TBS 1970年5月2日
あらすじ
数回にわたる重大暗殺事件に使われた黄金のピストル。使い手は恐るべき腕前の殺し屋。だが、ぷっつりと姿を潜めて8年たった。キイハンターが偶然、出会った少年の描いた1枚の絵に謎が隠されていた。殺し屋の人間らしい親子の愛情。キイハンターと少年の奇妙な友情。冷酷な犯罪組織と人間性との対決は牧歌的な草原に非常な怒りを込めて戦われる。
2026.2.27 J:COM BS録画
黒木 啓子 吹雪
島 ユミ 風間
小田切 村岡 壇
KEY
HUN
TER
黒木鉄也:丹波哲郎
津川啓子:野際陽子
吹雪一郎:川口浩
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
風間洋介:千葉真一
ナレーター<きょうもまた地球のあらゆるところで、陰謀、裏切り、暴動が渦巻く。その渦中に飛び込む彼ら。恋も夢も望みも捨てて非情の掟に命を懸ける。彼らの求めるものは自由、願うものは平和。彼らは、こう呼ばれた…>
国際警察特別室
仲谷昇
中丸忠雄 宮内洋
KEY
HUN
TER
制作:東映・TBS
富士山の見える荒野を走るオープンカータイプのジープ。放送は5月でも撮影は、もっと寒い時期だったのかも?
羊、牛、アヒルのいる牧場にやってきたのは全身赤い服に黒っぽいコートを着た風間。車から降りると、背中に銃を突きつけられたが、相手は子供だった。
風間「ハハッ、おい、大人を脅かすもんじゃねえぜ」
アキラ「もう1回やってくれ」
風間「はあ?」
アキラ「かっこよかったからさ」
もう一度、背中に銃を突きつけられた風間は銃を蹴り上げて、銃をアキラに向けた。
アキラ「年季が入ってるね、おじさん」
風間「生意気な、この坊主!」
器用に銃を回転させてカウボーイハットを持ち上げるアキラ。
工藤アキラ役の下沢宏之さんは当時10歳の真田広之さん! 誕生日来てないから9歳か…意外と子役からやってる俳優さんっているらしい。ノンクレジットながら「記念樹」には水谷豊さんも出てたらしいし。
少年は工藤アキラ。風間はアキラが少年雑誌に送った絵を持っていた。「ぼくのゆめ」と書かれたカウボーイと上部はやけにリアルな金の銃の絵。
風間「このシェリフは君だろう?」
アキラ「うん」
風間「金ピカのピストルなんてイカすなあ。見たことあるかい?」
アキラ「あるさ」
西部劇を見ないので、何でもかんでもカウボーイと表現したけど、シェリフとは保安官のことらしい。
しかし、どこで見たか答えないアキラ。
風間「おじさんも金ピカのピストルをいっぺん見てみたいな」
アキラ「ダメだ!」
風間「チェッ、ケチケチすんなよ、おい」
アキラ「秘密さ、俺だけの。それよりシェリフごっこにつきあってくれないか?」
遊び相手がいないアキラは風間をこの町へ流れてきたお尋ね者(もん)の流れ者(もん)のキッドという設定でシェリフごっこをすると言う。仲よくなったら男どうし隠しっこなしだと風間が言って、走って逃げるふり。アキラがおもちゃの銃で自分で「バンバン」と銃声を出しながら風間を追いかけた。
風間<日本を訪れた平和主義者たちが次々に暗殺された。狙撃者は常に風のごとく姿を消し、手がかりは何ひとつつかめなかったが…目撃者たちは語った。狙撃者の銃把(じゅうは)は金色に輝いていたと>
じゅう‐は【銃把】 〘 名詞 〙 銃の引きがねを引くとき握る銃床上部のへこんだ部分。
風間<少年雑誌に掲載されたピストルの絵。あの少年と黄金の銃を持った殺し屋と何かつながりがあるというのだろうか>
黒木の部屋
黄金の拳銃暗殺事件リストを見ている啓子。
黒木「黄金の拳銃が最初に使われたのは今から12年前だ」
啓子「その後、大体、年に2件ないし3件の割合ね」
黒木「ところがよく見たまえ。1962年から8年間、この拳銃は一度も使われたことがないんだ」
啓子「それが去年の暮れに再び使われだして、えっと…きょうまでに立て続けに4人もの重要人物が暗殺されてるってわけか」
ユミ「8年間のブランク、何か意味があるのかしら?」
啓子「う~ん…砂山の砂の中へでも埋められてたかしら?」
島「例えばさ、その持ち主の殺し屋が別の事件かなんかで8年間服役してたとか」
黒木「それも調べてみた。該当者なしだ」
啓子「殺し屋が8年間も殺しをしなかった理由って何かしら?」
ユミ「少年に会いに行った風間さんが何かつかんできてくれるといいんだけど」
黒木「島。山中湖にあるホテルマウント富士に張り込んで風間との連絡役を務めろ。牧場はその近くにある」
島「ええ。中央高速で1時間か。了解」peachredrum.hateblo.jp
出たー! ホテルマウント富士! 105、107話が九州ロケ、106、109話が山梨ロケ。長いこと吹雪さんが出てないように感じるけど、同時進行で数本撮影してるせいかも。初期のころ島ちゃんが続けて出てない回もそんな感じだったのかな?
