やわらかな朝の光【赤騎弓】
※本文にネタバレありますご注意下さい
皆さんホロウ買いましたか私は声つきアヴェさんの格好良さに瀕死状態ですこんにちは。槍弓は漁港デートを何回繰り返したのちょっと教えて欲しい。
何度見返しても以下略で急性赤騎弓欠乏症にかかった結果がこちらの現代パラレルになります。
この赤騎兵さんは多分国際線のパイロットとかそんな感じの休み不定なお仕事をしていると思われる。
それはそうとして某おとめゲームのキャラクターがカラーリングを変えた赤騎兵さんに見えて仕方ないので出来心で加工してみたところマジで学生赤騎兵さんが出来上がりました。これは買うべきなのか。び/たみ/んあー/るというゲームなんですけどね。
そのおかげで才能あっていいとこのボンボンだけど一周半して凄くお馬鹿な赤騎兵さんと指導教員弓さんという妄想がぐるぐるしています。
但し選択肢を間違えたらSN並のバッドエンド率だ。ビバヤンデレ(赤騎兵をなんだと思っているのか)
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- 47
- 4,523
※Fate/stay nightのアーチャーの真名バレ
※Fate/Apocryphaの赤のライダーの真名バレ
昨夜遅くに帰って来た男を、起こさぬようにベッドから出る。
さて朝食を、と考えて、少し迷ったが朝食にはホットサンドを焼けば良いだけの状態にセットしておき、同じく温めれば良いだけのコンソメスープも用意しておく。どうせ起きるのは遅いのだろうからサラダは抜きの軽めに。
夕べのうちにタイマーをセットしていたご飯は昼食用のおにぎりにしてラップをかけ、自身のお弁当用の卵焼き、青菜のおひたしやタコさんウィンナーなどをこっそりと添える。茶やコーヒーなどの飲み物の場所は、男自身も把握しているし、淹れることも出来るので問題ないだろう。
そうやって男のためを支度を終え、ぬかりなく自分の分も用意し朝食を済ませ身支度を調えた。
そろそろ出勤時間、という頃合いになり、もう一度寝室を覗く。
案の定、男は眠りの園から出てきていない。
眠っているところを起こすのは忍びないのだが、ここで黙って出て行くと後々機嫌が酷いことになるのがわかりきっているので、なるだけ静かに声をかけることにした。
「……アキレウス、アキレウス……?」
囁くような声に、しかし男はう、ぅぅ……と唸りを上げながら瞼を動かした。ゆるりとオレンジ色の瞳がのぞく。
「おはよう。私はそろそろ出る。朝食と昼食は作ってメモを書いておいたから、温めて食べてくれ」
目を擦りながらこちらを見上げる男に少しだけ微笑んで、布団をかけ直してやる。その布団を軽く叩き、もう少し寝ていたまえと言い残し寝室を出た。
鞄を手にし玄関で靴を履いたところで、足音に気付き部屋の方を振り返る。
「アキレウス、寝てて良いといったのに」
「んにゃ……見送りくらいはする……」
オリーブ色の髪をしたパジャマ姿の男が、大きなあくびをしながら見送りに来た。ぺたぺたと裸足でフローリングを歩きながら彼の前に立つ。
「帰りは、何時くらいになりそうだ?」
「何もトラブルが無ければ、定時で上がれると思う」
彼は幼稚園の先生をしているが、丁度今の時期はイベントも無くのんびりしている。近日のお誕生会も先日終わったところで、日々之平穏、といった状況であった。
「そうか。じゃ、夕飯の準備しとく。なんか食いたいもん、あるか?」
段々と目が覚めてきたのか、しっかりとした口調になってきた男の言葉に、彼は今朝の新聞の折り込み広告を思い出す。
「魚屋が売り出しをしていた気がする」
「そうか、じゃあ酒蒸しとかアクアパッツァ系だな」
了解、と頷く男に、彼は楽しみだ、とこちらも頷く。男は素材の味を生かした料理や酒のつまみが得意だ。味付けは塩と胡椒、またはハーブのみ、という彼の作るシンプルな料理は、白ワインや日本酒に良く合う。但し、少しでもそれ以外が混ざると残念無念になるので、煮込みシチューや和食などは彼の担当になる。
「おう、まかせとけ。あ、そうだ、帰りに酒買ってきてくれよ。辛口の白ワインかスパークリング。銘柄はお前の好きなやつで良い」
土日は休みだろ、と笑う男に再び頷く。
男は男で日中に食材の買い出しに出るのだが、食材を買い込めば当然、酒瓶を抱える余裕は無くなる。
一本二本なら大丈夫だろうと思うかも知れないが、男は飲む量が多い&料理にも使うので、一度に三~五本ほど纏めて買うのが通例だ。加えて、男は食材は今晩の分だけではなく適当に色々買い込むつもりなので、酒瓶を持つ余裕など無いのである。
なお、適当に、とは本当に適当で、その適当買いされた食材をどう使うか頭を捻るのは彼の仕事である。
「ワインの他にビール等は必要ないか?」
「今日は良いんじゃねえかな」
「わかった。それでは行ってくる」
ワインの他にチーズ……はあったからドライフルーツやナッツもついでに買って帰ろうと考えながら、彼は玄関のドアノブに手をかける。
「おい、忘れ物だぜ」
何か? と振り返った彼の唇を、男の唇が掠める。驚きに目を見開く彼の白い髪を撫でながら、男は彼の褐色の頬にも唇を落とした。
軽く響く、やわらかなリップ音。
「行ってらっしゃいのキス、忘れちゃ駄目だって約束したろ、エミヤ?」
鋼色の瞳を覗き込む、悪戯っぽく笑ったオレンジ色の瞳。
「~~~~~!!!」
真っ赤に染まった恋人の顔、今度はその額に唇を落とす。
そんな、幸せな恋人達の朝。