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ゴースト・ストランデッド・ザ・ランナウェイズ

8 / 9

8分

   2 「なにか言うことがあるのでは」  大変ご立腹な様子で、イブはぼくとワグにそう言った。モニタの中の彼女は、仁王立ちで、わざわざ怒りを強調するためか獄炎のごときエフェクトまでつけている。 「おれたちが生きていることを喜んでくれよ」 「あなた達が生きて帰ることなど織り込み済みです。そんなこと計算などしなくとも――。いえ、無事で何よりです、マスター・ライス、ミスター・ヴァーグナー」  獄炎のバックグラウンドを消し去り、イブはそう言って、胸を撫で下ろす。 「しかし、思い切りましたね。いきなり傭兵になって返ってくるとは思いもしませんでした」  晩餐会の翌日。ぼくらは、入院中に整備をしてもらっていた愛機ナイトシェードに乗り込んで、所属先となる高速駆逐艦スピアヘッドに向かっていた。  先行するソリチュード少尉のシャトルを追いかけている。  操縦桿を握るのもかれこれ数日ぶり。久しぶりだが、ぼくの航法野は操縦桿を握りしめると、すぐに刺激され、励起する。  航法野が発達した人間は、傍目には高度な計算やら複雑な操縦をしているように見える一連の技術を、体感的に行っている――そんな、一種の超感覚的な状態に到達していることが多い。  ぼくもその一人だ。 「しかし以外でしたね、ワグにAM適性があるとは」  イブが、ワグが話したことの中でそれに一番驚いていることは確かである。 「おれもびっくりしたよ。宇宙船を飛ばせるだけの技術があるっつったって、ヴォルフみたいに体感的じゃあないからな」  ぼくはフットペダルを小刻みに踏んだり離したりしながら、「航法野っていっても、分野がことなる方向に発達するんだってね。ぼくは宇宙船に、ワグはAMの方に」 「では、ワグはこれから機甲科に?」 「そうなる。いちおうおれたちはアイアンバレッツ宇宙軍惑星降下部隊っていう立ち位置らしい。宇宙船等と、陸上戦闘の両方ができてやっと一人前だと」 「新兵の訓練期間は三ヶ月。でも、その間に実戦に同行して兵站、物資運搬、その護衛なんかを行う。訓練期間でも給金は出るんだって」  イブは、少し心配そうだった。 「そんな顔しないでくれ。頭金が払えれば、イブのボディを作れる。イブも、ぼくらと同じように肉体が手に入る」 「やっと、三人で触れ合える」 「それはとても嬉しいです。けれど……そのために、二人だけを危険な目にあわすなど……」 「じゃあ、イブがアンドロイドになったら、そのときはぼくらを支えてくれよ」 「頼むぜ」  イブは嬉しそうに、それから少し恥ずかしそうにはにかんだ。  ぼくは先方のシャトルからの通信を受け、スピアヘッドからのアプローチ許可を取るよう促される。  そうして、ぼくらは所属先の駆逐艦、その離着甲板へと降り立つのだった。  かぞえればほんの三年前。  たったの三年――三八ヶ月前。  ぼくたちは辺境のソル太陽系の第四惑星、マーズの田舎者だった。  穀物を育て、それを都市に献上し、なんとか日々をしのいでいるような。  閉鎖的、閉塞的。若者が出ていかぬように、頭でっかちの連中は洗脳に近い言い聞かせと教育を徹底していた。  しかしぼくとワグは、異端だった。正確には、ぼくの親父・ヴォルフリックと、AIイブニングが。  ぼくらは外の世界に触れる機会が――映像媒体や、伝聞系とはいえ――とても多く、郷の洗脳教育を跳ね除けていた。  だからぼくらは、郷の二〇〇〇名あまりを見殺しにすることに抵抗がなかった。  ぼくは右手足と右目を失い、それでも、ワグと――その時まだ行動をともにしていた親父に助けられながら、ナイトシェードに乗り込んだ。  原生鳥獣(ワイルド・ビースト)が郷を蹂躙するのを窓越しに見ていた。ぼくはその時、痛みで気が狂いそうで、他人に何かを思っているような余裕などなかった。  ただワグは、黒く歪んだ笑みを浮かべていたことは覚えている。  彼への性的暴行の多くは、その美貌のせいだった。  彼は、かつて己にされた様々な暴力が、郷の連中に跳ね返ったと喚いて、笑っていた。  ぼくは、すこしだけ。――そんなワグを、恐ろしいと思った。 〓  高速駆逐艦スピアヘッド。 「槍の穂先」の名の通り、この艦はガンズラック船団の先頭に立ち、行動する。  アイアンバレッツという巨大な傭兵団。そのいくつもある船団の一つ、ガンズラック船団。傭兵だから、艦隊、といっていい。まさに宇宙艦隊。  その一隻がこのスピアヘッドなのだ。  ぼくはその末端も末端の、下っ端。  巨大な組織、巨大な船の、ほんの訓練兵である。  といっても、無責任は許されない。  軍用の義肢を作って調整している間、ぼくはそれまでの義肢で訓練を行い、VRで模擬作戦に参加。  かれこれ一ヶ月もの間、ぼくとワグは苛烈な訓練をこなし続けた。  正直弱音を吐きそうになった。だが、ぼくらの腕前がめきめき上がっていることは明白だった。昨日までできなかったことができる。一週間壁に当たっていたことが、何かのはずみでぽんと飛び越え、こなせる。  その、達成感という最強の脳内麻薬が、ぼくらを励ます。  体力も、筋力も、射撃の腕も、確実に上がっている。  