風間とアキラの追いかけっこは続く。アキラを捕まえてトラクターに乗せる。
風間「おい、そう、じらすなよ、シェリフ。早く見てえんだよ。その金ピカのピストル」
アキラ「ウソなんだ。見たっていうの夢の中だったんだ。ほんとだってば。俺、そんなもの、ほんとに見てなんか…」
この牧場にいるのはアキラの父、祖父、加代おばちゃん。母はアキラを産んですぐ亡くなっている。アキラは今日が8歳の誕生日。風間は祝福しつつ、8歳という年齢に気になった。
風間<8年間…黄金の拳銃が使われなかった8年間のブランク。この少年の年とおんなじだ。偶然の一致だろうか?>
アキラ「キッド、なぜここにやってきたの?」
風間「なぜって?」
アキラ「働き口だったら、きっとあるぜ。俺からパパに頼んでやろうか」
いろいろ面倒見てもらってすまねえな、と笑う風間。アキラは顔を寄せ、キッドがずっとここにいてくれるといいと思ってるんだ、とかわいいことを言う。
車で帰ってきた父を見て、パパを悲しませたくないからと風間におもちゃの銃を預けるアキラ。
アキラのパパは室田日出男さん!
カラー化、初登場!
駆け寄ったアキラを抱き上げ、父や加代も工藤を出迎えた。
おじいちゃん役の富田仲次郎さん、「渡り鳥いつ帰る」にも出てた。
加代役の小林千枝さんは102話ではプロボウラーだった。90年代のあゆっぽい人!
工藤「ピストルなんか持って決して遊んじゃいかんぞ。誰にも負けない立派な人間になるんだ」
アキラ「耳にタコができてるよ、パパ」
こいつぅ~と鼻をつまみ合う。
少し離れた場所から親子の様子を見ている風間。<黄金の拳銃、ひょっとして、あの父親の持ち物? それをなんかの拍子に少年が盗み見てしまった。その金色が網膜に焼き付き、自分1人の秘密にとどめておくことに耐えきれなくなった。そして、あの絵を描いた。あの男が殺し屋なのか? 少年の父親が…あの男が…>
工藤が買ってきたのは大きな誕生日ケーキ。アキラの誕生パーティーが開かれる。工藤、祖父のゲン、加代がお祝いする。工藤からのプレゼントはリモコンロボット。「キイハンター」では激レアのほのぼのした家族の風景。
室田日出男さんと富田仲次郎さんは83話でも共演してた。
誰かがドアをノックする。
アキラ「あっ、パパ。きっと流れ者のキッドだよ」
工藤「何か?」
風間「お坊ちゃんからお聞きじゃございませんか?」
工藤「やはりそうでしたか。だったらお帰りください。うちじゃ人手は足りてますから」ドアを閉めようとしたが、風間がつま先を挟んでにらみつけられ、外へ。
風間「工藤さん、私を雇ったほうが何かと都合がいいんじゃないんですか?」
ひどい嵐の晩、私も屋上にいた、私も同業だと話す。ある筋から依頼を受け、万一、工藤がしくじったときのリリーフ役だった。しらばっくれる工藤にあなたの腕は見事だったと褒める。「大統領を1発でね」
まだしらばっくれる工藤にほれ込んであとをつけてきたと笑う風間。「俺は一流になりてえんだ。あんたに腕を仕込んでもらいてえ」
しかし、工藤は出てってくれと家の中に戻り、パーティーの続きを始めた。工藤がいい声で「ハッピーバースデー」を歌う。
翌日、ミルク缶を車に積み込む風間。一緒に作業するゲンは8年前にここを買い取って街から移ってきたと言う。生まれる子どものためには静かなところがいい。
アキラがリモコンロボットを操作している。「どうだ、驚いたろう」
風間「ああ、驚いた。君は、いつも人をびっくりさせるな」
