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コクミンの薬局、管理薬剤師の兼務相次ぐ 法に抵触、調剤報酬返還へ

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華野優気
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 ドラッグストアチェーン「コクミン」(本社・大阪市)が運営する調剤薬局で、責任者である「管理薬剤師」が、複数の店舗で兼務する不適切な運用が続いていたことがわかった。管理薬剤師は患者の健康管理などのため現場での勤務が求められ、一つの店舗への専従が医薬品医療機器法(薬機法)で義務づけられている。同社は兼務が同法に抵触すると認め、調剤報酬の返還を検討する。

 コクミンによると、管理薬剤師の兼務は大阪府兵庫県福岡県の計12店舗で確認された。体調不良などで管理薬剤師らが欠員となって営業が難しくなった店舗に、この12店舗から管理薬剤師を派遣していた。

別の薬剤師の印鑑使い発覚免れる例も

 派遣された管理薬剤師が、利用客から処方箋(せん)を受け付けて調剤する際、その店舗の管理薬剤師の印鑑を使って発覚を免れていた事例もあった。派遣元の店舗は別の薬剤師らが業務に当たっていたという。

 兼務は、複数の店舗を統括するエリアマネジャー2人の指示で続いてきた。2人は会社側に、法令違反を認識していたが、通常通りに開店させることを優先したという趣旨の説明をしているという。

 昨年末に内部通報で発覚した。コクミンは各地の保健所などに報告し、指導を受けているという。同社は通報時点から過去1年間にさかのぼって兼務を確認。過去3年間をめどに調査を続け、期間中の調剤報酬について「返還も含めて適切に対応を進めていく」としている。調剤報酬は、調剤や服薬指導などに対して公的な保険制度から受け取る対価。

コクミン「薬剤師が不足していた」

 管理薬剤師は、医薬品の管理…

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この記事を書いた人
華野優気
東京社会部|調査報道担当
専門・関心分野
消費者問題、社会福祉