山梨県内の精神科病院で虐待、12件を認定 看護師からが最多7件
山梨県内に12ある精神科病院で、2024年度に病院職員らによる入院患者らへの虐待が12件あったことが県のまとめでわかった。精神保健福祉法改正で24年度から、精神科病院での虐待の報告・通報が義務づけられた。虐待件数の公表は初めてとなる。
県健康増進課によると、患者への虐待の通報や相談が18件あり、うち12件を虐待と認定した。全国での虐待認定件数は260件だった。
虐待の種類(重複あり)は、身体的虐待が9件、心理的虐待が5件、性的虐待が2件あった。虐待を受けた患者は、男性5人、女性9人の計14人だった。
虐待をした職員は、看護師が7人で最も多く、看護助手が1人、介護職などのその他業務従事者が4人だった。
認定した12件の虐待について、県は、より具体的な内容を口頭で聞いたり、職員や指定医が患者や関係者に聞き取りをしたりするなどの措置を取った。また、診療録などの提出や提示を命じたり、改善計画の提出を求めたりしたものもそれぞれ2件あった。
知見圭子課長は「患者から相談できることもより周知し、25年度以降どう変わるかを分析したい」と話す。