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ゴースト・ストランデッド・ザ・ランナウェイズ

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 書き溜めが尽きてしまったので、少しだけストックを用意できるまでお待ち下さい。  そこまで長期間空くことはないと思います。

   3  村に〝骨の奴ら〟が現れたのは二ヶ月前だった。  骨の奴らは村を侵略しようとして、村の勇猛な大人が歯向かった。  大人たちは骨の奴らをやっつけたけれど、今度はあいつらが、〝鉄の獣〟を引き連れてきた。  半月前、鉄の獣は村の三分の一を蹂躙した。  大人たちは、ひどく怯えていたが、子供を失うわけにはいかないと――やはり、勇気を振り絞り、戦う決意をした。  そして少年は、今日、大人たちの奇妙な振る舞いを目の当たりにした。  子供を守るため、大人たちは戦えない子供を、そして老いた者を集めた。衛星軌道上のコロニーへ打ち上げるため大型シャトルに乗せるためである。  コロニーに行けば、惑星開拓事業の本部がある。保護してもらおうという判断に違いない。  少年は、複雑な事情を知らなかった。けれど、漏れ聞こえた大人のやり取りの中には、「徹底的に抗戦する。降伏なんぞありえん」、「いかれたクソ野郎ども、畑の肥料にしてやる」、「子供を早く避難させろ、いつ来ても、おかしくないぞ!」  という、剣呑なものが多く混じっていた。 「ギナヴ。いいかい、これを信頼できるひとに託すんだ」 〝石堀衆(いしほりしゅう)〟のお頭である祖父が、いつも泥と機械油で汚れているしわくちゃの顔を、いつになく恐ろしげな様子にゆがめていた。  祖父はとても焦っているようだった。まるで、少年がこっそり、祖父の酒を飲んだあとで、それを隠すときとまるで同じである。  ふたりとも、背が低い。無理もなかった。ここはロックラフズ向けの開拓惑星である。相応の重力下であり、地球標準重力と比較すると、一・二一Gもある。  ロックラフ人(ロックラフズ)には平気な環境である。しかし、並大抵の種族は、専用の補助動力装置がなければ、関節や腰部に痛みを発し、体を壊すことになる。  少年たちは、母星の太陽系でこれ以上の重力下で適応した人類であった。だから、一・二一Gですら、血に刻まれた本能は軽いと言っている。 「祖父ちゃん、どうしたんだよ? なんでおれだけをこっちのシャトルに乗せるんだ」 「説明はあとだ。コロニーに逃げるだけではだめだ。だれかが勇気を持たねばならん」 「勇気って、おれ、そんな……」 「腹に力を入れろ、ギナヴ。わしの目を見ろ」祖父が、岩のように堅い皮に包まれた手で、少年の顔を包み込む。「わしの目には何が宿っておる」 「……石塊の神(ジェヴァム)」 「お前の目にもそれが宿っておる。わしの孫だ。勇気があるはずだ」  ギナヴは頷いた。 「わかった。でも、宇宙船なんかとばせない」 「ジョナサンが飛ばす。工業連盟からきたパイロットだ。  いいか、こいつを持て。そして、近場を航行する船に助けてもらったら、書簡に目を通してもらえ。このロールを渡すんだ」  握り込ませるように渡されたのは、こぶし大の金属の箱、そして、頑丈な羊皮紙(ロール)である。  種族にもよるが、ことロックラフズにとって、紙とは外部からクラッキングされない最強の記録媒体とされている。 「ジョナサン、飛ばせ。孫を頼むぞ」 「はい、旦那様。行きましょう、ギナヴ様」  航行AIを搭載した紳士型の大柄なアンドロイドが言った。  少年――ギナヴは地球標準の数えで、十二歳。  けれど、何か良からぬことが起きている――それだけは、はっきりと察した。  シャトルの窓から村を見る。  岩山を削り出したそこは、いつもと変わらぬように見えたが――。  無数の対空設備を始め、防衛兵器のすべてが稼働しつつあるのが、ギナヴには手に取るようにわかってしまった。  