イランの指導部死す

イランの最高宗教指導者、アヤトラ・アリ・ハメネイが爆撃によって殺されたようです。一時期、飛行機に乗って退避しようとしていると言われていたあとの出来事。最初に伝えたのはイスラエルのチャンネル12テレビ。ほかにもモハメット・パフコーア(正確な日本での報道名は不明)を含む2人のトップオフィシャルが殺されたとのこと。G.B.ニュースのインタヴューを受けたイスラエルのもと政府高官によると、地上に軍を送る計画はなく、あとはイランの一般市民にすべてをまかせる、との発言をしていた。イランの革命防衛隊に、ハメネイ師らは大量のアラブ諸国からの傭兵をいれていた。最近のイスファハンのデモでも、市民は『我々イラン人はアーリア人だ。アラブの言う通りにはならないぞ』と叫んでいた。最高指導者たちが入れた人たちであるから、このまま抑え込む側についたら、市民はますます反発することになるだろう。

幸いにして、一般のイラン市民たちは武器を持っていないので、他の中東諸国で起こるような武器を持った者同士が撃ち合うようなことにはなりにくいだろうというのが観測だ(海外にいるイラン人のインターネット上での反応をみるとそう思える)。英国ではイランの旗の中央にライオンがついた古いイラン国旗を持ち出してお祝いをする大量のイラン人たちの様子がアップされている。

さて、週末には、その英国では地方選挙がマンチェスターで行われたのだが、グリーン・パーティーが大躍進した。グリーン・パーティーというと環境保護の政党のように聞こえるが、それは昔のはなし。彼らの主張は国境開放で移民を入れほうだいにするということ、パレスチナの側について反イスラエルの立場を示し、地主などによる個人の土地所有を禁止するという政策。興味深いのは、立候補した金髪の白人女性がウルドゥ語で選挙演説をして、ビデオの政党公約もみんなウルドゥ語であったことだ。昔ながらの環境保護政党と思って入れた人も少なくなかった。

イランは長らくイスラム社会主義でやってきた。経済はうまく回らず、市民への弾圧も強かった。英国の南アジア系の人たちは、そこへ近いところへ動かそうとしている人たちが少なくない。彼らは聖典に『この大地は地の果てまで神のもので、どこへでも好きなところへ行って住むがよい』と書かれているので、宗教的に本来、国境は必要ないと考える。英国やヨーロッパへの不法移民の背景にはそうした思想がある。さらに、国家、ましてや異教徒が作った”国家”は何の重要性も認めない。英国の議員のシャバナ・マフムードも”英国と言う国よりもイスラームの理念が第一』と語っている。彼女は英国労働党の議員で政府閣僚ながら、背景はパキスタンで、教育はサウディ・アラビアで受けている。同じ宗教を信じる者たちの横の連携と結束こそが第一と考えている(共同体、ウンマと呼ばれている)。

彼らは基本的に戒律生活なので、その国の法律よりは宗教法を重んじる。すでに英国には80を超える調停のためのシャリア法廷が存在する。これが進むと、英国に2階建ての二重法律構造が出来てしまわないのか?ということが取りざたされるようになってきた。たとえば、夫婦が離婚する場合、男性が女性を離婚するのは簡単だが、女性から男性を離婚させるのは容易ではない。

日本も今後、こうした問題をどうするのか、考えておいた方が良い。人が老いて、病気になり、死ぬということ、それにかかわる介護する人の思想も、日本の仏教的な信条と常識とは大きくことなる。そもそも旧約聖書の中で、カインとアベルの話の中で、人類最初の殺人を犯した悪人は農民ということになっており、彼らは畑で働くものをさげすむ。イランにいた時、彼らがよく農民のことを”イヌのように働いているみじめなやつら”と言うのを聞いた。ものを右から左へ動かして儲ける人、エンジニアなどがエライとされる。

英国は今後、どうなるのか。社会主義・共産主義とイスラームは相性が良い。どちらもグローバリズムのもので、個人所有に制限をかける。言論の統制もお手のもの。彼らの聖典では、みんな神の奴隷であると書かれている。

英国の最大の注目の勢力はレストア・ブリテンだろう。ルパート・ロウ党首のもとに、ここ2週間で100万人を超える支持会員が増え、このペースで政治勢力が増えたことはいまだかつてない。ルパート・ロウに、いままでの英国がとどまれるか、あるいは英国がキリスト教を捨ててイスラーム国家になるか、かかっていると私は思いますね。英国からいま復活祭のまえのレントのシーズンであることを示すニュースはまったく聞こえてこない。ラマダンの話ばかりだ。

プロフィール

roughton

自然と調和して、自転車の上のEthicalな生活をして、健康長寿。

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