ワグはAM操縦をマスターし、ソリチュード少尉も認めるほどの腕になっていた。実戦でどれだけ動けるか――その段階まで来ているという。  ぼくは宇宙艇の操縦技術と、もう一つの技能である言語・文学的素養を買われていた。  つまり、部隊を現地民と接触し、通信連絡する――ロビュウ大尉と同じ、先行接岸通信(ストランド)兵としての教育を施されていた。  そして、ぼくらがアイアンバレッツに入隊して六週間が経った。 「神経接続を開始する。いいか、三つ数えたらつなぐぞ」  軍医のソル人青年――ネルド・ラーセン先生は、ぼくの新たな義肢を手に、なんでもないように言う。  あえて自然なふうに喋ったのは、こちらに緊張を持たせないためだろう。  義手と義足を接続。がちん、と音を立ててはめ込んだそれを、マニュピレータが専用のボルトを高速で回し、はめ込んだ。  あとはコンピュータで神経同調を開始すれば、可能な限り痛覚へのフィードバックを抑えた、「やさしい」神経接続が開始される。  義眼の方は、すでに神経接続済みである。こっちは最低限の機能アップデートでよかった。 「いち、に、さん」 「いっ――づ、っづ……!」  ばちん、と全身に鋭い針のような、とげとげした電流が駆け巡った。血管を――毛細血管に至るまで――大量のイガグリが猛烈に回転しながら、血管の壁を傷つけて、高速で駆け巡っている。そう伝えれば、この感覚の表現としては近いのかもしれない。 「大丈夫か、ヴォルフ?」 「平気です、先生」  ネルド先生は、ぼくより年上だが、まだ二十二歳である。  ()()()()寿()()()()()()()()()()()()()()()、二十二歳なんて言うのはまだまだ子供というのが、世間の認識。  とはいえ、軍隊の世界では、十代だろうが、()()だろうが、己の命に責任を持つ「大人」であることがあたりまえだ。  力を持つものは、責任を持たねばならない。  そういう意味合いで、少なくともこのアイアンバレッツでは、傭兵登録された「社員」を大人として扱う。 「動作確認。指を動かしてみろ」 「動きます。体感的なラグは一切ないです」 「神経同調は問題無し」  と、先生がぼくの耳元で指を鳴らす。それから、ライトを目に当てた。 「瞳孔、聴覚は異常なしか」 「手足の接続ですよね? なんで目と耳を?」  先生は白衣にライトをしまいながら、代わりに電子タバコを取り出してくわえる。 「義肢の接続時には神経回路が混線(コンバージェンス)することがある。稀にな。すくなくとも、普通に喋れて手足が動き、見聞きでき、……」  そこで先生は、テーブルのビーカーに注いであるコーヒーをぼくの鼻に近づける。  苦い。においだけで、顔にシワが寄る。 「嗅覚も正常だな。コーヒーは嫌いか?」 「甘いカフェラテなら好きです」 「そうか。テラル――ああ、ソリチュード少尉もそうだよ。彼女はデザートみたいにトッピングした、キャラメル・マキアートしか飲まない」  あの自他ともに厳しそうな少尉が?  意外だった。濃いエスプレッソを、完全なブラックで飲んでいるようなイメージだった。 「立ってみてくれ」先生は電子タバコをふかす。先端が、赤く光る。水蒸気を吸って吐き出すだけの本当に擬似的なものなのだろう。 「医療用と比べると、重心が……右に寄りますね」 「軍用はな。どうしても重たくなる。現場じゃあ、下手に軽量化したヤワなガラクタをくっつけるより、多少重くても、頑丈な方が好まれるんだ」  ぼくは改めて新たな手足を見た。  カーボン・ブラックの滑らかな義肢である。敵に居場所を知られるだけの照り返しは、一切ない。マットでぬるりとした質感。  電磁波吸収材を兼ねたつや消しを塗布している。ステルス性の高さは静音性にも現れている。恐ろしく滑らかに動く、カーボンと、合金素材の手足。  人工皮膚による「擬態」を一切視野に入れていない、無骨なデザイン。内部には、近接用のブレードユニット、緊急時のサバイバルキット、そして医療キットを備えている。  ちなみに、ロケットパンチなんかはできない。残念だ。 「先生、つかぬことを聞いてもいいですか」 「どうぞ。答えられることなら答える」 「この義肢、いくらくらいしますか」 「ふ……知ってどうする? そうだな……ジェヴァム工業の最新戦車がまるまる一台、買えるだろうな。全身を揃えたら、超最先端のステルス機並だよ。  同意書にもあっただろうが、アイアンバレッツを除隊する際には汎用義肢に取り替える。それは、うちの備品という扱いだから、買い取ってもらわない限りは、返してもらう」 「ぼくもワグもやめませんよ。すくなくとも、ロビュウ大尉が辞めるまでは」 「さすがの人望だな、大尉は」ネルド先生は微笑んだ。  ぼくは先生に礼を言うと、ラボを出た。  新しい義肢はすごく調子がいい。 「呼び出し、呼び出し。GS隊第一中隊第四小隊、ドゥースス小隊(パックス)各員、第二ブリーフィング・ルームへ急行せよ。繰り返す。GS――」  ぼくたちが呼ばれている。  急ぎ、しかし決して走らずに第二ブリーフィング・ルームへ向かった。

初回投稿日時:2026年2月26日 23:19

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