鼻が、〝それ〟を嗅ぎ取る。  それとは、濃密な硝薬の香り。血と、鉄のにおいだった。 〓 「傾注」  ドゥースス小隊(パックス)。ロビュウ大尉とその部下、合計二十四名が集まる。  ロビュウ大尉が3D投影されているホロ・ディスプレイを専用のレーザポインタで示した。  ディスプレイには、石とノミ、金槌を意匠化したエンブレムが表示されている。 「我々ドゥースス・パックスに任務が入った。依頼主はジェヴァム工業連盟団を経由している個人。ギナド・ダ・ゴスス。  ジェヴァム工業は言わずとしれたロックラフズの工業組織だ。この銀河に無数の支社を持っている。  ギナド何某については詳細な情報がない。おれには〝知る必要〟がないからな。だが、ジェヴァム工業の関係者でちがいない」  ロックラフズ。ぼくらソルズが大好きなファンタジー小説で言うところの、ドワーフに最も近い特徴を持っている銀河種族だ。  彼らは洞窟に住み、鉱石を掘り、ものを作って暮らす。  母星の石という石を掘り起こし、知り尽くした彼らは宇宙に眠る石を欲し、船を作り、銀河系のあちこちに拡散していった。  一時期ソルズの間では、ロックラフズは女性でも髭が生えているという失礼千万な勘違いがあったが、そんなことはない。  彼らの女性は身丈こそ低いが――住んでいた土地の重力が強いのだ――とても発育の良い、力強い女性たちである。  それこそ、男共に混じって石を掘り、炉を燃やし、戦うのが普通であるらしい。 「ジェヴァム工業はここから平均相対距離一億キロメートル――この船で五日ほどの距離にある星、EX‐885、通称惑星ダナムを開拓している。  ここは一八〇年ほど前からロックラフズ、ひいては同工業によって開拓移民事業が進んでおり、有数の資源埋蔵地として有名だ。一攫千金のため、出稼ぎに来る連中も多い。  そこから、ギナド氏は使()()を飛ばしてきた。我々はその使いを保護、いきさつを聞いた。いまから二日前のことになる」  メンバーたちはくつろいだムードで聞いているが、すでに血の気が高まっているのがわかる。  鼻をさす、特有のにおいが立ち込めている。  誰も質問はしない。映画やゲームなら、ここでムードメーカーが「質問いいですか」なんて、進行役の補足をするものだが、実際にそんなことをすれば、叱責待った無し。厳しい上官なら折檻、あるいは懲罰もありうる。  ブリーフィングというのは、お上品なセッションとは違う。  ホロ・ディスプレイに、一人の少年がポップアップされた。  見た目、十歳くらいの少年である。ぼくよりも暗い色の、岩石のような色の髪をしている。 「我々が保護した少年――ギナド氏の孫であるというギナヴ・ダ・ゴスス。彼は羊皮紙を持って、我々に助けを求めたのだ。  羊皮紙には血判が押され、科学査定の結果これがジェヴァム工業データベースにヒット、祖父ギナド氏と断定できた。そのように裏取りが取れて、情報の信頼度格段に上がった。  ここからが本題だ」  大尉はホロ・ディスプレイをいじった。  今度は、ぼくとワグにとっては、馴染み深いものが写った。  二ヶ月前、ぼくの左肩を穿ち、ワグを刺殺しかけたクソ野郎共。骨をモチーフにしたアシスト・スケルトン(AS)をつけた、ドクロフェイス・ヘルメットの悪魔たち。 「バイト・オブ・ボーン。こいつらが、ギナヴ少年の村を襲撃。しかし腑に落ちんのは、こいつらがロックラフズの村を徹底抗戦させるほど追い詰めた事実」  ぼくらは決してバイト・オブ・ボーン――シブラース人の連中を侮ってはいない。客観的な事実に基づいて、分析しているだけだ。  本来あの連中は、ほんとうに宇宙に出られるような種族ではなかった。彼らがかさに着る学力とは、惑星内での生活圏に根ざすもの。国家、というものを、惑星内の大陸単位は愚か、その大陸の中でも国境線を引くような小さな枠組みでしか測れない連中なのだ。  