エプスタイン文書にデジ庁会議構成員、松本デジタル相「疑わしいだけでコメントできない」

松本尚デジタル相(デジタル庁の会見動画から)
松本尚デジタル相(デジタル庁の会見動画から)

松本尚デジタル相は27日の記者会見で、米司法省が公開した「エプスタイン文書」にデジタル庁の「デジタル社会構想会議」構成員で、千葉工業大学長の伊藤穣一氏に言及したとみられる記載があることを問われ、「コメントを控える」と答えた。

エプスタイン文書は、少女らへの性的人身取引などの罪に問われた米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告(勾留中の2019年に死去)の事件に関する文書。交流のあったクリントン元大統領への宣誓聴聞会開催が決まったり、米マイクロソフト(MS)創業者のビル・ゲイツ氏が謝罪したりするなど、政財界への影響が広がっている。

伊藤氏に関しては、世界最大級のハッカー大会「DEFCON(デフコン)」への参加が禁止となった。伊藤氏は過去にエプスタイン氏から資金提供を受けていたことが発覚し、2019年に米マサチューセッツ工科大(MIT)メディアラボ所長を辞任した経緯がある。

松本氏は27日の会見で、記者から「文書中に伊藤氏の名前が8千回以上登場し、写真も複数見つかっていることを認識しているのか。内容を確認しているのか。本人を調査しているのか」と尋ねられた。

これに対して、松本氏は「エプスタイン文書というものがあることについては承知しているが、指摘のあった人が構想会議のメンバーだということは初めて聞いた」と応答。「事案そのものがどこまで本当なのかを含めて現状、不確実な情報でもって私からコメントすることはない」と続けた。

また、伊藤氏に説明を求めるかどうかについては、「疑わしいという内容の情報だけで我々が積極的に動くことはできない。明確な何かが出てこない限りは、コメントできない」と語った。

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