【WBC 2026】「グッドルーザー」の時代は終わった 投手16人の異例編成で侍ジャパンに挑む台湾代表の本気
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今回の投手16人という編成は、チャイニーズ・タイペイ(以下、台湾)にとって、過去の国際大会を振り返っても最多となる。しかも16人中9人が国外でプレーするなど、これほど海外組の比率が高い編成は前例がない。 【写真】日本ハム「ファイターズガール」オーディション密着取材・フォトギャラリー 【質量ともに充実の投手陣】 ただし、それはかつてのように「海外組を招集しなければチームを編成できない」という消極的な理由からではない。むしろ、CPBL(台湾プロ野球)の若手が着実に成長し、国内外で活躍する人材が充実してきた結果だ。今回の陣容は、台湾野球全体の底上げが結実した姿といえる。 投手を16人も揃えたのは、WBC特有の球数制限に対応するためだけではない。海外組の場合は、所属球団ごとの登板制限や個別の取り決めを順守する必要があるからだ。たとえマイナーリーグ所属の選手であっても、起用にあたっては「1試合1イニングまで」「連投は禁止」といった条件が課されるケースが少なくない。 そうした制約のある投手陣を、いかに効果的に運用するかがカギになる。CPBLの関係者はこう語る。 「まず初戦(5日)の豪州と4戦目(8日)の韓国に総力を挙げて臨んでくると考えられます。決して日本戦を軽視しているわけではありません。ただ豪州と韓国に勝てば、日本に敗れたとしても東京プールを2位で通過し、決勝ラウンドが行なわれるアメリカへ進むことができる。いわば、それが最も現実的なルートだというわけです」 そうなると、日本戦でどの投手が先発してくるのか、現時点では予想がつかない。 いずれにしても、中心になるのは日本ハムの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)と、今季ソフトバンクに入団した徐若熙(シュー・ルオシー)のふたりだ。彼らを軸に、第2先発として長いイニングを投げられる投手をパズルのように組み合わせていくことになるだろう。 不安があるとすれば、絶対的な抑え候補だった楽天の宋家豪(ソン・チャーホウ)が不参加となり、その代役がまだ完全には決まっていないことだ。
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