藤井聡太名人に挑戦の糸谷哲郎八段 理事になって好調、変わった心境

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佐藤圭司
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 日本将棋連盟の常務理事を務める糸谷(いとだに)哲郎八段がトップリーグのA級順位戦で初優勝し、名人挑戦者の座を射止めた。将棋界のかじ取りの一端を担いながら、プレーヤーとしても最高の舞台へ――。将棋界で「二刀流」を体現する、異色の挑戦者だ。

 2月26日の最終9回戦では、7勝1敗で永瀬拓矢九段と並んで首位だったが、共に敗北。この日のプレーオフでは力戦調の将棋に持ち込み、接戦を制した。同連盟によると、理事職を務める棋士が名人挑戦者になるのは1986年の第44期名人戦大山康晴十五世名人(当時は日本将棋連盟会長)以来、40年ぶりの快挙だ。

 A級は通算6期目。5期連続在籍した後、B級1組への降級が決まっていた第81期A級最終戦の前夜祭では、「散っても来年はまた咲く桜のように自分も返り咲きたい」とスピーチ。A級復帰を果たして迎えた今期最終戦の前夜祭では「花は落ちても、また来年、より大きく咲けることを示したい」と力強く述べた。プレーオフの末、名人挑戦という大輪の花を咲かせた。

 今期A級での好成績の理由を…

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この記事を書いた人
佐藤圭司
文化部|将棋担当・大阪駐在
専門・関心分野
将棋・ポップ音楽

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