石川入り、経済成長の重要性を訴えた高市首相=金沢市の本多の森北電ホール   

大きな歓声と拍手に「早苗スマイル」で応える高市首相

 高市早苗首相(自民党総裁)は28日、石川県知事選に出馬した現職候補の応援演説で石川入りし、金沢市の本多の森北電ホールで演説し、石川の経済成長の重要性を訴えた。県内には世界に誇るものづくり技術があるとし「県内にある成長の種を花開かせて、経済をもっと元気にしていく」と力を込めた。能登半島地震からの復旧復興については、漁業や農業などのなりわい再建が、大規模災害に見舞われた他地域と比べ早く進んでいると強調した。

 現職首相が現地入りして地方選を応援するのは異例という。

 会場には予定開始時間の3時間以上前から開場を待つ列ができ、立ち見を含め超満員の約2050人(主催者発表)が駆け付けた。午後6時半ごろに、高市首相が登場すると、大きな歓声と拍手が上がり、聴衆が一斉にスマホを向け、「サナー」と声も飛んだ。

 22分間の演説で、高市首相は経済成長に向けた挑戦の意義を強く訴えた。金沢にニッチトップとして世界に挑む企業が幾つもあるとし「素晴らしいものづくりの宝物が地元にある。挑戦しない国に未来はない」と呼び掛けた。震災からの復旧復興へ、国とのパイプを生かして尽力する現職の働きぶりに触れ「誇りに思ってほしい」と述べた。

 高市首相の県入りは、能登地震と奥能登豪雨の被災地を視察した昨年12月以来となった。

 羽田空港から民間機で石川に入った高市首相は演説の冒頭、米、イスラエル両軍によるイラン攻撃に触れ「イランで大変なことが起きている。それで飛行機に乗るかどうかだいぶ迷った」と明かした。

 イラン情勢に関して「かなり前からさまざまな動きを見ながら、イランに住む邦人に国外へ退避してもらう対応を続けてきた」と主張。「危機管理、万全の体制を取っていく」とも強調した。演説後はJR金沢駅から新幹線で東京に向かった。

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