国境を越えた衝突が日目に突入 アフガニスタンとパキスタン
イスラマバード、パキスタン、3月4日 (AP) ー アフガン軍が3日未明、国境沿いのパキスタン軍陣地を攻撃した。これにより激しい武力衝突が発生し、アフガン兵67人とパキスタン兵1人が死亡したと、イスラマバード当局が発表した。両国間の国境紛争は5日目に突入している。 アフガニスタンの首都カブールにあるタリバン国防省は、パキスタンの主張を否定した。同省報道官は、過去24時間でアフガン軍がパキスタンの攻撃を撃退し、約12の軍事拠点を破壊、パキスタン兵4人を殺害したと述べた。 今回のアフガン・パキスタン間の緊張激化は先週、パキスタンが前週末に行った空爆への報復として、アフガンが2月26日に攻撃を開始したことで勃発した。その後パキスタンは国境沿いで作戦を展開し、アフガニスタンとの「全面戦争」状態にあると宣言。国際社会の懸念を招いている。 パキスタンは3日、アフガン軍が国境沿いの2カ所でパキスタン軍を攻撃したと発表した。 パキスタンのバロチスタン州南西部のキッラ・サイフルラ、ヌシュキ、チャマン地区にまたがる国境南部で16カ所のパキスタン軍拠点が攻撃されたという。 パキスタンのザルダリ大統領は2日、アフガニスタンとの継続的な戦闘を擁護し、イスラマバードはアフガン領内から活動する武装勢力を標的にする前にあらゆる外交手段を試みたと述べた。 同大統領はカブールに対し、パキスタン国内での攻撃に関与したグループの武装解除を要求した。 パキスタンではここ数カ月、暴力事件が急増している。同国はこれを非合法組織「パキスタン・タリバン運動(TTP)」の仕業と非難している。イスラマバードはTTPがアフガン領内から活動し、アフガニスタンのタリバン政権の保護下にあると主張する。カブールはこの非難を否定している。 今回の戦闘により、カタールとトルコが仲介した10月の停戦は終結した。イスタンブールでの協議は恒久的な合意に至らず、パキスタンはアフガニスタンがTTPや他の武装勢力を抑制する検証可能な措置を取るまで作戦を継続すると表明している。 パキスタン・タリバンは別組織だがアフガン・タリバンと同盟関係にある。2021年8月にタリバンがアフガニスタンで権力を掌握して以来、TTPは勢いを増し、パキスタン国内での攻撃を激化させている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)