教育現場の闇 性問題で処分教員281人、被害半数は「自校の教え子」対策しても残る死角
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塩田さんによると、これまでの教員の研修では、不祥事の事例を紹介するだけにとどまることが多かったといい、「教材を活用して、リスクをより自分事として捉えられるようにしてほしい」と話した。
■「早めにストレス発散を」
性犯罪やセクハラ防止のため、加害者の心理的ケアにも取り組むカウンセリングオフィス「AXIA」(大阪市北区)の心理カウンセラー、衣川竜也さんは「性犯罪は主にストレスや環境、個人の性癖など、さまざまなことが要因となり得る」と指摘する。一度手を出すとさらなる刺激を求めてエスカレートしやすく、止められない「依存」の状態に陥る危険性もあるという。
これまでの依頼者の中には元教員もいた。「生徒に親身に寄り添っている中で、距離感をまちがえるケースもある」と分析。ストレスを強く感じたときには理性や判断能力が鈍る。このため「本人自身がリスクを見据え、日頃からストレスをためないよう自分なりの発散方法を考えるなど早めに対処することが重要だ」とした。(堀口明里)
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