座に集う人々【前編】
突如ネタが降ってきたので投下。英霊エミヤの座がエラいことになりました。マスターは一切出てきません、サーヴァント無双です。ある意味出オチの嵐です。というか、出オチが7割を占める予定です。キャラ崩壊が激しい気がするので、解釈が違う点があったらごめんなさい。しかし一番チェックしているはずの五次弓が一番キャラ崩壊起こしていると思います、多分。 ■タグ・ブクマ・ブクマコメ感激しました///皆さんセンス凄すぎですwドタバタ劇以外の何物でもないですが、ぜひとも「幸せ」「ほっこり」を引き続きお届けしたいです! ■まだ登場していないサーヴァントはちゃんと登場しますのでご安心を! 決してチャリオットの片隅で仔犬みたいにすんすん泣いたりしてな……あれ、それもオイシイな。そして「解せぬ」と呟くあの御方、それは貴方の鞘が現在進行形で全身で叫んでおります。何といってもコイツ、最強のマスターを引いてなお「幸運E」なんで。あ、この人が登場したらエミヤさんUCW引っ込められなくなりそうです。無限に連なるメシ。
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陽光差さぬ灰の空。
不規則に軋んで回る錆びた歯車。
チリチリと舞い散る火の粉。
無数に連なる偽りの剣。
その遥か先、壊れて廃れて鉄屑と成り果てた残骸で出来た丘の頂上に、
この地の主は座していた。
これは地球(ほし)に存在するものではない。
限りなく小さく、しかしどこまでも深い、底なし沼のようなココロが創る幻の風景。
或る者は、澄み切った空と緑溢れる大地を想う。
或る者は、終わりのない地平とその先に眩い太陽を見る。
或る者は、数多の色が織り成す豪奢で荘厳な城が統べる楽園を夢想する。
そして彼の者が至ったのは、
生命も光も――闇すら存在しない、どこまでも空虚で希望のない世界だった。
何も救えなかった。
いや、救うという発想自体が烏滸がましかった。
失くしたものに気づけなくて、
取り零したものが多すぎて、
見捨てて踏みつけた存在の尊さに押し潰されて。
もはや自分には慟哭すらも許されない、と。
跡形も残らないほどに心を殺そうとした先に残ったのが、コレだった。
それでも、これが理想の果てだというのなら。
己の信じたものの結果だというのなら。
受け入れなければ嘘だろう、と。
善なる者にはなれなかった。
悪為す者にもなりきれなかった。
そんな半端な自分が唯一居ることを赦された場所。
だから独りで抱いてきたのだ。
そしてこれからも独り、この世界と共に、永遠を廻り続ける。
魂が完全に擦り切れて灰燼に帰すまでは。
そう、信じてきた。
あの爆音がするまでは。
どごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
「よっ♪」
火の粉と砂煙を巻き上げて目の前に現れた二頭立ての古の戦車の上には、
いつかに見た紅い魔槍を担いだ、蒼髪の戦士が乗っていた。