長野県の佐久市立国保浅間総合病院で使用する医療機器の選定を巡り、メーカーから賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われた元整形外科部長の有吉大被告(46)に東京地裁は27日、懲役1年2月、執行猶予3年、追徴金約48万円(求刑懲役1年2月、追徴金約48万円)の判決を言い渡した。贈賄罪で、医療機器メーカー「日本エム・ディ・エム」の営業担当だった2人も有罪とした。
福岡涼裁判官は、有吉被告が長期間現金の提供を受け、犯行は常習的で賄賂も少額とはいえないと判断。公的な医療に対する社会の信頼を害した程度は大きいと非難した。一方で、有吉被告を含め3人が反省の態度を示していることなどを踏まえ、執行猶予付き判決が相当とした。
判決によると、有吉被告は同科の元医長中村洋被告(45)=収賄罪で起訴=と共謀して令和3年11月~6年5月、医療機器を選定して使用する見返りに日本エム・ディ・エム側から現金約48万円を受け取った。