【独自】分配金停止の『みんなで大家さん』大手銀行が指摘していた「資金流用疑惑」 出資金2000億円はどこへ…元幹部も証言「身内のグループ会社でお金を回している」
元幹部が証言「グループ会社のほとんどが赤字」「大車輪操業」
2000億円を超える出資金はどこへ行ったのでしょうか。「みんなで大家さん」グループの元幹部がその行方について証言しました。 (元幹部が寄せた文書より)「グループの会社のほとんどが赤字経営でした。ただ身内のグループ会社でお金を回している。グループ全体で回す大車輪操業です」 元幹部によりますと、各投資商品を運営するグループ各社のほとんどは赤字で、出資者に分配金を支払うために別の商品で集めた出資金を流用していたというのです。
不動産ファンドのルールである「不動産特定共同事業法」では、集めた出資金をそれぞれの投資商品ごとに分けて管理することを義務付けています。 例えば集めた資金を別の商品の分配金の支払いに充てることなどはできません。元幹部の証言が事実なら、このルールに違反していることになります。
銀行も資金の流れを疑問視 みずほ銀行の「質問状」をMBSが独自入手
さらに、この資金管理の問題に関する指摘は外部からも寄せられていました。 指摘していたのは「みんなで大家さん」グループ各社が口座を開いていたみずほ銀行です。 資金の流れに疑問をもち、2022年12月から24年2月にかけ「みんなで大家さん」に対し5回にわたって「質問」を行っていて、MBSはその質問状などを独自に入手しました。 質問状の中でみずほ銀行は主力商品の「ゲートウェイ成田」についてこう指摘していました。 (みずほ銀行の質問状より)「投資家から資金を集め続けないと、いずれ資金ショートする仕組みであると考えられます」 工事が進んでおらず賃料収入が発生していないのに出資者に分配金を支払っているプロジェクトの仕組み自体を疑問視。その上で… (みずほ銀行の質問状より)「出資金は、ゲートウェイ成田シリーズ以外の投資に使われているように見えます」 集めた出資金を『香港IPO資金 50億円』『軽井沢PJ 17億円』『本牧PJ 42億円』など総額100億円以上の投資案件に流用している可能性を指摘していました。