F1テクニカル的解説 ラスベガスGP2025 スキッドブロック違反について!
2025年のラスベガスGPのレース終了後、マクラーレンの2台はスキッドブロックの過度な摩耗により失格となりました。今シーズン、何回か起こっているスキッドブロックによる失格とはどういうことなのか、解説します。
◯スキッドブロックとは?
茶色の板状のような物でフロア底に設置されています。板状のような物は、パーマグラスというガラス入りの樹脂で出来ています。厚さは10mmあり、4つの深さ10mmの穴の厚みのみを測定します。この穴は直径50mmのチタン製留め具で覆われているため、チタンの摩耗具合を測定していることになります。走行中に火花が散るのはこのためです。
◯なぜスキッドブロックの摩耗を測定するのか?
F1チームはフロアダウンフォースを最大化するため、車高をギリギリまで落として走行します。しかし、現規定はグラウンドエフェクトカーなのでポーポイジングを引き起こし、制御不能な状態になる可能性があります。車高が低いとスキッドブロックが路面と接触して摩耗するため、厚みを測定することで車高を制限しています。
◯マクラーレンのスキッドブロック違反について
マクラーレン両車ともに規定の9mmを下回っています。チームは車両に搭載されている荷重センサーからスキッドブロックの摩耗具合を推定することができます。レース終盤に、ノリスにリフト&コーストを指示したのは、スキッドブロックの過度な摩耗を警戒したためでしょう。それによって、FIAに目をつけられ検査対象になってしまった。
◯まとめ
雨のセッションが多かったため十分なデータが取れなかったことが要因だとはいえ、マクラーレンだけ明らかに火花の量が多かった。チャンピオン争いはどうなることやら。



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