社民党が揺れている。社民党の公式X(旧ツイッター)は1日、衆院選比例代表東京ブロックに同党公認で出馬した大椿裕子氏を非難するコメントを発表。4日告示の党首選を前に党内に亀裂が走っている。
社民党のXアカウントは「大椿裕子(社民党副党首)さんが琉球新報の取材に答えた記事が3月1日に載りましたが、極めて事実に反する内容であるため、以下コメントを出します」と経緯を説明した。
背景に沖縄2区の事情がある。同区選出で昨年に社民党を離党していた新垣邦男衆院議員(当時)が、選挙前に中道改革連合に移籍。これに対して社民党は対抗馬を擁立したものの、結局、自民党候補が勝利していた。
大椿氏は1月27日の第一声で「私は最後までこの擁立に反対した執行部の1人です。ここに候補者を立てるべきではない。県民が何を望んでいるのか、そこにしっかり向き合うべきじゃないか」と対抗馬擁立を疑問視する演説を行っていた。
社民党は「個人の考えは自由であるが、公の場で組織の決定に異を唱えることは副代表として問題である」と大椿氏に対して謝罪と撤回を求めていた。大椿氏は2月27日に責任を取るために副党首を辞任すると発表していた。
その上で、社民党Xアカウントは「組織人としての有り様について指摘したにもかかわらず、今回の報道における大椿さんのコメントは論点をすり替えており、極めて遺憾です」としたが、大椿氏のコメント内容については明らかにしていない。
なにやらトラブルの気配だ。社民党は4日告示、21、22日投票、23日開票のスケジュールで党首選を予定。福島瑞穂党首が立候補を表明している。社民党の国会議員は福島氏とラサール石井参院議員しかいない崖っぷちだ。
そのラサール氏は衆院選中、社民党のやるべきことについて、「とにかくもっと党員を拡大し、新しい風を吹かせていこうと思っていた時にこの選挙なんで」と高市旋風に振り回されたとし、「確実に(党勢拡大を)やって、大きな揺り戻しを期待している」と意気込んでいた。しかし、ただでさえ小さい政党がますます小さくなってしまいそうだ。












