イランのタスニム通信は28日、イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊がホルムズ海峡で船舶の航行を禁じたと報じた。この海峡は世界の原油供給量の約2割が通過する海運の要衝。海上封鎖が事実であれば、原油価格高騰など世界経済の混乱を招く恐れがある。
英海軍の関連機関UKMTOも28日、アラビア海を航行中の複数の船舶がホルムズ海峡の封鎖を知らせる無線を受信したと発表した。ただ、「現時点では事実確認ができていない」と指摘。法的な手続きを経なければこうした呼びかけには拘束力はないとして、「船舶は引き続き国際水域を自由に航行できる」としている。
イランと米国、イスラエルとの交戦は28日夜も続いた。イスラエル軍は戦闘機約200機がイラン空爆に参加し、防空システムやミサイル発射施設など約500の標的を破壊したと発表。イランメディアなどによると、イラン国内では24州で少なくとも201人が死亡、747人が負傷した。ナシルザデ国防軍需相とイラン革命防衛隊のパクプール司令官もイスラエル軍の攻撃により死亡した。
また、米中央軍は声明で、イランのミサイルや無人機など計数百発を迎撃することに成功したと発表した。米側に死傷者はなかったという。米軍基地などの被害も最小限で、「作戦に支障はない」としている。【カイロ金子淳】
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