https://anond.hatelabo.jp/20260221184046
「でもラスティ・ネイルはレシピでスコッチウイスキーと指定されてるよ」
マスターが話を続けた。
ラスティ・ネイルはスコッチウイスキーとドランブイという甘いリキュールで作られるカクテルだ。今飲んでるゴッドファーザーとの違いは大雑把に言えば使われるリキュールがアマレットかドランブイかというだけだ。
「ラスティ・ネイルについては味もそうだけどドランブイがスコッチウイスキーをベースにしたリキュールだからというのが大きいと思うよ。あとラスティ・ネイル発祥の21クラブという高級レストランは当時バランタインと同じ資本が入ってたらしいから最初はバランタインのなにかを使ってたんじゃないかな」
「え、バランタイン?」
意外な話だった。バランタインはホワイトホースと同じくブレンデッドウイスキー、でもラスティ・ネイルにはもっとふさわしいスコッチウイスキーがあるじゃないと思ってマスターに聞いてみた。
「ドランブイは元々スカイ島で作られたリキュールでしょ。スカイ島といえばタリスカーじゃないの?」
タリスカーはスカイ島にある蒸留所でそのシングルモルトは非アイラ島のスモーキーな銘柄として有名だ。
「実際にはドランブイはスペイサイドとかのウイスキーを使って作られてるみたいだよ。だからタリスカーはスカイ島繋がりという言葉以上の意味はないんだよ。スカイ島繋がりでドランブイがタリスカーを使って作られてると勘違いしてる人も多いくらいだけどね。それにそもそもドランブイのオリジナルはブランデーを使って作られていたらしいから歴史的な観点からもタリスカーを使う意味は無いよ」
「ドランブイがもともとはブレンデーから作られていたなんて知らなかった……」
「ラスティ・ネイルにタリスカーを使って悪くはないんだよ。味ではドランブイはスモーキーなウイスキーにも合うし。まあタリスカー使うと高くなっちゃうからスモーキーにしたいだけならブレンデッドの例えばティーチャーズでいいと思うけどね」
たしかにティーチャーズを使った場合と比べるとタリスカーを使った場合は1杯で千円くらい高くなるかもしれない。マスターがさらに話を続ける。
「ただこの話で困ることがある。お客さんが"ドランブイがタリスカーから作られてるからラスティ・ネイルはタリスカーを使うのが正式だ"と思い込んでる場合、その間違ったうんちくをお連れさんに話すことがあるんだよね。まあ、そこまではまだいいんだよ、私は聞いてないふりするから。でも「そうだよね。バーテンダーさん」なんて同意を求められると否定もできないし嘘もつきたくないし……ただドランブイもタリスカーもスカイ島ですねとだけ言ってお茶を濁すけど」
バーのカウンターでひとりで飲んでいると男女2人の客が2つ離れた席に着いた。 少し「ほう」と思った。女性がかなりの美人なのだ。同伴出勤だろうけどそれほど派手にしているわけで...
https://anond.hatelabo.jp/20260219174623 同僚と軽い食事をとって別れた後、ひとりでいつものバーに向かった。 ちょっと早いからかまだ他に客はいない。濃厚で甘いカクテルがデザートみたいで...
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おーラスティネイル~♪
マティーニ飲むの相手に合わせてちょっと待ってぃーに なんてなガハハ