【参考にどうぞ()】Intel Core Ultra 9 285を買ったらES品だった件
この記事は今後似たようなCPUをつかまされた人がいた際に参考用として使えるように、5ghzで動作するようにできる設定を書いておく。
あくまで参考値で、石によって動作の上限が変化する点は理解してほしい。
まずは事の成り行きからだ。
1. 悪夢の始まり
まぁとりあえずいつも通りに某有名中国系のマーケットサイトを見ていたら、なんとIntel Core Ultra 285の新品が2580元(購入時58000円位)で販売されているのを発見。
これは価格的にも素晴らしい。
24コアのCPUが6万ちょいかつ新品で手に入り3年動作保証が付くのであれば、1000%買いだと思い購入
ドキドキしながら到着を待つ。
到着後、ブツを確認すると、Aliexpressのバルク品みたく、透明なケースに入った状態で到着。
筆者はAliexpressに相当お世話になっているので、特に何も考えずマザーボードにIN
ちなみにこの時、外見上は普通のCPUとまtttったく変わらなかった。
2. 初回起動
初回起動してみると
ん....?
なんか重くないか?
明らかにすべてが遅い。
パソコン起動時設定しているソフトウェアどもが1つ1つのろのろと立ち上がる。マウスのカーソルがぬるぬる移動しない….
以前265KFでは問題なく動作していたので、多分Biosかグラフィックドライバーが悪さしてるんだろと思い、DDUを動かす。
その間トイレに行って、終わるのを待つ。
5分ぐらいたって、戻るとまだ終わっていない。
遅い
いくら何でも遅すぎる。
9070、AMD graphics、9070xt、Intel Graphics, 5060tiのドライバーが残っていることが書いてあったが、明らかに遅い。
マルウェアの線を疑い、タスクマネージャーを開くと
CPUクロックが700mhzしか出ていない…
実はこの時点ですでにヒントがある。
what the fuc-….
この状態でDDUを強制終了して後々Windowsをクリーンインストールすることになると、どれだけ時間がかかるかわからないので、一旦つけたまま寝る。
起きて確認してみると無事終わっていた。
グラフィックドライバーが原因でないことは確定したので、他の可能性を探ってみる。
3. 原因特定
とりまGeminiにいろいろ聞いてみた。
俺 「CPUが遅い!構成はこれ!」
CPU Intel Core Ultra 9 285
GPU Asrock Rx 9070 xt Steel Legend dark
マザーボード ROG strix b860 gaming wifi
簡易水冷 Asus ROG Ryuo IV hatsune miku edition 大陸版
ケース Asus ROG Helios II Hatsune Miku Edition 大陸版
電源 Asus ROG Strix Gold 1000w
ケーブルは特注品を使用
Gemini「ほえーこれが原因ちゃう?」
1. 「BD PROCHOT」の干渉を疑う
2. 特注ケーブルと電力供給の確認
3. BIOSの設定とアップデート
4. Windowsの電源プラン
まぁ確かに。これは全然ありうる。
とりあえず1から対処。
BD PROCHOTとは、
タスクマネージャーで 0.70ghz前後に固定される場合、最も怪しいのが BD PROCHOT (Bi-Directional Processor Hot) という信号です。これは、CPU以外のパーツ(マザーボードの電源回路やGPUなど)が「熱すぎるからCPUも速度を落として!」と信号を送る仕組みです。
らしい。
対処法は
切り分け: ツール「ThrottleStop」を導入し、BD PROCHOT のチェックを外してみてください。これでクロックが跳ね上がるなら、原因はマザーボードのセンサーか電源供給側にあります。
物理スイッチ: ROG系のマザーボードには稀に基板上に「LN2 Mode」や「Slow Mode」の物理スイッチがある場合があります。これがONになっていると、強制的に最低倍率に固定されます。
うん、ThrottleStopを入れてみて、確認してみるも、BDPROCHOTの欄はグレーになってて押せない。物理ボタンも無いので、これではないだろう。
2.特注ケーブルと電力供給の確認
これは無い。ほかのパソコンでは問題なく動作しているのを確認している。
ケーブルも半分刺さりなどもしていない。
3. BIOSの設定とアップデート
したが改善無し。
Intel MEも入れたが改善せず
4. Windowsの電源プラン
そもそも設定いじってないからこれもない。
これをしている最中、以前BiosでAsus ROGに元からついているOC機能の、Easy OCでExtreme Fastに設定していたことを思い出し、これを一旦オフにする…
も改善無し。「Limp Mode(セーフモード)」の作動、 特注ケーブルによる電圧降下、VRM(電源回路)の保護とGeminiもそれなりのことを言っていたがこれでもなかった。
