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笑福亭鶴瓶の「統一教会関連議員、なんで辞めへんの、辞めさすべきやろ?」 ―日本人に必要なのは執拗な追及と批判精神だ

 落語家の笑福亭鶴瓶氏は、古舘伊知郎氏のYouTubeチャンネルの中で「なんで、政治家みんな辞めへんの?(旧)統一教会と関係のあるヤツ、辞めさすべきやろ。もし芸人が関係あったら、絶対テレビに出れなくなりますよ。でも、あの人らは関係があったり、誰かにセクハラしたり、パパ活した人でもみんな辞めへん。どないなってんの?それはおかしいやろ!」と怒りをあらわにしている。

 
 旧統一教会の支持を受けた萩生田光一氏や下村博文氏ら旧安倍派幹部は自民党公認で選挙に立候補し、ともに当選、25日には会食を行い、自民党は、麻生派以外は派閥を解散したはずだったが、「時が来ればまとまることも選択肢だ」とうそぶく。萩生田氏などは高市総裁誕生とともに自民党幹事長代行という要職に就任した。

 もっとも高市首相自身も、日本の旧統一教会会長が韓国の教会本部の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁宛に行っていた「TM(True Mother、真の母)特別報告」に32回もその名前が登場し、旧統一教会が応援していた自民党議員の国会議員たちは290人にも達する。TM文書は国会で必ず追及しなければならない問題だが、総選挙で自民党が「圧勝」したこともあって、TM文書への追及は目下のところあまり見られない。総選挙の際にれいわ新選組の大石晃子氏が党首討論でTM文書に触れたが、高市氏は厚顔無恥にも名誉棄損になりますよと言ってのけ、その後のNHKの日曜討論も手の痛みを理由に欠席して逃げた。

 れいわ新選組の伊勢崎賢治参議院議員は「統一教会の問題、同じことがアメリカで起きたら『国家反逆罪』になる。それぐらい重大な問題なのに 日本社会は気づいていない。」と指摘する。https://www.youtube.com/watch?v=OxYmwvieooA

 アメリカで、国家反逆罪で実際に処刑されたのは独立戦争時に英国側についたロイヤリストたちが顕著な事例だが、第二次世界大戦の際に日米の二重国籍で、戦時中日本軍の通訳だった川北友哉氏に米軍捕虜虐待の罪状で死刑判決が下されたことがある。(後に恩赦で釈放)世界史上で有名な国家反逆罪は、ドイツ軍に軍事情報を流したとして冤罪で終身禁固刑の判決を受けたユダヤ系フランス人のアルフレド・ドレフュス大尉の事例がある。

 統一教会の教義は、キリスト教を歪曲して解釈し、「韓国をアダム、日本をエヴァ」と捉えて、エヴァがアダムに従うように日本が韓国に従属することを説いていた。統一教会は、日本が過去の植民地支配などでアダムである韓国を苦しめたため、日本は「堕落したエヴァ」であり、韓国に仕え、贖罪しなければならないことを説く反日カルトで、日本人信者に高額の寄付を強いたことは周知の通りだ。高市首相ら旧安倍派が日ごろ唱える国粋主義的な主張とは相いれるものではまったくないが、自民党の議員たちがこの反日的な教義を知っていて支援を受けたのであれば、まさに「確信犯」だ。

 ジャーナリストの鈴木エイト氏は、『週刊朝日』の2016年7月8日号で「安倍政権を支えよう!」「日本共産党にだまされるな」「憲法改正賛成!」「安保関連法制賛成!」と街頭で声高に叫ぶ「UNITE(ユナイト)」というグループは旧統一教会2世の若者たちだったことを明らかにしている。安倍政権は国民の多くが反対した平和安全法制の成立についても旧統一教会を頼りにしていた。

 安倍政権は海外への自衛隊派遣に躍起となっていたが、その派遣の中で自衛隊員が犠牲になることや、犠牲になる自衛隊員の家族の心情には配慮したようには思えない。戦後、若者たちを戦争に駆り立てたという悔悟の想いや反省、また日本は戦争で日本の若者の犠牲を二度と出してはならないというのが日本人の不戦の誓いの中心にあったと思うが、高市首相は「国民の皆様のリスクを下げるために自衛隊員はリスクを負います」と国会で答弁した。高市首相のような政治家が高めるような不要なリスクを自衛隊員たちが負う必要はまったくない。

 1989年に、伊東正義氏は竹下登首相が辞任すると、自民党総裁に推され、首相になる可能性もあったが、リクルート事件に関与した党幹部全員の引責辞任を求め、竹下登首相、中曽根康弘前首相、安倍晋太郎幹事長らに役職だけでなく、「一度議員バッジを外し、けじめをつけるべき」「本の表紙を変えても、中身を変えなければ駄目だ」と自民党の「体質改善」を促し、総裁就任を固辞した。これを今の自民党に置き換えれば、旧統一教会や裏金で名前が出てきた自民党議員は笑福亭鶴瓶氏が言うように、「一度議員バッジを外してけじめをつけるべきだ」ということになる。

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 東日本大震災後に東北の支援活動を続けたイラン人のアフシン・ヴァリネジャドさんは、日本人は秩序があって、礼儀正しく、発展を遂げたけれども、忘れやすい欠点があると観察し、「被災地のこともすぐ忘れちゃったけど、なぜ政権を簡単に放棄した安倍晋三さんが再び総理大臣になるのかよくわからない」と語っていた。報道自体が政府に遠慮しがちで批判精神に足りないというのもアフシンさんの見方だったが、報道にもしつこい批判精神と追及が必要だ。選挙の当選で免罪、みそぎになったと自民党の統一教会関連議員が考えているとしたら勘違いも甚だしいが、そんな「勘違い」を決して許してはならない。

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アフシンさんと東北の女高生たち https://en.mehrnews.com/news/136656/VIDEO-Power-of-love

※表紙の画像は笑福亭鶴瓶氏
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/3618

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