普通、銀河に出る以上、大なり小なり惑星を統合する政府組織なり、企業なりがあって然るべきである。  科学力にしても、せいぜいが衛星軌道上に、コロニーや、それをつなぐエレベータを建造するのがいっぱいいっぱいである。  ぼくの考え事を断ち切るように、大尉が説明を再開した。 「ギナヴ少年いわく、〝鉄の獣〟を引き連れていたと。詳細は不明だ。ただ調査部からこんな意見が出ている。  ダナムの重力は一・二一G。通常の原生鳥獣(ワイルド・ビースト)が生存するにはちょっと難しいが、この原生鳥獣(WB)アシスト・スケルトン(AS)を装着したのではないか、と」  ぼくは訝った。  そこまでの知恵は回るとして、そんな技術と道具をどこから――? 「少年には知らせていないが、彼の村はその後壊滅的な打撃を受け、バイト・オブ・ボーン――BoBの実効支配地域となった」  ソリチュード少尉が、深呼吸している。形の良い鼻から、ふぅー、と細く鋭い息を吐いていた。  ワグは、ぼくらの過去と重ねたのだろうか。少々、複雑な――眼輪筋に皺を刻んで、耐えるような表情をしていた。  ぼくはといえば、その少年が――決してぼくらとは違う感情を抱いているのだろうと考えていた。  ぼくらは意識して、自覚的に故郷を捨てている。  しかし宇宙に飛び出してまで助けを求めるほど郷土愛があるギナヴ少年に、ぼくらの物差しを押し付けることは決してできないし、やってはならない。  ぼくも、もうプロフェッショナル。訓練を終え、初陣。リクルートに違いはなくとも、こなすべき仕事は、やり通す。 「我々ドゥースス・パックスを含め、第一中隊すべてが出る作戦となる。だが、規模も装備も不明の相手に雁首揃えて戦闘をする気はない。  まして、軌道上から艦砲射撃なんてしたら、生き残りごとおしまいだ。  そう、BoBは生き残りを捕虜として残し、いわゆる〝肉の盾〟にしているんだ。無人機で爆撃なんかしたら、星間世論がうるさい。なにより、生き残りまで巻き込まれる」  肉の盾はずっとずっと昔からあった、テロリストの常套手段だ。  旧時代、ソル太陽系の――ぼくらのご先祖様の星が、まだいくつもの国家に分断されていたような時代。  デルタやSEALDsの暗殺リストに載るレイヤー・ワンたち――主に、中東地域のテロリストの親玉たちは、自身が住む屋敷に近隣の村人を、特に女子供を住まわせ、無人機のヘルファイア・ミサイルによる無差別爆撃から己を守った。  当時、世界の保安官を気取っていた国は、世論の顔色をうかがうのに必死だった。テロリストよりも、自国の民のSNS世論の方を気にし、恐れていたのだ。 「一つ、我々ドゥースス・パックスが先行・潜入。敵実効支配地域の半径百キロ圏内へ降下。  二つ、敵性勢力の規模、装備、配置を把握。  三つ、生き残りの人数、詳細な位置、周辺地形を特定・把握。  四つ、以上の情報を持って全員帰還すること。  いいな」 「おう!」  いきり立った傭兵たちが、唾を散らしながら怒鳴るように叫んだ。 「質問は」  大尉は毅然と、二十三人の部下を睨むように見回した。 「保護した少年は」質問したのは、ソリチュード少尉だった。 「肉体的な怪我はないが、精神的な摩耗が大きい。ゴノフ先生が診ている」  ゴノフとは、ガンズラック艦にいた最先任軍医の老人だ。ライオン系獣人――デルルワースズである。ゴノフ先生がロックラフズの言語も多少は話せることを、ぼくは知っている。 「他に質問はないようだな。二時間後のSST一四〇〇時までに往還機に乗り込め。それから時速八〇万キロで五日かけ、ダナム星へ向かう。我がスピアヘッド艦長からの訓示は、作戦前のお楽しみだ」  大尉はそう言った。

初回投稿日時:2026年2月27日 12:16

最終更新日時:2026年2月27日 21:16

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