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青いベンチ/Novel by カモミル

青いベンチ

7,179 character(s)14 mins

いつかのどこかのなにかに転生を繰り返す槍弓のお話、その一つ目です。
気が向いたらシリーズ化したいな…と。

⚠️槍弓のつもりで書いてますが、この話ではくっつく描写はほぼありません。
⚠️直接的な描写はありませんが、ある意味死ネタなので苦手な方はご注意ください。
⚠️かなり軽度ですが戦争中のような表現があります。
⚠️どちらかというと現パロですが、ある意味ファンタジー。
⚠️なんでも許せる方向けです。

イメージ曲:青いベンチ/サスケ

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こちらのお話、無配の小冊子を作りましたので今後どこかのイベントに持っていけたらなと思っております。
もしご縁があればもらってくださると嬉しいです。
小冊子版にはイラストがついてます。

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 見上げると、それはどこまでも突き抜けるような、澄んだ青い空だった。
 ぽかんと口を開けてぼんやりと眺めていると、その青いキャンバスに真っ白な線が引かれていくのが見えた。
 それはどこまでもまっすぐに伸びていき、やがて視界から外れていく。
 程なくして、綺麗に引かれたその線も緩やかに解けていった。あやふやな境界線に、思うところがないこともない。
 あれが飛行機雲ってやつかと、いつだったか俺の周りを取り囲んだ子供達がテレビで見たというその情報を、興奮した様子で語り聞かせてきたのを思い出す。
 人が空を飛ぶ最初の時代。知識としてはすでに持ち合わせていても、その時々の人々の感動に耳を傾けるのも悪くない。
 誰かの楽しそうな顔は好きだ。見ているこちらまで嬉しくなる。
 休日の午後。ここしばらく降り続いた雨の名残が、中央広場の古びた石畳に久しぶりの青い空を写していた。その小さな水鏡の上を、同じく小さな黄色の長靴が、ぱしゃんと小気味良い波紋を広げて駆け抜けていく。
 数日ぶりの快晴に、街が少しずつ活気を取り戻し始めていた。行き交う人々の笑顔を、公園の一角から眺める。
 ついでに、待ち人の姿がないか辺りを見渡した。
 ――……遅えな、あの野郎。
 此度の生も、いつもと同じ。どうせいつかは出会う運命だと思っていた。
 だが、なかなかどうして、待てども待てども待ち人が現れる気配が無い。一向に姿を見せない特徴的な白髪を脳裏に浮かべる。
 いつだってこちらを小馬鹿にしたような態度で嫌味と小言の波状攻撃を仕掛けてくる憎たらしいあのどや顔も、慣れてしまえば可愛らしいものだ。
 またいつものように喧嘩して、仲直りのキスをして、朝が来るまで二人きりで指を絡ませられれば、それでいい。
 そう思ってはいたのだが、その相手は未だに姿を見せないときた。
 ――んー? あいつもとっくにこの世界に来てるはずなんだがなあ。たしかに、特に待ち合わせなんぞしてないが、今回はさすがに見つけにくいか?
 空を眺めながら、ぽかりと思考を巡らせる。これまでの記憶を手繰り寄せる。
 今までは、俺が先に見つけることが多かった。
 持ち前の直感をフル動員して探し当てるも、『相変わらずキレのある嗅覚だ、恐れ入る』などと鼻で笑われるものだから、ついつい脳内で開戦のゴングを鳴らしてしまう。
 もう何度同じことを繰り返してきたかわからない。
 今生の世界よりも未来に生きたこともあるし、過去に沈んだこともある。
 どこの世界で生まれ変わっても俺たちは出会ってきたし、今回もそうだと思っていた。
 だが、アーチャーは未だ姿を現さない。
「ここ、座ってもいいかしらね」
 突然声をかけられて、慌てて意識を引き戻す。ふと声の主を見上げると、自身のすぐ傍に黄色い薄手のストールを羽織った穏やかそうな老婆が立っていた。曲がった腰を支えるように、右手に茶色の杖を持っている。
 散歩の途中なのだろうか。手荷物はそう多くはないようだ。木通あけびの蔓で編まれた素朴な籠の中に、新聞紙に包まれた小さな花束が見えた。
 ――おう。別に構わねえぜ。ゆっくりしてけよ。
 ふう、と軽く息を吐きながら、老婆は静かに腰を下ろす。
 今しか味わえない、初夏の爽やかな空気を胸いっぱいに取り込むように、軽く瞳を閉じて深呼吸をした。
 そして、自分と同じように真っ直ぐに空を見上げる。
「今日は本当にいいお天気ね。先日までの大雨が嘘のよう」
 ――そうだな。風も気持ちいいな。
「今日はやっとあの子のところに行けると思ったのだけれど、だめね。少し歩いただけでもう足が言うことを聞かなくなっちゃったわ」
 ――どこか出かけるところだったのか?
「せっかくあの子の好物を焼いたのに、無駄になっちゃったわね」
 少し寂しげに睫毛を伏せた老婆は、その小さな籠の中から花束とは別の包み紙を取り出した。
 新聞紙よりも少しだけ甲高い、軽い金属が擦れ合うような包み紙を広げると、ほんのりと焦げ目がついた楕円に整えられた黄色い焼き菓子が二つ、ころんとした可愛らしい姿を現した。
 表面に塗られた艶用の卵黄が、久方ぶりの太陽の光を浴びてより一層輝いている。
 スイートポテトというのだと、昔アーチャーから教えてもらったことがある。
 俺にはちと甘すぎたが、素材の旨味が感じられる素朴な味わいは好みだったことを思い出した。
「本当に久しぶりに材料が手に入ったから作ってみたのだけど、やっぱり無駄なことなんてするものじゃないわね」
 すげーうまそうにできてるじゃねえかと言おうとして、老婆の細く震える声に遮られた。
「もう、あの子はどこにもいないのに」
 伏せた睫毛の先端を、小さな雫が静かに満たす。
 やがて堪え切れずに溢れたそれを、少し色褪せた青いベンチがそっと受け止めた。
 周囲に気付かれないように小さく肩を振るわせながら泣いている老婆の姿を、ただじっと見つめる。
 やがて傾き始めた太陽が、中央広場の中心にある巨大な煉瓦造りの尖塔の陰に隠れた。
 初夏とはいえ、陽の光が遮られるとそれなりに冷える。
 肩に掛けていた薄手のストールを軽く引き寄せて、老婆はゆっくりと腰を上げた。曲がった腰を支えるように杖をついて歩き出す。
 その背中は、ここに来た時よりも小さく見えたような気がした。
 横目に老婆を見送りながら、なるべく考えないようにしていた事実をその背に重ねる。
 見渡す限り、中央広場にいる人間のほとんどが老人や女、子供ばかりだ。男がいない。より具体的に言うと、若い男がほとんど見当たらない。
 そのことに気が付いたのは、いつ頃だっただろうか。俺が初めてここに来た時には、この公園はもっと多くのカップルや家族連れで賑わっていたと思う。
 かわいい彼女とデートする者も、小さい子供を肩車している者も、皆一様に幸せそうな笑顔を向けていた。
 そんな姿を見ていると、以前どこかの世界でアーチャーと一緒に歩いた金色に輝く銀杏の並木道を思い出した。
 たくさんの人が行き交う中、周りの雰囲気にあてられてアーチャーと手を繋ごうとしたら、顔を真っ赤にして殴られたんだっけか。
 目の前に広がる光景に目を細める。今となっては、街の人々の笑顔は影を潜める日々が続いている。
 久しぶりの快晴で、わずかでも街に賑わいが戻っていること自体が、すでに奇跡なのだろう。
 遠くに見えていた黒煙は、着実にこちらへと近づいてきている。今のペースだと、この辺りにまで到達するのにあまりいとまが無いだろう。
 そんな風に思いを巡らせると、行きつきたくもない場所へと思考が到達してしまうことを、俺は心のどこかで恐れていたのだと思う。
 
