては、子どもたちの学校給食のために活用させていただきます」

水産センターでは今はまだ、震災前の半数程度の飼育数に留まっていますが、新たな水槽を設置し、今後は震災前の倍の飼育を目指しています。

能登海洋水産センター・松原 創 センター長:
「漁業者さんたちのご要望にお応えできるような魚を作っていきたい。また、新しく水産業、養殖業をやりたい方々がいらっしゃったら、その方々にも伝授できるような、いいシステムを作り上げていきたいなと思っています」

能登の主力産業の一つ、水産業。

復興のその先へ、里海の資源を生かす研究はその歩みを止めることはありません。

最終更新日:2026年3月4日 18:35
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