結局、アキラの口添えで牧場で働けるようになった風間。
アキラ「ずっとここにいるね?」
風間「んっ? うん…」
アキラ「流れ者ってやつは腰が落ち着かなくて心配だ」
風間は預かった銃のおもちゃを返そうとしたが、アキラはヤバいからもう少し預かってくれという。アキラは加代に呼ばれて街に買い物へ。加代だけは”アキ坊”呼び。
牧草小屋に寝ている風間を撃って立ち去る者がいた。人が寝ているように服を置き、牧草に隠れていた風間は撃ち込まれた弾丸を手にする。
牧草小屋に入ってきた工藤の前に現れる風間。「おはようございます、旦那さま。私を試してくださったんですね。いかがでしたか? お眼鏡にかないましたか? 弟子入りは許してもらえるんでしょうね?」
工藤「出ていけ」
風間「あんたの目は本気だ。俺は、そいつを待ってたんだ。食うか食われるか。それが殺し屋の修行だって聞いてるからな」
怒った工藤が風間につかみかかり、殴り合いのケンカに…しかし、アキラが止めた。
工藤「こいつが悪いやつだからだ」
アキラ「ほんとのお尋ね者だったんだな。今度、パパを殴ったら承知しないぞ!」
風間「分かったよ。坊主、おめえ、そんなにパパが大事か?」
アキラ「当たり前だ!」
アキラに話しかけようとする風間に二度と話しかけるな!と怒ってアキラを連れていく工藤。
オープンカータイプのジープがホテルマウント富士に入った。
歓 迎
HOTEL
マウント富士
WELCOME HOTEL
Mt.Fuji
島に工藤が撃った弾丸を渡す。「持ち帰って調べてみる」
風間「急いでくれ。分かりしだいパクる」
島「慌てるな」
風間「んっ?」
島「…と、ボスからのお言葉。やつ1人をひっ捕まえても裏で操る組織を潰さないかぎり、また別の殺し屋を使います」
風間「泳がせろっていうのか?」
島「ええ。次の指令が、やつの手元に届くまで」
苦悩したような風間の表情。
島「どうしたんですか?」
風間「ガキがいる。かわいいやつでな。長引けばそれだけ気持ちが移っちまう。そればっかりじゃねえんだ。死んだ女房の父親、妹も一緒だ。家族は工藤の正体を何も知らないでいるらしいんだ。だがな、どうしてもやらなくちゃならねえんだ。あの拳銃が何人もの尊い命を奪ってきたんだ。黄金の拳銃の引き金が引かれるたびにな。分かるだろう? 坊や」
あ~、ゲンは工藤にとっては義父、加代は義妹かあ~!
島は風間に盗聴マイクを渡し、風間はアキラのリモコンロボットに盗聴マイクを取り付け、屋根の上から窓を開け、工藤の部屋に投げ入れ、リモコンで操作した。
部屋に入ろうとした工藤を呼び止めたアキラはロボットを探していた。「よく探してみなさい」とアキラに笑いかける工藤。風間はロボットをベッドの下まで移動させて慌てて屋根に戻った。
島と会う風間。ライフルマークは、ぴったり一致し、黄金の拳銃に間違いないと伝えられた。組織から指令は届いておらず、持久戦になりそうだと話し合う。今回の島ちゃん、メチャクチャシリアス! 美形が際立つ。
ジープで牧場に戻った風間。何者かが風間を狙う…アキラか! 「お前だな、俺のロボット隠したのは。どこにあるんだ、出せ!」ライフルで脅す。
風間「そういうことはな、流れ者に任しておくもんだぜ。シェリルのすることじゃねえ」ライフルを取り返して、アキラに向ける。
アキラ「流れ者の腕を見せてくれよ」
投げた缶を撃つふりをして笑う風間。次は本当に撃った!?!? 本物?