というかこの時点でCMOSクリアをしていないのは謎だったので、急に思い出し、CMOSクリア。
まぁ簡単に解決すればここで終わりなんだが…
ここでGeminiに聞いてみると、以下のような原因も考えてくれた。
1. Ultra 9 285 専用の電力要求(Microcode)
2. 「物理的な」CMOSクリア
3. CPUの取付圧とソケットピン
4. 特注の「グラボホルダー」と「ケーブル」の干渉
1はBios更新をしている時点で違う。MEも更新した。
2はめんどくさい。ボタン押すだけでCMOSクリアできるんだからわざわざ分解してCMOSクリアする意味ないだろと。
3はありうる。だがすでにパソコンを組み終わっており、取り外すのもめんどくさいため、最後にすることに。
4は謎。要は純正ケーブルだけ使えってこと。
さっきやったやんこれ。却下。
ここまでの原因ではこうはなりえないと考え、もしや偽造品?と思いその線があるか聞いてみた。
俺「これ怪しいショップから買ったんよな。もしかして偽造品?」
Gemini「ありうる(笑)」
1. リマーク品(偽装品)の可能性
2. 「ES品(エンジニアリングサンプル)」の可能性
3. 「動作不良の返品個体」の可能性
一応今の可能性としては、
本物だが、BIOS/MEの不整合でマザーボードがブレーキをかけている(可能性:大)
本物だが、内部回路が故障している「ジャンク品」を掴まされた(可能性:中)
製品版ではなく、制限の多い「ES品」である(可能性:中)
…らしい。
1はそもそも24コア認識している時点で無い。
2はヒートスプレッダーが普通の物で、レーザー刻印した感じも無かったので無い。
3は全然ありうる。
とりあえずどういう動作状況をしているのかCPUZを確認してみないとわからないとのことで、確認してみる。
ごめん
ぱっと見違和感が無い。
別にNameも普通だし、コア数も問題ない。うーん?
これをGeminiに送る
回答:
結論から申し上げます。お察しの通り、そのCPUは一般的な「製品版(Retail)」ではなく、**「ES品(Engineering Sample:エンジニアリングサンプル)」**です。
CPU-Zの「Specification」欄の最後に (ES) と明記されているのがその証拠です。これが「クロックが上がらない」最大の原因である可能性が極めて高いです。
…くぁwせdrftgyふじこlp
どうやらES品らしい
ほんまかいな。
過去扱ったES品は、ソケットにぶち込めばそのまま動作したので、かなり困惑
なぜクロックが低いのか: ES品は製品版と異なり、特定の倍率以上に上がらないようロックがかかっていたり、電力管理機能(PL1/PL2やターボブースト)が正常に動作しない個体が非常に多いです。
TDPの不一致: CPU-Z上で Max TDP: 65.0 W と表示されていますが、製品版のCore Ultra 9 285は本来もっと高い電力枠で動作します。この個体は試作段階でかなり厳しい制限がかけられている「省電力向けの試作個体」である可能性があります。
焦りつつ、この時点でいったん販売元を確認してみる。
くsssssっそ小さい字でES品であることが書かれている。
….
…
悪質すぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
すでに2万個売れていることを見るに、サイト側としてはこれは問題ないのであろう。
返品は諦めて、動作をフル活用することにしてみる。
Geminiに相談すると以下のように回答があった。
とりあえず、1. 電力制限(Power Limit)の完全開放、2. 省電力機能(C-States)の無効化、3. BIOSでの「Sync All Cores」設定が必要。
後注意点として、ES品の「ハズレ」個体である可能性があるとも言っていた。
ES品にはいくつかステップがあり、初期のES品(ES1/ES2など)だと、**「負荷がかかると絶対にクロックが下がる」**という物理的なバグを抱えている個体も存在します。
とのこと。
えぇ…
4.設定をいじっていく
とりあえず一個ずつやっていく。
ASUS Performance Enhancement (APE) 3.0をオン
Long Duration Package Power Limit (PL1) と Short Duration Package Power Limit (PL2) を、最大値(4095)に設定。
CPU Core Ratio: [Sync All Cores] に変更。ALL-Core Ratio Limit: まずは控えめに 40 (4.0ghz) 程度を入力
やってみたが状態が変わらないので、Geminiに相談。
クロック固定の真犯人「IA CEP」を無効化する
ASUSのマザーボードでは、ES品のような「仕様外の電圧」で動くCPUを検知すると、即座にブレーキをかけます。
フぅん….
この時点で、3.0ghzまでは出た。
3.0ghzって何世代前だよと思いつつ、その旨を話す。
以下Gemini回答
正直なところ、このCPUはどうすべきか?
