「『パンダ外交』さえも失敗」れいわ奥田芙美代氏が高市首相の外交姿勢に皮肉
れいわ新選組の奥田芙美代参院議員は26日、共同代表に就任後初めて、参院本会議で高市早苗首相の施政方針演説に対する代表質問に立った。約10分間の持ち時間で高市首相に9つの質問を行う中、首相の外交姿勢をめぐり、「『パンダ外交』さえも失敗している」と指摘する場面があった。 【写真】参院本会議の代表質問で答弁する高市早苗首相 奥田氏は、「私は、昨年の参院選で初めて国会議員になった、ピアノの先生をしていた3人の子どもの母親です。こういう普通の母親が国会議員にならないと、市民感覚からずれた政治屋たちに丸投げしていては、『子どもを守る』と言って子どもを殺す暴力政治が、そう遠くない将来に来るかもしれないと危機感しかなく、議員になりました」と自己紹介。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体によるパーティー券購入報道の事実関係や、自民党派閥裏金事件をめぐる不記載議員の要職起用、裏金問題は衆院選圧勝で「みそぎ」がすんだと思っているのか、れいわなど一部野党が外された消費税減税をめぐる超党派の「国民会議」のあり方や、政府の外交防衛政策などについて、次々と質問した。 その際、高市首相の外交姿勢をめぐり「総理が外交が苦手なのは、ここ数カ月で実証されている。台湾有事発言、『パンダ外交』さえも失敗している。これまでパンダ外交を失敗された総理はいらっしゃるのでしょうか」と、台湾有事をめぐる昨年11月の国会答弁や、その後の中国との関係悪化を念頭に皮肉まじりにただし、「戦争をするのではなく、戦争を避けるための平和外交や議論をするのが何より大事だと思いませんか」と、持論を訴えた。 「パンダ外交」というフレーズには、自民党席から反論のヤジが飛んだ。高市首相は、奥田氏の質問に用意した書面に目を落としながら、淡々と答えた。 一方、質疑終了後、関口昌一議長は、対象の発言には言及しなかったものの「奥田君の発言につきましては、速記録を調査の上、発言中に不穏当な言辞がありますれば、議長において適切に措置いたしたいと存じます」と述べた。