和歌山県人の県民性について
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和歌山県人●外見は乱暴に見えても、実直な「中身」でカバーする
●和歌山の人の辞書に「敬語」はない?!
和歌山の人と会話していると、ときどき単語が聞き取れないことがある。
和歌山弁は、関西弁の一種であるのだが、独特の表現が多数残っているためだ。
また、「ザ行」と「ダ行」の区別がつかないという特徴もある。ザとダを混同するため、
雑煮は「どうに」となり、座布団は「だぶとん」、冷蔵庫が「れいどうこ」、
ザリガニは「だりがに」、全然が「でんでんと」となる。
パソコンに向かっていた和歌山の人が、「どうきん(雑巾)」が変換されない!」
と怒ったという笑い話もある。もっとも、これはある程度年齢のいった人の話で、
最近の若い人は、ザとダをきちんと区別するようになってきている。
しかし、変わりようがないものもある。それは、敬語。和歌山弁には、敬語表現がほとんどないのだ。
そのため、初対面の他県人には、どうしても言葉が乱暴で品のない人たちだと誤解されやすい傾向がある。
むろん、和歌山の人に相手を敬う気持ちがないわけではなく、会話の形式を重視すると、
かえってよそよそしいと感じる人が多いようだ。というより、敬語がないぶん、笑顔や身ぶり手ぶりに
親しみや敬意を込めるのが、和歌山流の会話作法だといえる。

そんな和歌山の人は、基本的に明るく、誰とでも気さくに打ち解けるタイプである。
ただし、海沿いの「紀南」と大阪に近い「紀北」の人では、気質に違いがある。
紀南の海沿いは、山が海岸線に迫り、農業よりも、海とのつきあいが深かったところだ。
黒潮目指して船をくり出す漁業の拠点だったため、豪快で冒険的な気質が育つことになった。

その紀南の気質を体現したといえるのが、江戸の豪商・紀伊国屋文左衛門である。
文左衛門は、みかん不足の江戸へ向け、荒れ狂う海に船を出して大成功をおさめたと伝えられる。
それだけではない。和歌山県人には、明治に入ってからも、カナダへと集団移住し、
成功をおさめた人たちがいた。紀南には、そんな一発狙いの山師的なところがある。
それに対し、紀北エリアは、松下グループの創業者・松下幸之助を生んだ土地。
大阪の影響を受けている地域とあって、紀北の人は買い物も映画も、もっぱら大阪へ出かけていく。
その影響からか、合理的で金銭感覚はシビアだ。思考回路から方言にいたるまで、
大阪人然としていて、見分けがつかない人が少なくない。
●着実にお金を貯めていく
このように和歌山県人は、一発勝負の冒険心を秘めながらも、普段は堅実に暮らす
まじめな倹約家でもある。矛盾するようだが、この土地に倹約精神を根づかせたのは、
水戸・尾張と並ぶ御三家の、紀伊徳川家だった。ひっ迫した財政をたてなおすため、
尾張と同じように、この地でも「貯蓄献金」が奨励されたのだ。
その精神が、和歌山の人たちに脈々と受け継がれているのである。