ハッキリ申し上げますと、この個体は**「自作PC初心者が常用してはいけないレベルの試作品」**です。
おいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww諦めるなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
どうせ保証ついているんだし、なんか売ったやつもムカつくから、ぶち壊れてもいい旨を伝えると、以下のようにアドバイスしてくれた。
1. BIOSで「省電力のブレーキ」をすべて外す
Intel SpeedStep / Speed Shift: [Disabled]
OSが状況に合わせてクロックを変える機能をオフにし、BIOSで設定した 4.5ghzに固定させます。
CPU C-States: [Disabled]
アイドル時にコアを休止させる機能をオフにします。ES品(B0版)はここからの復帰に失敗してクロックが上がらなくなる不具合が多発します。
2. 「65Wの壁」を数値入力で突破する
CPU-Zで Max TDP: 65.0W と出ている限り、少し負荷がかかるとすぐに制限がかかります。
Internal CPU Power Management 内の項目:
Long Duration Package Power Limit (PL1): 4095
Short Duration Package Power Limit (PL2): 4095
Package Power Time Window: 127
これにより、マザーボード側は「いくらでも電力を使っていい」という状態になります。
この時点で、軌道はできた。ただ電圧が1.47Vも出ており、壊れてもおかしくない数値であったため即落とす。
電圧を下げるためのBIOS設定(ASUS版)
BIOSの Ai Tweaker タブで以下の項目を調整してください。
Actual VRM Core Voltage (または Global Core SVID Voltage)
[Auto] から [Actual Offset Mode] に変更します。
Offset Mode Sign
[-] (マイナス) を選択します。
CPU Core Voltage Offset
まずは 0.050 または 0.100 と入力してみてください。
これで「通常より0.1V低く供給する」という命令になります。
Load-line Calibration (LLC)
もし項目があれば [Level 3] か [Level 4] 程度に固定すると、高負荷時の電圧の跳ね上がりを抑えられます。
これも設定すると、確かにある程度落ちた
CPU Core Voltage Offsetを-0.1で設定、LLCはLevel 4に。
この時点での電圧は、アイドル時クロック3.9ghzで1.394V
いかんせんまだ高すぎる。
LLCはLevel 4のまま、CPU Core Voltage Offsetを-0.12で設定
すると、Pコアは5.0ghz、Eコアは4.2に設定した状態で起動できた。
ただ電圧がえぐい。
1.41も出てる。
このまま、CPU Core Voltage Offsetを-0.132まで下げた。
わんちゃん5.2目指せると思い設定。
起動したものの、電圧が一瞬1.5いったため、即電源を落とした。
死ぬなら一番いい状態で死んでほしかったため、どうすれば電圧というこの暴れ馬を扱えるかGeminiに問うた。
Manual Voltage(固定電圧)への切り替え
オフセット(Offset)は「ベース電圧に対する引き算」ですが、ES品はそのベース自体が不安定です。いっそのこと、マザーボードに任せず 「絶対に 1.30V以上出すな」 と命令を固定しましょう。
AC/DC Loadline の調整(中級者向け)
もし上記を試しても 1.4を超える場合、VRM(電源回路)の供給設定が強すぎます。
設定場所: Ai Tweaker → Internal CPU Power Management
項目: IA AC Load Line
変更内容: 数値を 0.4 や 0.3 程度に下げてみてください。
理由: この数値が小さいほど、CPUに負荷がかかった時の「無駄な電圧の上昇」を抑制できます。
これを全部適応したらいい感じになった。
見づらいが、クロック49xで1.29Vで安定している
とりあえずワイルズベンチが問題なく回ったので、5.2へ挑戦。
x51で1.296V
あほ安定してるやん。
しかも冷え冷え。
余裕なので、54に挑戦。
Biosの数値を54.00に設定するも、強制的に53.00に固定される。
どうやらハード側でこれ以上のクロックが行かないように設定されていた。
えぇ…
おもんな…
一応Geminiが言うには、
がっかりする必要はありません。実は、空冷や簡易水冷(Ryuo IV)で B0 版 ES 品を全コア 5.3 GHz で安定させているのは、世界的に見てもトップクラスの「当たり個体」です。
らしいが…
あんまうれしくないな。
5. 結論
こうして省電力、低発熱、かつ省電力のパワフルCPUが誕生したのであった。めでたしめでたし?
多分性能的には285Tとかそういうのが近いのだろうか
5.3ghz以上行かないのは納得いかないがまぁITXとかそういうのにはいいと思う。
6.参考用設定
クロックと電圧は調節しつつ少しずつ上げてください。
もし起動しない場合はCMOSクリアしてBiosを再設定してください。
またマザーボードによって設定項目が異なる可能性が高いです
ASUS Performance Enhancement (APE) 3.0: [Enabled]
Intel Default Settings: [Performance]
IA CEP (Current Excursion Protection): [Disabled]
Long Duration Package Power Limit (PL1): 4095
Short Duration Package Power Limit (PL2): 4095
Performance Core Ratio: 52
Efficient Core Ratio: 42
Actual VRM Core Voltage: [Manual Mode]
CPU Core Voltage Override: 1.320
CPU Load-line Calibration (LLC): [Level 4]


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