歌手の本田美奈子.さんが急性骨髄性白血病で38歳で逝去してから、11月6日で20年になる。順調にキャリアを重ね、海外志向も強くなっていた本田さんが病に倒れたのは2005年の1月12日のことだった。
【写真多数】本田美奈子.さんは家族やファンに笑顔を見せていた
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病気の細かなことについては…
本田さんの妹の律子さんは、当時についてこう話す。
「お母さんから電話が来て、『お姉ちゃんが急性骨髄性白血病なの』と伝えられました。医師の話を家族で聞いたときは、みんなで泣いていました」
本田さんはすぐ気を取り直し、「頑張るから大丈夫よ」と話していたという。
「ギャーギャー泣き叫んでもおかしくない状況なんですが、人のことを一番に考える人なんです」
無菌室に緊急入院することになった本田さん。律子さんもお見舞いに通ったが、直接会うことはできず、病室のガラス越しに電話で話していた。準無菌室に移ってからは直接、会えるようになり、手料理を差し入れた。
「私の作った『ミネストローネ』を持って行ったら、すごく喜んで食べてくれた。栄養満点のスープだから、1杯食べたら栄養が取れるんですよ。免疫が下がっているから、作ったときは急いで冷凍して、病室の電子レンジで、チンして温めていました」
病室にはパソコンがあったが、インターネットは繋がなかったという。
「お姉ちゃんが病気について調べると……と。私たち家族は仲がいいので、それまでは隠し事はなかった。お姉ちゃんとも『秘密はやめようね』と約束していたんです。だけど、白血病の中でも稀だった病気の細かなことについては言えず、辛かったですね」