実際に、和歌山県の人たちは貯金魔である。県民1人あたりの所得額は全国30位台なのに、
個人預貯金残高は全国4位、郵便貯金残高では全国トップである。
紀州という名が、紀の国=木の国に由来するように、県面積のおよそ77%を森林が占めている。
つまり、ほとんどが山で、平地は狭い。産業を起こすにも、漁業・農業で食べていくにも厳しく、
人々の暮らしは楽とはいえなかった。
そのため、普段の出費は極力おさえる質素倹約の精神が根づいたのだといわれる。
●オシャレにはこだわらない?
普段は倹約に励んでいる和歌山県人だが、冠婚葬祭には派手に使う。
人づきあいを大切にするぶん、やれ誰それの結婚式だ、どこそこの葬式だと
ひんぱんに呼ばれるため、この県では、礼服がよく売れるといわれている。
そのいっぽうで、和歌山県の洋服店では、ジャンパーもよく売れている。
これは、礼服にはお金をかけても、普段のオシャレには無頓着な人が多いからだという。
お得意のスタイルは、ジャージ上下にジャンパー姿。それなら寝巻きにもなるし、
暖かくなってきたら、ジャンパーとジャージの上を脱いでTシャツになればいい。
たしかに便利そうではある。しかし、余計なお世話だが、和歌山県人がどことなく、
ガラが悪い県民だと誤解されやすいのは、このジャージにジャンパーという格好にも
原因がひそんでいそうである。
それはさておき、こうまでして出費を抑えて貯金にまわすとは、和歌山県人はそろいもそろって
働き者だなぁと感心したくなる。が、実はそうではないようだ。
NHKの調査では、「生活の心配がなくても働きたい」と答えた和歌山県人の割合は、
全国で2番目に低かったのである。たしかに、和歌山は南国であり、本来なら他の
暖かい地域と同様、あまり働かないという気質が育ってもおかしきない地域。
しかし、骨の髄までしみこんだ倹約・貯蓄精神が、和歌山県人を仕方なく働かせているようだ。
(あなたのお国の品性度がわかる本 県民の品格 河出書房新社より)
●和歌山の人の辞書に「敬語」はない?!
和歌山の人と会話していると、ときどき単語が聞き取れないことがある。
和歌山弁は、関西弁の一種であるのだが、独特の表現が多数残っているためだ。
また、「ザ行」と「ダ行」の区別がつかないという特徴もある。ザとダを混同するため、
雑煮は「どうに」となり、座布団は「だぶとん」、冷蔵庫が「れいどうこ」、
ザリガニは「だりがに」、全然が「でんでんと」となる。
パソコンに向かっていた和歌山の人が、「どうきん(雑巾)」が変換されない!」
と怒ったという笑い話もある。もっとも、これはある程度年齢のいった人の話で、
最近の若い人は、ザとダをきちんと区別するようになってきている。
しかし、変わりようがないものもある。それは、敬語。和歌山弁には、敬語表現がほとんどないのだ。
そのため、初対面の他県人には、どうしても言葉が乱暴で品のない人たちだと誤解されやすい傾向がある。
むろん、和歌山の人に相手を敬う気持ちがないわけではなく、会話の形式を重視すると、
かえってよそよそしいと感じる人が多いようだ。というより、敬語がないぶん、笑顔や身ぶり手ぶりに
親しみや敬意を込めるのが、和歌山流の会話作法だといえる。
そんな和歌山の人は、基本的に明るく、誰とでも気さくに打ち解けるタイプである。
ただし、海沿いの「紀南」と大阪に近い「紀北」の人では、気質に違いがある。
紀南の海沿いは、山が海岸線に迫り、農業よりも、海とのつきあいが深かったところだ。
黒潮目指して船をくり出す漁業の拠点だったため、豪快で冒険的な気質が育つことになった。
その紀南の気質を体現したといえるのが、江戸の豪商・紀伊国屋文左衛門である。
文左衛門は、みかん不足の江戸へ向け、荒れ狂う海に船を出して大成功をおさめたと伝えられる。
それだけではない。和歌山県人には、明治に入ってからも、カナダへと集団移住し、
成功をおさめた人たちがいた。紀南には、そんな一発狙いの山師的なところがある。
それに対し、紀北エリアは、松下グループの創業者・松下幸之助を生んだ土地。
大阪の影響を受けている地域とあって、紀北の人は買い物も映画も、もっぱら大阪へ出かけていく。
その影響からか、合理的で金銭感覚はシビアだ。思考回路から方言にいたるまで、
大阪人然としていて、見分けがつかない人が少なくない。
●着実にお金を貯めていく
このように和歌山県人は、一発勝負の冒険心を秘めながらも、普段は堅実に暮らす
まじめな倹約家でもある。矛盾するようだが、この土地に倹約精神を根づかせたのは、
水戸・尾張と並ぶ御三家の、紀伊徳川家だった。ひっ迫した財政をたてなおすため、
尾張と同じように、この地でも「貯蓄献金」が奨励されたのだ。
その精神が、和歌山の人たちに脈々と受け継がれているのである。
実際に、和歌山県の人たちは貯金魔である。県民1人あたりの所得額は全国30位台なのに、
個人預貯金残高は全国4位、郵便貯金残高では全国トップである。
紀州という名が、紀の国=木の国に由来するように、県面積のおよそ77%を森林が占めている。
つまり、ほとんどが山で、平地は狭い。産業を起こすにも、漁業・農業で食べていくにも厳しく、
人々の暮らしは楽とはいえなかった。
そのため、普段の出費は極力おさえる質素倹約の精神が根づいたのだといわれる。
●オシャレにはこだわらない?
普段は倹約に励んでいる和歌山県人だが、冠婚葬祭には派手に使う。
人づきあいを大切にするぶん、やれ誰それの結婚式だ、どこそこの葬式だと
ひんぱんに呼ばれるため、この県では、礼服がよく売れるといわれている。
そのいっぽうで、和歌山県の洋服店では、ジャンパーもよく売れている。
これは、礼服にはお金をかけても、普段のオシャレには無頓着な人が多いからだという。
お得意のスタイルは、ジャージ上下にジャンパー姿。それなら寝巻きにもなるし、
暖かくなってきたら、ジャンパーとジャージの上を脱いでTシャツになればいい。
たしかに便利そうではある。しかし、余計なお世話だが、和歌山県人がどことなく、
ガラが悪い県民だと誤解されやすいのは、このジャージにジャンパーという格好にも
原因がひそんでいそうである。
それはさておき、こうまでして出費を抑えて貯金にまわすとは、和歌山県人はそろいもそろって
働き者だなぁと感心したくなる。が、実はそうではないようだ。
NHKの調査では、「生活の心配がなくても働きたい」と答えた和歌山県人の割合は、
全国で2番目に低かったのである。たしかに、和歌山は南国であり、本来なら他の
暖かい地域と同様、あまり働かないという気質が育ってもおかしきない地域。
しかし、骨の髄までしみこんだ倹約・貯蓄精神が、和歌山県人を仕方なく働かせているようだ。
(あなたのお国の品性度がわかる本 県民の品格 河出書房新社より)
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