マルイ89式小銃の所感 その2(トラブル、困った点、まとめ)

<その1>に続き、今回はトラブルや困った点(とその対応)等と、それらを踏まえた上でのまとめ(総合評価)を書こう。

3.これまでに経験したトラブル
(1)フルオート射撃しかできなくなる(セフティはかかる)(固定銃床、折曲銃床で各1回)
折曲銃床、固定銃床ともに導入から1年強で発生(固定銃床は現在入院中)。
これについてはサバゲ仲間から「(故障と言っても)撃てるなら(まだ)いいじゃないか」と言われた。(確かに・・・・ ^^;)

(2)ネジの緩み
銃自体の作りはしっかりしているのだが、特定の場所のネジが緩み易いのだろうか?以下の経験がある。
(そんなにコキ使ってるとは思わないが・・・ ^^;)
①マウントベースの緩み(固定銃床、折曲銃床で各1回)
ダットサイト等を載せるレイルではなく、その土台になるアッパーレシーバー上の板状の部品にガタがでる。
一旦バラしてネジを締め直すしかない。フィールドで会った他の89ユーザーさんも同様のトラブルを経験しており、ネジロックで留めることを勧められた。
②ストックの固定ネジの緩み(固定銃床、折曲銃床で各2~3回)
折曲銃床では銃床のヒンジとレシーバーを留めるネジが緩むが、これは銃床を畳んでマイナスドライバー(アーミーナイフ等についているものがピッタリ)で締めてやればよい。
固定銃床の場合はバットストックを開けて相当奥にあるネジ(1本)を締めなければならない。この為軸長200mmの長いプラスドライバー(P.2-200)を購入した。P2のネジは89式(に限らず?)のあちこちに使われているようだし、ちゃんとしたメーカー(私のはベッセル)のものがホームセンターで600円程度なので、固定銃床を購入するなら合せて買った方がいいかもしれない。
③スウィベルリンクの緩み(折曲銃床のみ2回)
何故かゲーム直前に発覚する(^^;)。1点式スリングを使っているので結構な負荷が掛かっているのだろうか。

(3)コッキングハンドルの動きが渋くなった(折曲銃床で1回)
ゲーム中に転倒して、右側アッパーレシバーが僅かに歪んだのが原因。アッパーレシバーを外し(内側から少し叩いたか?)シリコンオイルを拭いから解決。「そんなのトラブルの内に入らん」と言われそうな、むしろ89式の頑丈さを示すエピソードだろうか?(<打ち所が良かったのでこれで済んだ可能性もある)

4.困った点とその対応
<その1>で述べた短所については
・スティックバッテリーなので、容量が不足→スペアのバッテリーを持てばいい
・アホな設計のセフティ→こういうものだと割り切る。アウトドア戦では操作の頻度も少ないので、慣れれば何とかなる?<このセフティを使いこなしてこそ真の89使い?(^^;)
・使うと着弾が上にずれる二脚→これは銃を置くときに使うものだと割り切る<誰ですか「脚なんて飾りです」と言っているのは?ジ○ン○じゃあるまいし(^^;)
という風に対応している(諦めている?)。

一番困っている、というか購入時にがっかりしたのが、レイルを装着できず拡張性に乏しい事だ。
確かにダットサイト等を載せる為にレシーバー上部に着けるレイル(マウント)や、銃身やハンドガードに着ける小型のレイルはある。でもハンドガードが左右2分割なので下面にレイルを着けられない=バーチカルグリップやグレネードランチャーを装着できないのだ。
昨年フロンティアからレイルハンドガードが発売されたが、3万円近い値段(89式がもう1挺買える)と、バッテリーが外装式になる事による重量バランスの悪化を懸念して、個人的には購入する気にならなかった。
今では
・グレネードランチャーは別に単発式を携行すればいい(その為にHK69A1をサバゲ仲間から譲ってもらった)
・バーチカルグリップの代わりにマガジンハウジングを掴めばいい(これが案外具合が良い)
と割り切っている。あと
夜戦やインドア戦の為にライトを着けたいが、これはフロンティアの小型レイルをハンドガード(上下左右45度に装着できる)を使うことで解決した。

しかしM16系やAK47系に比べると、89式のカスタムパーツは本当に少ないと思う。前述のレイル類やフロンティアの外装パーツ、カスタムバレルの他はマルイ電動ガンに共用できるチャンバー関係のパーツくらいだろうか?

5.その他
(1)予備マガジンについて
89式にはM16用マガジンも使用できる(実銃も同様)。
ノーマルマガジン同士の比較すると(<多弾マガジンはサバゲでは使わないので)
・89式マガジンの方がしっかり銃に装填できるように感じる。このマガジンは全弾を撃ち切れる美点があるが、その為にマガジンフォロアーが飛び出すので、これが折れる懸念がある(自分では経験は無いが、某大手ショップで実例があったと聞いた)
・M16用マガジンは全弾を撃ち切れないことがある(フルオートでは大丈夫みたいだ)。M4/M16系の他、G36系にもM16マガジン用のマガジンハウジング交換して使用できる。近距離戦やインドア戦用にM4やG36Cを併用するなら、マガジンを共通化できるメリットは大きいだろう。
なお89式用、M16系用ともに20連(サイズ)のショートマガジンがあり、これは伏射の時に邪魔にならない等メリットが多いと思うのだが、生憎20連マガジン用のマガジンポーチが滅多に無いので、予備マガジンとしては使い難くなってしまっている。

(2)お勧めの資料
「エリートフォーセス 陸上自衛隊Part2」(ホビージャパン)にマルイ89式の分解手順が掲載されている。
なお同誌の記事ではアッパーレシーバーを外す(マウントベースが緩んだ際に必要な作業)前に銃床を外しているが、実際には銃床を外さなくてもアッパーレシーバーは外すことができる。

画像

7.まとめ
レイルを使っての拡張性に乏しい事やアホなセフティ等の短所もあるが、絶妙な大きさと重量バランスや性能を考えると、アウトドア戦でオールラウンドに使える、お勧めできる銃だと思う。
実を言うと元々は89式(実銃)はそれほど好きではなかった。スタイルはいいけど、国産の銃器なので特に高性能でもなく間抜けな設計がされているだろうという偏見があったのだ。
しかし購入してサバゲで使っている間に、相性が良かったのか段々89式が好きになってきた。
89式を「世界で一番いいアサルトライフル」とは思わないが、「一番好きなアサルトライフル」になったかもしれない。

カスタムについてはダットサイトやスコープを載せるくらいしかやっていないが、現在修理中の89式固定銃床にHホップを組み込む予定なので、それが仕上がったら<その3>としてレポートしようと思う。

この記事へのコメント

Josha
2009年01月19日 23:55
もともと89式(実銃)を、それほど好きではなかった、というのは意外だったな。
それだけ無くてはならなくなていると、周囲も納得しているということか。
2009年01月20日 19:29
>Joshaさん
本当に89式は買ってから好きになった銃ですね。
考えようによっては非常に幸運と言えるでしょう。

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