 もしかしたら、アーチャーはもう、ここには来ないのかもしれない。来られないのかもしれない。
 
 待つことは嫌いではない。まあ、特段好きというわけでもないが、相手が必ず来るということがわかっているのならば、俺はいくらでも待つことができた。
 むしろこれまでは俺が迎えにいくことの方が多かったが、残念ながら今回はできそうにない。
 今の俺には、待つしかできない。
 だから、少しずつ減っていく街の人々の様子をただ眺めるしかないのは、結構堪えるものがあった。
 先ほどの老婆の涙を受け止めるのは、俺には少々荷が重すぎた。
 ――あーあ。こんなことなら、もっとちゃんと言っとくべきだったな。
 盛大に溜息を吐いて項垂れる。かさりと音を立てて、足元の新聞紙が宙を舞った。風が冷たくなってきた。
 地面すれすれにくるくると舞う新聞紙を、項垂れたまま睨むようにして横目で追いかけた。
 その軽々しくも重々しい姿に、背負わなくていいものまで無駄に背負っていつも墜落しかけている誰かさんを重ねる。
 その誰かさんは、もうとっくにこの世界からは退場してしまっているかもしれないのに。
 待ち人が自分の元に還らないことを認めることは辛い。
 先ほどの老婆は、その事実と向き合いながらきっと必死に毎日を生きているのだろう。
 ――あーー、くそ……会いたかったな。
「なんだ。こんなところにいたのか」
 恨めしい呻きと共にとっくに視界から外れた新聞紙を未だに睨みつけていると、不意に頭上から聞き慣れすぎたよく通る凛とした低い声が降り注いだ。
 驚いてひっくり返りそうになるのを必死に堪えて、声の主を見上げた。誰もわからないと思うが、この時の俺は相当間抜けな顔をしていたと思う。
「ずいぶんと探したぞ、ランサー」
 ――……アーチャー。
 今生での再会を諦めるくらいには長いこと待ち侘びた人物が突然目の前に現れた時の衝撃たるや、まさに筆舌に尽くし難い。本当に、どれだけ待ったと思っていやがる。
 その年月は、アーチャーの姿を見れば一目瞭然だった。
 相変わらずの高長身に服の上からでもわかる鍛え抜かれた身体、特徴的な白髪と褐色の肌。
 見慣れたその姿は、今はやや黒みが強い質素なえんじ色の軍服に包まれている。
 悲壮感漂う軍服の重苦しい雰囲気と険しい目元も相まって、なかなかに近寄りがたい風貌をしていた。
 それに加えて、青年期の男性と呼ぶにはほんのわずかに顔に刻まれた皺が多いかもしれないと思った。ひょっとしたら、かなり疲れているのかもしれない。
 見た感じ、こいつは今三十代半ばほどなのだろう。つまり俺も、この世界に来てからいつの間にかそれだけの年月を過ごしていたということになる。
 どうりで、待ちくたびれるわけだ。
「まったく。一体どこをほっつき歩いているのかと思えば、まさかこんなところで堂々と鎮座しているだけとは。いつもの喧しいほどの俊敏さが発揮されないとは、クランの猛犬の名が泣くだろうに」
 ――うるせー! 好きでこうなったわけじゃねえよ!
「それにしても、わかりにくいにも程があるだろう。よりにもよってまさか君の今生がベンチとは。かろうじてその青色が目印になったものの、国中を探す羽目になった私の身にもなってくれないか」
 ――お前だって前回は赤いポストだっただろうがよ! 俺だって前はめちゃくちゃ苦労したっつーの!
 再会直後から安定のお小言全開。どうやらこいつは何回生まれ変わろうがなんの姿になろうが、俺に対するお小言製造スキルだけは標準装備されるらしい。
「どれ……」
 ――あ?
 まるで自宅のソファにでも座るかのような無遠慮さで、アーチャーが俺の上に腰を下ろしてきた。
 二人きりで過ごしていた時ですら、どんなに誘ったとしてもこいつから甘えてくることなんてほとんど皆無だったというのに、俺が自らの意思で動けない時に限って、アーチャーは積極的に触れ合おうとしてくる。
 まるで気まぐれな猫そのものだ。
「ふむ。まあ、座り心地は一般的なベンチそのものだな」
 ――そりゃそうだろうな。
「たまには君を尻に敷くというのも悪くはない」
 ――てめこのやろ。
「だが……」
 再会を喜ぶまでも祝うまでもなく、出会って早々矢継ぎ早に言いたい放題を貫いていたアーチャーが初めて黙った。
 どっしりとその身体を俺に預けたまま、珍しくぽかんと口を開けてぼんやりと空を眺めている。