工藤が怖い顔をしてライフルを取り上げた。アキラは逃げ、工藤は風間にライフルを向け「子どもに近づくなと言ったはずだ」とライフルを向けた。
アキラ「パパ、助けて~!」
アキラの乗った馬車が暴走した。風間はジープで馬車を追いかける。うわ~、こういう馬が危険にさらされるのが見たくないから西部劇、見ないのよ~。車で馬車に追いついた風間は荷台から乗り込んで、暴走馬を止めた。
アキラは気を失っていたが「キッド!」と抱きつき、工藤は風間にお礼を言った。
最近、間のCMが懐かしのドラマのDVDとか懐かしのCDとか、分かってるな~、そうよ、そういうCMでいいのよ。
アキラは、すっかり元気になり、風間にもなついている。
加代「義兄(にい)さ~ん、電話!」
牧場の仕事をしていた風間だが、慌てて牧草小屋に入り、盗聴した。
受信機:工藤「次の仕事? 暗殺の相手は? 羽田へ着くコーンズ大統領。分かった。すぐに出かけよう」
☎男「いつもの場所まで迎えに行く。絶対に失敗は許されない。万一しくじったときは命がなくなると思ってくれ。親子ともどもだ」
工藤はベッドの下に隠した黄金の銃を取り出し、リモコンロボットがあることに気付いた。
牧草小屋を出た風間を呼び止めた工藤はリモコンロボットと盗聴マイクを見せ、また牧草小屋の中へ。
風間「工藤、子どもは、あんたを信じてるぜ。パパが大事だってな」
工藤が風間を殴り、風間が鼻血を出した。うわぁ…カラーだと生々しくて…
「あいつのために殺しを続けている」という工藤。「いったんは命を懸けて抜け出した組織だった。女がみごもった。生まれてくるガキのためにさ。それがなんとバカなことに8年たった今になって、俺は、やつらに見つけられてしまったんだ。組織の言うことを聞かなくちゃ、アキラは殺されるんだ!」
風間「心配するな。子どもは俺たちが守る。あんたは潔く罪の償いを…」
工藤「世話にはならねえ。アキラを連れて外国へ逃げ出す手はずは、すべて調えた。この仕事が最後なんだ!」風間を殴り倒す。
風間「それで…それで子どもが幸せになると思ってるのかよ。ええっ?」工藤をかわして、殴る。「この腕は二度と拳銃の引き金を引いちゃならねえんだ。それが子どものため、お前のためなんだ!」と右腕を踏みつけ、折ろうとする。
金の銃を突きつける工藤。「子どもが世話になった恩は恩。犬には死んでもらわなくちゃならねえ」
アキラがキッドを捜している。工藤は油断した風間を殴り倒し、小屋から出てきた。風間を捜すアキラにあの男は追い出したと話す工藤。「二度と戻っちゃこない。悪い男だったからな、やつは」。工藤の手のケガに気付いたアキラにこれから仕事で出かけなくちゃならないと車を出したが、しばらく走ってガソリンが抜かれていることに気付いた。
目を覚ました風間は口を塞がれ、手足を縛られていた。リモコンでロボットを動かし、不審に思ったアキラが風間を見つけた。
アキラ「あっ、キッド。いたのか」←結構冷静。
悪い人なのか?とアキラに聞かれ、首を横に振る風間。アキラは小屋に入ると、口の周りを覆った布を外し、鼻血を拭いた。「男どうし、借りは返さなくちゃな」
牧場に戻った工藤。
風間「馬はいねえぜ。全部、谷のほうへ追い込んだ」
工藤「貴様!」
風間「もう間に合わない! 仲間に連絡して大統領のコースを変えさせた。あんたがしくじったとなれば組織が動きだす。そいつを迎え撃つんだ。組織をたたきつぶすんだよ!」
工藤「子どもが殺されるんだ! やつらは今すぐにでもここに来るんだ!」
風間は一発、工藤を殴って母屋へ。
ゲン「出ていけ、悪党!」
風間はケガをしたくなかったら俺の言う通りにするんだと出ていくよう指示した。やつらに用事があるのは工藤さん1人。ここを出てホテルマウント富士に行けば、俺たちの仲間が守ってくれると説明するが、アキラはパパを残して行けないと拒否した。
風間「悪いやつが大勢やってくるんだぜ」
アキラ「指一本、触れさせるもんか」工藤に抱きつく。「俺たち、絶対離れないって誓い合ってるんだ」
