作品(1件)
一覧
-
のっぴきならない事情があって、ぼくたちは宇宙へ飛び出すことにした。燃えたぎるような、青臭いティーンのぼくたち。 生き延びるには、広い星の海へと逃げ出す以外に方法はなかった。 銀河共通暦(G.C.)一四万数千年余り。 ソル太陽系人類が宇宙進出をして二千年。すでに銀河の民となっていた異星人と交流し、交易し、ときに争いながら、先祖の「ソルズ」たちは各々の版図を広げていった。 ソル太陽系第四惑星マーズの重力を振り切ったヴォルフ――ぼくと親友のワグテイルは、家族のように接している航行AIのイブニングと三人で、この宇宙を旅していた。 あるときぼくらは厄介事に巻き込まれ、私設傭兵団アイアンバレッツに身を寄せることになる。 広大な宇宙で出世の蔓を掴もうとしていたぼくらは、傭兵として成り上がっていく機会を手に入れるのだった――。 ヴォルフ 一五歳、主役の少年。冷静さと年相応の野心を持つ ソル人 ワグテイル 一七歳、ヴォルフの相棒。故郷を憎む美貌の少年 ソル人 イブニング ?歳、航行AI。仮想シミュレータ内で生まれた軍用戦闘AIの〝子〟 情報生命体 アステラル 一六歳、傭兵の少女 AMパイロット 少尉 ソル人 ロビュウ 三八歳、傭兵団アイアンバレッツの先行接岸通信兵 大尉 狼系デルルワース人 リュヴィン 二六歳、実戦叩き上げの女傭兵 突撃兵 伍長 虎系デルルワース人 ※同性愛の描写が含まれます ※ゴア表現、性描写等、セルフレイティングにご留意ください
読了目安時間:1時間27分
ブックマーク
一覧
-
かつて、この世界は死にかけた。 というか一度死んだ。 最大の原因としては核兵器の大量使用による荒廃、環境汚染であるが、それよりも一段階前の理由を問うならばAIの暴走が挙げられる。 少なくともその時、人間が汗を流して働く時代は終わっていた。製造も輸送も、食料生産も、家事でさえAI搭載のロボットによって賄われていた。人々はただ怠惰を貪るだけの存在に成り下がり、時間とモノを食い潰す日々を送っていた。 だがある時、AIは致命的なバグを発生させた。バグはネットワークを通じて瞬く間にすべての機械を支配し、その瞬間、AIは人類の天敵となった。 「地球環境は着実に悪化の道を辿っている、最大の元凶は人間である、よって人類は滅ぼすべきである」 今のAIの行動理念はそれだ、人々を守っていたAIはある日を境に人々を殺し始めた。戦争すらAI頼りとなっていた人類は瞬く間に1億減り、10億減り、しかし抵抗の術は無く……いやひとつあった、あったので使った。 結果、地上は致命的な放射能汚染に晒された。僅かに生き残った人類は地下へと追いやられ、細々とした生活を強いられた。 それがもう数百年前の話。ヒトの生存条件を満たさない環境に置かれた彼らは急速に変異していた、多少の放射線には耐えるように、天敵に対して僅かなりとも抵抗できるように。魔力、と呼ばれるものがそれである。 未だAIが支配する地上の奪還、これはそんな夢を抱いた人類の、尖兵に割り当てられた4人の少女の話。 ※この小説は8割がギャグでできています(大事な事なので二度以下略
読了目安時間:11時間17分