発達障害者の発見

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なぜ最近になって発達障害者(知的に問題がない自閉)が発見されたのか。おそらく発達障害者は融通が利かない性格で、健常者よりモラルが高かったと思われる。これが最近の世の中、具体的には、西暦2000年過ぎたあたりから、段階的にコンプライアンスが厳しくなり、健常者も真面目になってきた。昭和の頃とか平成初期だと、暴力が跋扈していたので、逆に、融通が効かないことを長所と捉える風潮があった。最近では暴力があるたびに警察である。昭和の頃なら暴力を振るわれても、警察には連絡しないし、喧嘩に負けた敗北者という扱いなので隔世の感がある。西暦2026年現在で考えると、社会全体が真面目と言えば真面目である。もちろん人間そのものが進化したわけではないので、根っこは変わってないかもしれないが、暴力団が暴力団の格好をして歩くようなことは考えられないし、街で喧嘩を売られても警察を呼べばよいだけである。やはり表面は真面目になったのである。決して人間が素晴らしい存在になったわけでもないから、そこが現代の息苦しさでもあるのだが、ともかく全体的にマナーがよいから、融通が利かないタイプの人間はただの変わり者であり、頑固で堅物だから真面目人間だという評価のされ方は消えた。過去に頑固者だった人間は軌道修正を迫られているし、空気を読めなければならない。生物学的には暴力的な昭和の頃と変化してないにしても、われわれを取り巻く環境が一変した。泣き寝入りという言葉が死語になった。訴訟社会において損害賠償に怯えつつ、暴力とは別のものに首を絞められているのだが、ともかく暴力が消滅したことで、かなり周囲への目配りが必要になっており、かつては比較的害が少なかった発達障害者が危険人物として取り除かれるようになった。
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