『今の自分が言えること』
東谷英人です。
今回の告発・提訴の件について、劇団の創作現場の全てにいたわけではありませんが、長年にわたって出演してきた人間として、自分の心情や考えを述べようとしているのですが、丁寧に正直に書こうとすればする程、複雑でして、まだ他者にお読みいただける状態にまとまっていません。現状、いまだ深い混乱の中にいると自覚しています。ですので、文章にまとめるのにさらに時間をかけてこのまま時間がさらに経過するよりは良いと考え、非常に拙いですが、文章未満の箇条書きのままでも、今の自分に言えることを書いてみます。
・告発の日以降、自分のS N Sでは何も発信できておらず、自分の状況等についてご心配をおかけして申し訳ありません。演劇の仲間とは直接会ったり電話したりして、この件に関して考えつづけています。まだ話せていない人もいます。
・裁判、事態の行方を注視していきます。今のところ、証言等は頼まれてはいません。もしそうなれば、劇団員、そして両者を知っている立場として、自分が言えること/言うべきことは言おうと思っています。
・こうした加害/被害を生み出した環境を許してきた責任は自分にもあります。今回、告発に至った大内さん・宮地くん、そして、これまで関わってくださった中で傷ついている方々、申し訳ございません。
・わたしにできることとして、演劇界の同輩や後進の方々のためにも、そうした現実をしっかりと背負った上で今後行動していくつもりです。業界全体としてハラスメントのない環境作りを目指すうえで、環境というのは一人で作れるものではありません。一人一人が都度都度話し合いや共通認識を育てていくことでしか、ハラスメントのない環境は作れないと考えています。わたしはコミュニケーションに貪欲にあるいは謙虚に、しかし「わかりえぬ」ことを後ろ向きに放棄するのではなく、それでも「わかろうとする」努力を他者とし続けていくことでしか道は開けないと考えます。
また、第三者的な窓口や徐々に広まりつつある講習といったシステムの構築にも各人が尽力・精査できるようになることを願っています。
・現時点で、既に決まっている俳優としての仕事はどれもやろうと思っています。その後のことはまだわかりません。
・退団するかどうかについては、ここに至るまで自分の中でいろいろと変遷があったのですが、今わたしは退団しないという選択をとります。縁を切って、わたしは無関係です、とはならないですし、なんの解決にもならないと考えているためです。だからと言って、先だって退団表明をした大原くん、塚越くん、京介くんの選択は何も間違っていないとも思いますし、尊重します。彼らともそれぞれ直接話もしました。
ひとまず今はここまでです。箇条書きと言って書き出したわりに長くなってしまいました。自分も裁判の行く末を見守りたいと思います。
DULL-COLORED POP 東谷英人


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