『ハーゲンダッツ』7年ぶりにデザインを刷新 その理由と今後の展望は #エキスパートトピ
『ハーゲンダッツ ジャパン』は、バニラをはじめとする定番ミニカップ8品のパッケージデザインを約7年ぶりに刷新し、2026年5月から順次切り替えることを発表しました。ハーゲンダッツでは1985年の販売開始以来、定期的にパッケージデザインを刷新しており、今回の変更が7回目になります。
なぜハーゲンダッツは今回パッケージデザインを変更するのでしょうか。その背景とパッケージデザインの持つ影響について考えます。
ココがポイント
定番ミニカップ8品のパッケージデザインを刷新
出典:食品産業新聞社ニュースWEB 2026/3/1(日)
ハーゲンダッツの強みは、プレミアムアイスの代名詞として高い想起率を誇ること
出典:日経クロストレンド 2025/11/17(月)
日本アイスクリーム市場における主要な成長要因の一つはプレミアム化
出典:アットプレス 2025/9/20(土)
なぜパッケージリニューアルが大事なのか?
出典:PACKAGE LINK
エキスパートの補足・見解
ハーゲンダッツに限らず、定番商品のデザインをリニューアルする最大の理由は「認知の向上」です。定番商品は良くも悪くも私たちの日常に馴染んでおり、続々と出てくる新商品の前では隠れてしまいがちです。スーパーの棚などで当たり前のように並んでいた定番商品のデザインを変えることで、今までとは違った姿で目立つようになり、認知が再び上がります。また今回のようにメディアやSNSなどでも話題になることで、宣伝効果にも繋がります。
しかしリニューアルの上でバランスも重要で、これまでのイメージと全く異なる方向性となると、そもそも認知されなくなってしまう危険性もあるため、今までのイメージを踏襲しつつ、かつ新しさを感じさせる絶妙なバランスが要求されます。そういう意味では今回のハーゲンダッツのデザインは、見慣れたロゴとイメージカラーでもある「バーガンディーレッド」を使いながら、よりスマートでシンプルに仕上がっていると感じます。
今後はこの新デザインを軸に、体験型イベントや限定フレーバーの展開も加速する見通しです。競合他社が追随する中で、ハーゲンダッツは高価格帯市場での独走体制を盤石にできるのか。その真価が問われるのはこれからです。