 うまく表情は伺えないが、かろうじて見えたその横顔は憑き物が落ちたようにどこかすっきりとしていた。
「君とは結局前回も話せず仕舞いだった。まあ、君の方からはよく語りかけてはきていたが。というか、ただのポストに寄りかかって日がな一日話しかける男なんて不審者以外の何者でもないから、もし次があればやめた方がいいぞ」
 ――うっせ。
「でも、嫌ではなかった」
 ――……。
「嫌では、なかったんだ」
 ――……アーチャー?
 空を見上げたまま、どこか諦めたようにアーチャーが言葉を紡ぐ。
「私は全然駄目だな。君のように、どうでもいい話もくだらない話もなに一つしてやれそうにない。毎日毎日働きアリのようにせっせと取るに足らない小さな出来事を持ってきては報告してくれる君のような甲斐性を発揮してやれない」
 ――それ褒めてんの? 貶してんの?
 相も変わらず、皮肉に関してはよく舌が回る男だと感心する。
 それが照れ隠しであることはもうずっと前から先刻承知済みではあるが、久しぶりに浴びるとやはりすぐさま開戦のゴングを鳴らしたくなる程度には小憎らしい。
「こんなことなら……」
 ――ああ?
「こんなことなら、この声が枯れるくらいに、君に好きと言えばよかった」
 ――……え、
「いつの時代も、どんな君であっても、いつだって君は呆れるくらい君だったから……」
 どこかに置き忘れてしまった思い出を探すかのように、アーチャーは空に向かって思いを馳せる。
「きっとその姿でも、ここにいる多くの人々に寄り添ってきたのだろうな」
 冷えた指が、部分的に色褪せた硬い青色を優しく撫でた。
「自分の気持ちなどいつでも言えると、そう思っていた。そんな保障はどこにも無いと、わかっていたはずなのにな」
 愛おしそうに表面を滑る指が擽ったい。降り注ぐ優しい声が面映おもはゆい。
 いや、実際にそのように感じ取れるわけではないが、いつになく素直なアーチャーに戸惑いを隠せない。
 そういえばと、不意に思い当たった。
 前回の赤いポストに、今回の青いベンチ。人の生きる時間の軽く二回分は、俺たちは互いに言葉すら交わしていない。
 思えば、随分と季節を見送ってきたのだなと、今更ながら気が付いた。
 ――なるほど。だいぶ久しぶりのアーチャーのデレに、俺もちょっと感化されてんのか。
「そして、今回はこれで終わりだ、ランサー」
 ――……あ? いきなりなんだよ。
 つい今し方まで感傷に浸り、珍しくらしくないことを宣ったかと思えば、次の瞬間にはいつも通りの淡々とした仕事人の顔をしたアーチャーが、なんの躊躇いもなく立ち上がった。
 こちらが動けないことをいいことに、アーチャーはもう振り向かない。
「私はこのまま三時間後の便で出兵が決まっている。もう、この街には戻ってこられないだろう」
 まるで事務連絡をするかのようなあっさりとした別れ話だ。こういうところはいかにもこいつらしくて腹が立つ。
 俺にはこいつを引き留める手も無ければ、ましてや声も出ない。このまま黙って見送ることしかできない。
「……そんな姿とはいえ、君もとっくに気付いているとは思うが、この国の戦況は悪化の一途を辿っている」
 ――やっぱりそうか。
 ここ最近、見える範囲から野郎が姿を消した理由がはっきりした。
 それなりに歳を重ねていようが、下の毛が生えたばかりのガキであろうが、動ける男共はみんな前戦に駆り出されているのだろう。
 そしてこいつも当然、その一人ってわけだ。
「これまでそれなりに戦地を切り抜けてきたが、次はもうないだろう。国は万策尽きてやぶれかぶれの特攻を指示している。考えることを放棄した者には、勝利は訪れまい」
 ――それでお前はその指示に従って、これから死にに行くってわけか。
 予定された死が、ただのベンチに対して想いを吐露させるくらいには、ほんのわずかにこいつを素直にさせたらしい。
 普段からそうであればいいものを。本当に、どこまでも不器用なやつ。
「ではな、ランサー。もしもまた次があるのなら、その時は……」
 言いながら一歩を踏み出していた脚を止める。
 時間にして三秒ほどじっくり黙った後、アーチャーはなにも言わず吹き抜ける風と共に、今度こそ迷いなく遠ざかっていった。
 大きな背中が小さくなりやがて見えなくなるまで、随分と長いこと俺はその背を睨み続けていた。
 
