犯罪学者のへっぽこ婚活録:マッチングアプリ編
実は婚活をしている。色々な事情があってのことなのだが、新橋九段としての活動的にはアンフェが妄想で語るのとは違う、リアルの婚活場面を知ることができるというメリットもあった。
さておき、じゃあ実際どうなの? という疑問はあるだろう。ここでは、怪しげなアフィリエイトサイトのような誇張もなし、アンフェのような敵意的妄想もなしのリアルなところを書いていきたい。
犯罪学者は何故婚活を始めたのか?
理由は2つある。家と加齢だ。
学者というのは不安定な仕事だが、幸運なことに色々あってひとところに落ち着けそうな気配がある。そうなると次に考えるのは終の棲家だ。賃貸はいくら金を払っても資産にならない。高齢になれば新しい借家を探すのも困難だし、どこかで自分の家というものを手に入れたい。
そこで問題になるのは将来設計だ。私は子供を欲しいと思っていないが、それでも、結婚するのとしないのでは必要な家はがらりと変わる。一人暮らしなら小さい家を適当に買っても構わないが、妻がいるならそうもいかない。
つまり、家を買うためにはまず、自分が結婚するかどうかを見極めなければならない。金を積んでも解決できないぶん、どう考えても結婚のほうが難しそうだが順序をあべこべにはできないので仕方ない。
もちろん、婚活をしたところで結婚できるとは限らない。もう一生独身だなと確信したところで、なんかの拍子に結婚する可能性もある。結婚しても離婚する可能性もあるし。自分の人生がどう転ぶかは結局わからない。しかし、だからといって一番大きな可能性を潰しておかない理由にもならない。
どうせ独身だと決めてしまう前に、一通り自分の可能性は試しておくべきだろう。結婚のほうが難しいとは言ったものの、婚活のほうが家を買うよりかかる金は少ない。人生最大の買い物をする前に試す価値はある。
もう1つの理由は加齢だ。私は皆勤賞の常連で花粉症すらないという健康優良児だが、最近はその元気にも陰りが見え始めた。コロナでダウンしたこともあるし、足腰も怪しくなってきた。それでもいまはまだ耐えているが、徐々に「回復しない」ということも起こるだろう。
そんなとき、一人きりというのは恐ろしい。
単に生活の不便の問題もあるが、精神の問題もある。独身のまま定年を迎え、仕事にすらいかなくなって一人きりで体調不良を抱えるのは辛すぎる。いまも書いてて怖くなってきた。
無論、結婚しても妻に先立たれることだっていくらでもあるだろうが、それを言っても仕方がない。仮に先立たれても、誰かと一緒に暮らした思い出があるのとないとでは大違いだろうし。
というわけで、いま私は切実に結婚したいと思っている (ついさっき独居老人の自分を想像させる文章を書いたせいかもしれないが)。こりゃぁもう、婚活するしかないな。
ちなみにだが、結婚の話を母親とすると彼女は決まって「探すなら早くした方がいい。男はオッサンになるが、知ってる人がオッサンになるのと知らんオッサンと結婚するのでは大違いだ」ということを主張する。血の繋がった息子に言うことかよとは思うが正論なので仕方がない。それに、私だって知ってる人がオバサンになるのと知らんオバサンと結婚するなら前者の方がいい。若いうちに相手を探した方がいいのはお互い様だ。
……まぁ、こっちはもうオッサンだから手遅れな気はするけど。
新橋九段のスペック
婚活の話をするには、私個人のスペックを語る必要がある。実は年収2000万円でしたとか、実はジャニーズの書類審査くらいは受かったことがありますでは参考にならないので。とはいえ、書き出してみるとパッとしない。すごく良いわけではないがネタにできるほど酷くもないという、一番面白くないパターンだ。
この記事は『九段新報+α』の連載記事です。メンバーシップに加入すると月300円で連載が全て読めます
ここから先は
金のない犯罪学者にコーヒーを奢ろう!金がないので泣いて喜びます。



購入者のコメント