工藤は今度だけは、このおじさんの言う通りにするんだと言い、何度も拒絶するアキラをぶった。「親の言うことを聞けないような子どもは大嫌いだ」
ようやく納得したアキラは工藤のケガを気にしつつ、ゲン、加代と出ていった。
風間にも出ていくように言う工藤。あんたが殺されたら、ガキが泣くじゃねえかと残った風間を殴りつけた。
ゲンたちの逃げた先に組織の男たちが現れ、人質に取った。「工藤、出てこい!」
高宮敬二さん、結構久々~。ていうか、最近、扱いが悪いな~。こんな終盤にちょこっとだけで役名もなし。
男「組織の指令を遂行しなかった者は裏切りと見なして殺す!」
アキラが捕まっていることに気付いた工藤。「俺はここにいる。潔く殺されてやる! だから、子どもだけは…」
風間に止められながらも前に進もうとし、工藤の体を銃弾がかすめた。風間は子どもを助けないうちに死んじまっていいのか?と止める。「やつらは、あんたの次に子どもを消す気だぜ。子どもを救い出すまでは力を合わせよう。俺たちの決着は、そのあとだ」
工藤は子どもを放すように命じ、男たちはゲンたちを解放した。アキラが工藤を捜して走る。あぶねえ。
次々、敵を撃っていく工藤。風間は馬に乗って駆けつけ、アキラを馬に乗せた。最後に残った組織の男を撃った工藤だったが、銃撃を受けていた。
介抱する風間に工藤が話す。「俺は物心ついたころにはアキラぐらいの年頃には、もう悪の世界にいた。殺し屋の世界に。ふ…二親の顔も知らず、その星が最後までついて回った。だから、アキラにだけは、あいつにだけは、し…幸せな立派な人間に…」
風間「工藤! 親が心配するほど子どもは、ひ弱じゃねえぜ。たくましい少年に育ってるよ。それにあんたほどの大バカ者じゃねえぜ」
工藤「ありがとう。あんたの気持ちは分かりすぎるほど分かっていた」目が閉じられ、金の銃が手から落ちた。
荒野に立てられた簡素な墓。
風間「パパは決して悪い男じゃなかったんだ。苦しめられていたんだ」
アキラ「ほんとだね?」
風間「ほんとだとも。アキラを救い、悪いやつと戦って立派に死んでいったんだ。パパを苦しめていた組織も一人残らず捕まえることができたんだよ。アキラが見た、あの金ピカのピストルは、もう、この土の下だ」
すすり泣くアキラ。
風間「泣くな! パパがいなくたってさみしいことなんかありゃしない。胸を張って堂々と生きていくんだよ!」
アキラ「うん、俺、男だからな」
風間「そうだ。男だからな。パパの分もアキラは生きるんだ」
仲間が待ってるからな、と風間はジープで走り去った。
プロデューサー:近藤照男
*
脚本:池田雄一
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
非情のライセンス
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
工藤:室田日出男
工藤アキラ:下沢宏之
*
ゲン:富田仲次郎
高宮敬二
加代:小林千枝
*
木川哲也
高月忠
清水照夫
佐藤好将
ナレーター:芥川隆行
*
監督:鷹森立一
<プロフェッショナル・キイハンター。次のカラーシグナルは…色とりどりの服と傘を持って世界中の大物スパイが東京に集まってくる。ミサイル計画のマイクロフィルムを目指して取り引き主はシャドウマン。顔のない男。場所はマダムバイオレットのパーティー。不死身の奇術師、ミラクルの出現で、その謎は、ますます深まる。さらにキイハンターに接近する赤い服の女。赤い口紅は恐ろしい毒針が隠されている。海に浮かぶマダムバイオレット号に忍び寄るアクアラングの影は敵か味方か。次のシグナルは…>
キイハンター
首のない紳士の
殺 人 計 画
に御期待下さい
子どものころからかっこいい真田広之さん。千葉真一さんがすごーく真田さんを可愛がってる感じがしたけど、絶縁してたとは…
子役がこんなにメインで出る話も珍しく、ハードな結末だった…最近、ハードな展開の話が多いね。トンチキ話は好きではないけど、もうちょっと平和な話も見たい。