 
 ――ああ、わかってる。もしまた次があるのなら、その時は……



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 見上げると、どこまでも続く粉塵と黒煙に覆われた空に、街を焼く炎が鈍い赤色で写し出されていた。
 溜息混じりにぼんやり眺めていると、目の前の近い場所に落下した弾頭で破裂した石畳の破片が、その派手な音とは裏腹に風船のようにふわりと宙を舞った。
 軽々しく吹き飛んだはずのそれは、今度は重力の力を借りて人々の頭上に重く降り注ぐ。
 その破片に押し潰された人々が、焦げた地面に赤い花を咲かせて幾重にも横たわっていた。
 見渡す限り、果てなく続く残酷な赤に、思うところがないこともない。
 きっとアーチャーも、この赤の中でくたばったのだろうと、なんの根拠も持たないままランサーは思った。
 なんとなく、そう思った。
 せめて手を取ってやりたかったと、ただのベンチが感じるはずもない痛みが、胸の中でわずかに身じろぐ。
 不快なエンジン音を奏でながら頭上を飛び交う敵国の飛行機がまた一機、地上から放たれた高射砲の餌食となった。
 空を彩る花火のように弾けた機体の一部が、まるで粉雪のように静かに舞い落ちる。妙にスローモーションに見えた。
 今のランサーに、これを躱す術はない。
 ――……こう見えて昔は国のためにと、一人で何百何千もの人間を屠ってきたこともあるんだがなあ。まさかこの俺が、なんの抵抗もできずにただ殺されるのを待つだけだとは。
 自重気味に唇の端を吊り上げて、ランサーは静かに瞳を閉じた。
 
 
 
 
 
 
 
 ――もしもまた次があるのなら、その時は二度とその手が離れていかないように、思い切り好きだと叫んでやる。


 この声が、枯れるくらいに。

Comments

  • 桃瀬
    December 26, 2025
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