こちらの記事がわかりやすいと思うので引用します。こちらのグラフをみてください。マンションの販売戸数がここ数年で半減していますね(横軸に注意)。需要に対して供給量が減っているので販売価格は上がります。また建築費も高騰しています。建築費回収のために販売価格も賃貸の家賃も上がるのです。
以下、記憶を頼りに書くので間違いがあるかもしれません。ここ数年であまりにもいろんなことが起こりました。
新型コロナ禍後、さまざまな企業がテレワークを推進しました。そして裕福なホワイトカラー、特にIT技術者を中心に郊外へと大量の人が移住し家を建て始めました。結果、世界的に木材が不足し値段が高騰しました。これがウッドショックです。「シアトルがゴーストタウンになった」というニュースを皆さんもご覧になったかと思います。あの裏で起きていたのがこの問題です。
当時の日本は東京オリンピックの準備中。資材高騰はオリンピックのせいと見做されました。
オリンピックが終われば資材の高騰は落ち着くと思われ建て控える動きが始まりました。オリンピックが終わると大阪万博が話題になり、今度は万博叩きに移行。万博が終われば建築費は元に戻ると当時は期待されていました。(能登半島地震復興で万博が叩かれたのもこの流れ)
そうこうするうちにロシア・ウクライナ戦争が始まりました。日本はロシア製の木材に依存しており特に単板は輸入量の82%を占めます。単板を加工して作られるLVL(構造材)や合板(床や壁)が高騰しました。またこれは建築資材に限りませんが、円安と原油価格の高騰と輸送の混乱からさまざまなものが値上がりしました。
いよいよマンションを建て控える動きになりました。当時はこんなにも戦争が長期化するとは思っていませんでした。また万博が終われば資材高騰がある程度元に戻るとも当時は期待されていました。
そうこうするうちにより重大な問題が起きました。2024年問題です。
建築業界は兼ねてから人手不足でした。高齢化した職人さん達を異常な時間外労働をさせる事でなんとかしていました。2024年4月から規制が入り時間外労働に上限ができた結果、職人さんが1年先まで捕まらないという事態になりました。もはやお金を出しても建てられない状況に。
先ほどのグラフを見てください。2024年にごそっとマンション販売戸数が減っていますよね。
実際の資材の値上がり具合を見たい人はこちらを見ると良いかも。グラフは国土交通省の出しているもので令和4年までしかありませんが現在も高騰は続いています。最近の話題はすっかり人手不足の方に移ってしまったので資料はここまでしかない。