女子枠に意味は無い…と言うか、女子枠は人柱枠と同義だと思う。
女子枠が作られるような工学部(機械、土木、電気など)は、就職先に女性、特に年齢層が上の女性が少ないことは簡単に予想されるけど、それがどういうことか考えて欲しい。
先駆者の女性が多く在籍する職場環境であれば、女性特有の配慮(力仕事をはじめとして、ゆくゆくはつわり休暇、産休、育休、時短勤務など、生物的な差異による配慮)が整っているかもしれない。
だけど、先駆者が少なかったらどんな職場環境になっているのか?
女性への配慮が存在しない職場で、上司も男社会の叩き上げで配慮って何?状態だったら?
その時、先陣を切って男職場に入った女性がその道(女性への配慮を周囲の男たちに啓蒙する必要がある)を切り開くか、もしくはゴリラとなって男社会を突き進むか、2つの道しかない。
自分の選んだ道なんだからゴリラになれよ、と言う人も居るだろう。でも、文系就職したらしなくて良い努力…なのであれば、あえて工学系の就職を避ける女性もまた、居るだろう。
自分も大学時代は工学部に在籍した女性であり、その時は女子率10%という環境だった。
その女子のうちは2割文系就職を選び、8割は工学系に就職した。
自分の知る限り、工学系に就職した女子の3年間の離職率は4割くらい。
工学系で就職した場合、何かしらの危険が伴う作業が多かったりする。(工学系で就職したのなら当然だけど。現場監督なり、機械いじりなり。)
対して、文系就職の場合は、仕事の一部に危険作業があった場合、同僚の男性にやって貰えることが多い。(それが当然かどうかは議論の余地があるかもしれないけど、自分はこれも女性割合の高い職場で培われた配慮のひとつだと思う。ちなみに、作業の危険度合いは工学系の比にならないくらい低いと思う。)
とにかく、そこら辺の身体的危機感も工学系の女性の離職理由となっているんじゃないだろうか。
ただし、看護師のようにハードな仕事でも、上手い具合に回っている職種もあるので、職場環境の整備次第なのかもしれない。
とにかく、工学部の女性を増やしたいのであれば、工学系の就職先の職場の、職場環境を女性が働きやすいように整える、ということが必要だと思う。
将来的なビジョンが見えないままに就職するのはハードルが高く、実際、イメージとの相違で離職する人は多いから。
やっぱり話を聞く限り、男社会だと、男女半々職場よりもセクハラパワハラは多いしね!(特に上の世代)そういうのが多い職場にあえて行きたくないよね!ということだと思う。
個人的には、男職場を切り開く役割は、先陣を切ってその職場に入った女性ではなく、国なり社会なりがやってくれるのであれば、先駆者女性が人柱にならなくていいのにね、と思ってしまうけど…。