【WBC 2026】ドラフト8位入団も新庄剛志監督がひと目惚れ 侍ジャパンのジョーカー・北山亘基の覚醒の軌跡
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山本が3年連続で沢村賞を獲得し、さらにMLBでワールドシリーズ制覇という大きな飛躍を遂げる一方、北山も着実に力を伸ばし、今回の侍ジャパンでは共に世界一を目指すチームメイトとなった。普段から一緒にトレーニングすることもある関係だが、北山は現在の山本をどのように見ているのだろうか。 「僕が語っていいようなレベルの選手じゃないというか、もう世界の選手ですし......。ただただすごいというか、尊敬している選手のひとりですね」 【山本由伸と同じトレーナーに師事】 前回のWBCを経て、山本や佐々木朗希(ドジャース)、今永昇太(カブス)がMLBに羽ばたいたこともあり、侍ジャパンは今回も同様の視線を向けられている。メジャーのスカウトやメディアは、次に海を渡る日本人選手は誰かと大きな関心を寄せているのだ。 北山も、その候補のひとりであることは間違いない。最速157キロのストレートに加え、昨季パ・リーグで被打率.138を記録したフォークボールという武器を持つ。さらに、山本と似た投球フォームも、注目を集めるのではないだろうか。 「いや、タイプは似ているようで、全然似ていないと思います。ただ、取り組み方が同じという点で、僕も矢田先生の指導のおかげで成長できた部分は多くあります。そういう意味では、似ている部分はあるのかもしれません」 矢田トレーナーの指導の下、北山はBCエクササイズを中心に取り組んできた。ブリッジややり投げといった地味なメニューを通じて、全身を連動させて力を発揮する方法を身につけていく。部分的に筋肉を鍛えるウエイトトレーニングは行なわないが、ある意味、それ以上にハードな取り組みだ(※詳細は拙著『山本由伸 常識を変える投球術』参照)。 北山はこう続ける。 「あの取り組みは簡単なものではなく、時間もかかります。しかし、根気強く続ければ必ず成果は見えてくると、僕は信じています。そうした点に、よりいっそうフォーカスしてもらえたらと思います。そのためにも、僕自身もしっかり結果を出して証明していきたいという思いがあります」
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