「たんぱく質の時代」はもう過去? 食物繊維が次に注目される理由
マクドナルドのケンプチンスキーCEOも、自身のインスタグラムで「26年は食物繊維が大きくなる」と予測しており、同社が参入する可能性も示唆している。
フレイ氏は、チップスやパフクラッカーなどのスナックが食物繊維の主戦場になると予測する。特に豆類を原料とする製品だ。ただし味は重要な要素であり、植物由来原料の場合はなおさらだ。
「消費者は一定の妥協をする用意があるが、味が伴わなければ必ずしも妥協するとは限らない」「景気動向にかかわらず、こうした製品には多少高くても支払う意思がある」と同氏は語った。
ウォルマートのスナック売り場を歩く客。ウォルマートのプライベートブランドは健康食品に力を入れている/JC Milhet/AFP/Hans Lucas/Getty Images
そこで登場するのが、大手食料品店が展開するプライベートブランドだ。これらも食物繊維強化製品でウェルネス分野に参入しているが、プレミアム価格ではない。
食品スーパーのアルディは自社ブランドを再始動し、「体に良い」とされるソーダやミールバーの類似商品を投入した。ウォルマートも植物由来原料を含む食品をそろえたシリーズを拡充している。
健康面への影響は
医療専門家によれば、推奨される食物繊維摂取量は成人女性で1日25グラム、成人男性では35グラムだ。そのため「全体として健康的な流れだ」と、管理栄養士のポール・クリーグラー氏は述べた。
ただし、店頭に並ぶ包装食品は、この不足を解消する万能薬ではない。食物繊維を摂取するなら、食料品店の青果・野菜売り場に向かう方が望ましいと同氏は述べている。
米政府が最近公表した食事ガイドラインも、「食物繊維が豊富な全粒穀物」を含む「本物の食品」を優先するとともに、高度加工食品の摂取を抑えるよう促している。
「長年クライアントに教えてきたのは、毎日、自分の頭ほどの山のような野菜を食べることだ」とクリーグラー氏はCNNに述べた。「皮肉なことに、『ファイバーマキシング』を助ける食品の多くはラベルすらなく、新鮮なものを自分で手に入れなければならない」