ソフトバンク・上沢直之 右のエースとして「去年の自分の成績全部超えられるようにやっていけたら」/タイトル獲得宣言
プロ14年目を迎える今季。上沢直之が無縁だったタイトルについに手を伸ばそうとしている。「タイトルを獲れる人って限られている。野球選手をやっていたらタイトルを獲りたいなってのはある」。日本復帰1年目の昨季は12勝をマーク。はっきりとした結果を残したからこそ、クールな右腕が見せた欲だった。 【選手データ】上沢直之 プロフィール・通算成績 中でも意欲を示すのが、奪三振のタイトルだ。昨季途中に杉山一樹らを参考にフォークをより落差のある球に改良。後半戦は57回で60奪三振と、イニングを上回るペースで三振の山を築いた。NPB通算の奪三振率は7.33で、「三振は無縁と思っていた」と打たせて取るスタイルの投球から変貌を遂げたのが昨季。今季は180イニングを目指す右腕にとって、奪三振王は十分視野に入ってくるタイトルだ。 フォークを進化させ、次に目指すは力強い直球。宮崎・生目の杜運動公園で行われている春季キャンプのブルペンでも、初日から力強い直球を投げ込む姿があった。出力アップを目指し、右脚のためを何度も確認。体重も3キロ増やすなど、取り組みは順調だ。「平均球速を1キロでも上げられたらいい」とテーマを設定している。 日本ハム時代を含め、エース級の活躍を見せながらも無冠だった右腕。今季は「去年の自分の成績全部超えられるようにやっていけたら」と目の色を変えて臨んでいる。「そこ(奪三振王)を目指したことは一回もなかった」と振り返る男が、今季は高らかに宣言したキャリアハイ宣言。その勲章としてタイトルを獲る。その純粋なエゴが、今季の上沢をさらに高いステージへと押し上げるに違いない。 写真=BBM
週刊ベースボール