健康診断「異常なし」でも安心できない? タンパク質、肝臓、ストレス…データの読み方「4つのポイント」
血液データでわかる「4つのポイント」
では、具体的に健康診断のデータのどこをチェックすればいいのでしょうか。気になる4つのデータの見方を紹介していきます。 ① タンパク質は足りている? ・BUN(尿素窒素)は、体内で使われたタンパク質代謝の目安 ・15 mg/dLを下回る場合は、まずはタンパク質摂取量が足りているかをチェック ・ただし、水分摂取量が多い、食事量全体が少ない、肝臓での代謝が落ちていることが要因の場合もある 加藤「日常で意識的にタンパク質を摂るだけで、尿素窒素の数値を改善できます。タンパク質不足だと筋肉量が落ちやすくなるだけでなく、集中力や思考力の低下、疲れやすさなど、仕事のパフォーマンスにも影響が出やすくなります。 タンパク質はホルモンや酵素、免疫の材料でもあるため、慢性的に不足すると体調が安定しにくくなります。まずは毎日の食事で、無理なくタンパク質を確保することが大切ですね」 ●改善アクション ・肉・魚・卵・豆類など、タンパク質を含む食事を摂る ・食事で足りない場合は、プロテインドリンクやサプリメントで補う
② 肝臓が疲れていない? ・AST/ALTは、20 U/L前後がひとつの目安だが、基準範囲内であっても推移を見ることが重要 ・ASTがALTよりやや高い状態(目安として2 U/L以上の差)が続く場合、ビタミンB6の摂取や食事内容を見直すサインになるケースが ・ALTがASTより高い状態が続く場合、脂肪肝などの可能性を考えて、生活習慣の見直しを 加藤「脂肪肝というと、お酒が原因だと思いがちですが、特に中年男性の場合はそれほど飲酒をしなくても、脂肪肝になるケースは少なくありません。原因としては、食生活の乱れやストレスがあるので、見直しが必要です」 ●改善アクション ・豚肉、まぐろ、かつおなど、ビタミンB6を含む食材を摂る ・食事で補いにくい場合は、サプリメントを補助的に利用する ・軽い運動を習慣化し、内臓脂肪をためにくい体づくりを意識する